令和6年10月21日(月曜日)【立山】
今年のGSS活動も残すところ2日。例年ならば室堂は既に雪景色となり人影もまばらですが、今年は雪の気配は遠く、天候に恵まれた本日は室堂駅付近だけではなく立山から別山の稜線上にも人の影が見えます。 そんな中、6月に設置した仙洞杉および室堂ターミナル前の案内看板の撤収作業を行いました。


多くの方々がご覧になる看板が来年もきちんと使用できるようにきれいに整備しながら片づけました。
令和6年10月10日(木曜日)【立山】
この秋一番の冷え込みとなった本日、例年よりも遅い初霜が降りた室堂平では彩り豊かな秋から冬に向かいつつあり、紅葉前線は弥陀ヶ原や黒部平まで降りてきています。


来年に再びきちんと使用できるように、補修をしながら室堂平の看板やグリーンロープの撤収作業を進めています。

令和6年10月10日(木曜日)【宇奈月】
越中駒ヶ岳に至る登山道について状況を確認してきました。
登山道の状況把握 登山道維持のための刈払い等については、関係者により行われています。危険な箇所等は見当たりませんでした。



越中駒ケ岳山頂からの眺望 晴れていると眺望がすばらしいです。ただし、登山道の距離が長いので早めの出発が必須です。

令和6年10月2日(水曜日)【宇奈月】
北又登山口から5合目までの登山道のグリーンロープの撤去及び危険個所の状況確認を行いました。
危険個所の状況把握 次年度以降に整備すべき箇所を把握しました。特に下山時、足が疲れていると危ない箇所を中心に確認しました。


グリーンロープの撤去状況 グリーンロープを撤去しました。

登山口の99段の階段 下山時、最後に登ることになります。疲れている足が悲鳴を上げます。99段ありますので1段、2段・・・と数えて気を紛らわせしましょう。

登山口の吊橋 下見ると少し怖いです。揺れるし。

令和6年10月1日(火曜日)【立山】
室堂平では未だ初雪の気配は遠く、10月初めとは思えないような気候が続いていますが、夜の気温は徐々に下がり9月の末より急激に植物の色づきが進みました。

一部では燃えるような紅色の葉が地面を美しく染め上げています。

また、生き物たちの姿はまばらになって来ましたが、ホシガラスが木の実を探してあちこち飛び回っていました。

例年ならば今頃既に雪の心配をしている頃。今年はまだまだ暑いですが、標高の高いところから順にグリーンロープや看板の撤収作業を始めています。

雪と一緒に流されないようにベンチの下や岩陰等に置いていきます。

令和6年9月17日(火曜日)【立山】
未だに太陽が出ると汗ばむような気候の室堂平ですが、沿道に咲く花はわずかとなり草が黄金色に色づいてきています。


紅葉の盛りまではまだまだです。 今年の登山シーズンも残りわずかとなって来ましたが、補修が必要な看板はまだまだあります。来年以降もきちんと看板が立てられるように補修を進めています。

令和6年9月10日(火曜日)【立山】
本日はブナの結実調査を行いました。ブナの豊凶を明らかにする資料とするために、双眼鏡で実がどの程度ついているかを見ていきます。

どんぐりの上に虫がいました。工作に使うためにどんぐりを拾って置いておいたら、いつのまにかイモムシが沸いていることがあります。その正体の一種がこちら、ゾウムシの仲間です。

長い口でどんぐりに穴をあけて卵を産み、枝ごと地面にドングリを落とします。枝についたまま青いドングリが落ちているのは、多くがこの虫の仕業です。
令和6年9月4日(水曜日)【宇奈月】
北アルプスの唐松岳山頂周辺の登山道について点検・整備等を行いました。
グリーンロープと看板 関係者により整備されていますが、念のため必要な点検・整備を行いました(グリーンロープと看板の整備前・後)。


登山道の状況 危険な箇所はありませんでした。

登山道利用の自粛 唐松岳~祖母谷間の入り口付近にある看板です。 唐松岳頂上山荘の方の話によりますと、登山者のみなさんは大変良く御存じで間違って祖母谷へ向かう方は皆無とのこと。 なお、本山荘の受付にも同様の周知文が貼ってあります。

令和6年8月26日(月曜日)【立山】
休日中台風の情報に一喜一憂しつつ迎えた本日は、思いがけず天候に恵まれたため古い看板を新しいものに変えたりグリーンロープの設置を行いました。


