2022年10月11日(166号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、中信森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」10月号(第223号)
3.公売・入札情報
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
『槍・穂高、常念連峰における登山道の維持補修活動』中信森林管理署長 石橋 岳志
日本の屋根北アルプス。その中でも登山者に特に人気が高いのが槍・穂高、常念連峰です。この山岳地帯は明治維新を経て、松本藩有林から官有林、国有林となり、現在は中信森林管理署が森林管理を担っています。
中でも上高地を流れる梓川一帯は、大正5年に「上高地学術参考保護林」に指定し、昭和9年に中部山岳国立公園に指定される以前から、高山植物や亜高山帯の森林を保護してきました。
毎年、多くの登山者がこの地の特徴である岩と雪の山岳景観や高山植物、原生的な森林、そして三千メートル級の峰々を目指して登山に訪れます。登山に必要不可欠な施設として登山道があります。その維持補修活動について紹介したいと思います。
この地の登山道の維持補修活動は地域関係者により組織的に取り組まれてきました。それが「北アルプス登山道等維持連絡協議会」で、昭和56年に当時の安曇村、松本営林署、山小屋関係者等により組織されました。かれこれ40年にわたりを活動を続けています。現在は、松本市、安曇野市、自然公園財団、北アルプス山小屋友好会、環境省、中信森林管理署が役割を分担しながら、計画的に登山道の維持補修活動に取り組んでいます。
山岳現場における登山道の維持補修活動は、山小屋が路線を分担して行っており、自治体からの支援がありますが、山小屋の負担が生じているのが現状です。これに昨今のヘリコプター輸送費の上昇、さらには新型コロナウィルス対策として宿泊定員の削減など、山小屋による登山道の維持補修活動は厳しさを増しています。
そこで昨年度から、環境省が中心となって登山者に協力金を呼びかける実証実験を始めたところです。取組の名称は「北アルプストレイルプログラム」です。一口500円から協力いただけます。皆さんの中にも槍・穂高、常念連峰ファンがいらっしゃると思います。協力金は登山道の維持補修活動と道標の整備に充てられます。将来にわたって登山を楽しんでいただけるよう、協力金への協力をお願いします。
2.広報「中部の森林」10月号(第223号)
「森林技術・支援センター落成式」などを掲載しています。
シリーズ「森林官からの便り」、「私の森語り」、「今は昔の林業」、「中部の保護林」、「国有林モニターのご紹介」等も掲載中です。
【特集】
〇森林技術・支援センター落成式
【局トピックス】
〇独立基礎型流木捕捉工」による流木の捕捉状況等について
【各地からの便り】
〇王滝小学校教職員研修」「王滝小学校森林教室」を実施
〇歴代最高値を更新!信州プレミアムカラマツを出品
〇「みよし市友好の森ふれあいツアーに参加」
〇登山道の安全確保など実施森林合同パトロール実施
〇大学生のインターンシップを実施
〇駒ヶ岳植生復元作業を実施
【シリーズ】
〇「私の森語り」【2022ミス日本みどりの女神 成田 愛純】
〇「森林官からの便り」 【中信森林管理署 松川森林事務所 森林官 坂井 晃】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」 【馬】
〇「中部の保護林」【美ヶ原】
〇国有林モニターのご紹介
☆詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/mailmaga/backnumber/index.html
編集長だより
10月は、「木材利用促進月間」です!
日本の国土面積の3分の2に当たる約2,500万ヘクタールは森林で、森林の蓄積は人工林を中心に、毎年約6,000万m3増加しています。
森林で育てた木材を建築物等に活用することで、資源の循環、地球温暖化防止、国土保全といった公益的機能の発揮や林業・木材産業の振興による地域経済の活性化等に繋がることが期待できます。
また、使い捨てのスプーンやストローを紙製にするなど、脱プラスチックの動きは着実に進んできているように思います。
育てることができる資源である木材、これからも日々の暮らしに取り入れてください。
そして、森林資源である木材を活用するためには、林業従事者のみなさんの力が必要です!
なかなか見ることができない、みなさんの日々の姿のフォトコンテスト☆
たくさんの写真が届くのを楽しみにしております(^-^)
★「林業従事者写真コンテスト」についてはこちらから⇒ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/photo-goodwoodworkers.html
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