各地からの便り【令和7年4月26-27日】
令和7年4月26日~27日 「ミスみどりの大使」が一日中信森林管理署長として国有林の現場を視察
【中信森林管理署】
4月26日から27日「みどりの大使」の佐塚こころ氏が「一日中信森林管理署長」として管内の視察を行いましたので、2日間にわたる活動の様子を紹介します。
26日
26日(土曜日)は一日署長就任に先立ち、森林整備、治山事業の重要性について理解を深めるため、長野県松川村と安曇野市の現場へ向かいました。
1芦間川治山事業地および本数調整伐実施箇所(松川村馬羅尾国有林)
昭和31年から治山事業が継続されている芦間川流域において流木対策スリットダムを見学し、その役割について、隣接する間伐実施箇所では間伐の効果や治山事業の重要性について説明を受けました。


2森林整備事業箇所(安曇野市唐沢国有林)
複層伐実施箇所を視察し、多様な森林づくりに向けた取組について説明を受けました。


3中信木材センター見学と若手職員との意見交換(安曇野市)
木材流通拠点である中信木材センターで、伐採された木材が用途に応じてどのように販売されていくのかについて説明を受けました。また、若手職員とみどりの大使との意見交換も行われ、複層伐箇所の視察をうけ、生物多様性と木材生産の両立が話題となり、「多様性に配慮した木材」という付加価値について提案がありました。大使へ、職員だとしたらどんな仕事をしたいか質問すると、木材販売の分野に興味があるとの回答がありました。


27日
27日(日曜日)は一日署長として上高地開山祭へ出席し、中信森林管理署の果たす役割や事業についてPRを行いました。
1高塚署長からの業務引継の様子


2上高地開山祭への出席(YouTubeインタビュー参加)
祭事での一日署長としての挨拶のほか、地元関係者と懇談し、国有林と地域との関わりについて理解を深めました。

3六百沢治山事業地(上高地国有林)
多くの観光客が訪れる河童橋からほど近い梓川に注ぐ渓流で昨年7月に発生した土石流災害箇所において、厳冬期に応急復旧工事を実施した現場を視察し、上高地の自然や観光客の安全を守る治山事業の重要性について説明をうけました。また、現場代理人から、施工の困難さや苦労などを聞くとともに、安全についての指導を行いました。


4上高地園地内カラマツ林
カラマツ精英樹を見ながら、景観に配慮すべき地域での人工林管理について理解を深めました。


一日署長の終了時、みどりの大使からは、「初めて本格的な現場を見た。今回の一日署長で見聞きした森林整備や治山事業が果たす役割の重要性について、今後の活動でも伝えていきたい。」との感想がありました。
今回の現場での説明は、いずれも署の若手職員が行いました。事前に同僚からアドバイスを受けつつも、各現場では、大使に事業の内容を理解してもらえるよう、各自が説明方法に創意工夫を重ねており、今回のみどりの大使視察は若手職員にとってもよい機会となりました。みどりの大使、若手職員ともに今後の活躍を期待しています。
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