浄土山方面では3羽のヒナを引き連れたライチョウの母親が、夢中になってエサを啄むヒナたちに代わり周囲を警戒しながら歩き回っていました。

また、夏から秋にかけて写真のような巣立ち直後のヒナが岩やハイマツの陰に隠れていることがあります。 こちらの写真は望遠で撮影しトリミングしています。

鳥のヒナは、巣を出た後もしばらく親鳥から食べ物を貰いながら、飛ぶ練習やエサの捕り方の練習をして暮らしています。近くに人がいると親鳥が警戒してヒナに近づけなくなってしまうため、見つけた時はそっとその場を離れてあげてください。
令和6年8月23日(水曜日)【立山】
室堂平で立山美化清掃大会が行われ、富山森林管理署も参加しました。

最近はからりと晴れる日が少なく、空気もすっかり秋めいて半袖では肌寒いくらいの日が続いていましたが、本日は富山の海まですっきりと見える晴天の下久しぶりに夏の暑さを感じながらの作業になりました。

作業中、ササが花を咲かせているのを見つけました。

ササが咲くのは一生のうちたった一度きり。文献によって数十年とも百数十年とも言われる長い時を経て一斉に花を咲かせた後、種をつけて枯れてしまいます。
令和6年8月19日(月曜日)【立山】
本日は今にも雨が降りそうな空の下、弥陀ヶ原方面の巡視を行いました。

古くより信仰の場として多くの人が訪れていた立山には、今も一部の祠が残っています。

また、弥陀ヶ原は大日平とともにラムサール条約に登録された湿地です。点在する小さな池や水たまりを頼りに生きる、室堂周辺とは違った生き物達を見ることができます。



令和6年8月7日(水曜日)【宇奈月】
北又登山口から5合目までは、登山道が急で危険個所も多いので整備しました。
休憩ポイントの危険個所にグリーンロープを設置しました。



鉄のへの字型杭につまづいたりすると大変危険なので赤色のスプレーで目立つようにしました。



1合目と2合目の間に野猿の群れがいます。 威嚇してくることもあるので、目を合わせないようにして手早く通り過ぎましょう。

令和6年7月31日(水曜日)【立山】
昨今猛烈な夏の暑さが話題になりますが、ここ室堂平では無縁の話。半袖で山々を眺めていると肌寒ささえ感じる陽気の中、折れ曲がった杭や古いロープを新しいものと交換しながら植生保護のためのグリーンロープの設置を進めています。


また、花の季節は刻々と移ろい、一部の花は既に盛りを過ぎた一方で咲き始めたばかりの種類もあります。まだしばらくは花見を楽しめそうです。



令和6年7月29日(月曜日)【立山】
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、雲の隙間から時折陽の光が差す室堂平にて、グリーンパトロールの隊員と協力して植生保護のための看板の補修・再設置を行いました。

看板は木でできているため、経年劣化によって傷んでしまいます(腐食して折れてしまった看板)。

そこで、腐食が進んだ部分を交換したり、板を使って補強することで再び使用できるようにしています。

令和6年7月23日(火曜日)【立山】
7月はぐずついた天気が多かった室堂平ですが、久しぶりに青空の元活動を行うことができました。
8月19日から活動を開始した高山植物保護パトロールの隊員達とともに、植物保護のためのグリーンロープの設置や雪渓切りを進めています。

また、室堂平周辺では高山植物が見ごろを迎えています。写真撮影や植物観察の際は足元の植物たちに注意をお願いします。



令和6年7月8日(月曜日)【立山】
ここのところ悪天候が続く室堂付近。濃霧の中まだまだ雪渓が残る登山道の整備を進めています。

ふと横を見ると、夏の装いとなったライチョウのメスが木の陰にひっそりと佇んでいました。

令和6年7月6日(土曜日)~7日(日曜日)【宇奈月】
北又からイブリ山へ向かうルートにて ミズバショウの群生です。

朝日平にて 多くの高山植物が生えています。 指定されていない箇所へは立ち入らず、踏み荒らさないようにしましょう。

令和6年6月19日(水曜日)【立山】
室堂平にて、動植物の保護などのためにグリーンロープと案内看板の設置を行いました。

室堂駅周辺にもまだまだ雪が残っていますが、少しずつ高山植物も咲き始めています。

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