このページの本文へ移動

中部森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    美ヶ原GSS活動報告【令和7年】

     


    令和7年

    9月

    8月

    7月

    6月

     

    令和7年9月26日(金曜日)

    今日は爽やかな秋晴れで、思い出の丘まで美化活動を行いました。


    武石峰にて。シカによりマツの樹皮が食害を受けていました。


    ヤマトリカブト
    茎の高さは0.6~2m、林縁では斜上し草原では直立します。花の長さは3~4cmで、上から順に咲きます。


    ナナカマドと袴越山と秋の空
    山地帯~亜高山帯の林内に生える落葉高木で高さは7~10m、樹皮は灰色を帯びた暗褐色で、果実は垂れ下がってつき、直径約6mmの球形で赤く熟します。

    令和7年9月21日(日曜日)

    チョウセンゴミシの実(トレイルコース袴越上部~美ヶ原線)
    朝鮮五味子。朝鮮から伝わり日本にも自生します。球紅果であり甘・酸・辛・苦・塩の五味。


    少しずつきのこが出始め、秋を感じ始めました。


    ミズナラの虫こぶの様子。

    令和7年9月17日(水曜日)

    焼山の遊歩道。遊歩道沿いで道が整備されていました。背丈の伸びたササには多くの苦情があったようで、刈り払いにより見通しが良くなり歩き易くなりました。


    塩くれ場から王ヶ頭ホテルの東側。美化活動を行うと相変わらずタバコ吸い殻が落ちていました。山火事の防止対策として携帯用の灰皿などを利用しましょう。


    登山に来られていた方にお声がけをし、ガイド活動も行いました。


    アルプス展望コースのノコンギク
    山野にごく普通に見られる多年草。茎は高さ0.5~1mになり、葉とともに短毛が密集してざらざらします。花期は8月~11月。

    令和7年9月5日(金曜日)

    本日は雨天の中での巡視活動。美し塔、台上の牧柵内の遊歩道は雨天のため誰もいません。
    粛々とゴミ拾いを実施します。


    雨でガスもかかり、遠方の山々がかすみます。


    アルプス展望ルートの途中で見た乳牛たちは、皆まとまり風の当たらない場所に移動していました。


    シカの食害にあったノアザミ。アルプス展望ルートで花が付いていたアザミは2株だけでした。

    令和7年9月3日(水曜日)

    令和7年度も中信森林管理署でインターンシップ体験があり、3名の学生が申込されました。インターンシップ2日目は、「高山植物保護活動」について署内で概要説明を受けた後、標高約2,000mの美ヶ原に移動し、高山植物パトロールを実施しましたので、Kさん(女性)、Sさん(女性)、Mさん(男性)からその様子を語っていただきます!

    【インターンシップ生のコメント】
    [K さん(女性)コメント、原文のまま]
    インターンシップ生と中信森林管理署職員で遊歩道沿いの美化活動を行いました。ポイ捨てされたと思われるものから落とし物と思われるものまで様々なものが見られました。


    遊歩道近くで休む放牧牛。
    多くの観光客がこの場所で写真撮影をしていました。写真左奥にはうっすらと八ヶ岳連峰が写っています。


    [S さん(女性)コメント、原文のまま]
    王ヶ頭の道端でキアゲハの幼虫を見つけました。大きさは約5cmほどでセリ科の植物にしがみついています。


    王ヶ頭で見られるこの岩は、輝石安山岩でできており、板が重なったような節理を持つことから板状節理と呼ばれています。


    [M さん(男性)のコメント、原文のまま]
    トレーディングカードを使用して、高山植物保護活動の呼びかけの様子

    令和7年8月24日(日曜日)

    王ヶ頭の牧場付近。


    塩くれ場トイレ付近で美化活動


    茶臼山への遊歩道で、こんな場所に2L ペットボトルが放棄されていました。山に持ち込んだ物は持ち帰りましょう。


    王ヶ鼻山頂(2,008m)、松本盆地を一望することができるため多くの人で賑わっていました。


    アキノキリンソウ
    日当たりのよい山野に生える多年草で高さ30~80cmになります。根生葉はふつう花期には、枯れてなくなります。茎葉は長さ7~9cmの卵状楕円形で基部は細くなって葉柄の翼につながります。

    令和7年8月20日(水曜日)

    遊歩道がササで覆われています。登山者の多い天狗の露地ではヤブコギ状態で進むのが大変です。


    美化活動でビールの空き缶を回収。


    ウメバチソウ(天狗の露地)
    今が盛りです。山野の日当たりのよい湿地に生える多年草。根生葉な数個が束生し長い柄があります。花茎は高さ10~40cm、茎頂に直径2~2.5 cmの白色の花が1個、上向きに開きます。


    マルバダケブキの群生
    黄色の花の群生が見えますでしょうか?
    深山のやや湿り気のある草地や林縁に生える多年草。茎は高さ0.8~1.2cm。基部は太さ約3cmにもなります。


    ダイモンジソウ
    王ヶ鼻で、岩の間にひっそり咲いていました。
    大文字草。花が「大」という字に似ています。山地の湿った岩上に生える多年草で、花茎は高さ10~30cm。

    令和7年8月15日(金曜日)

    ボタンヅルの花(林道美ヶ原線)
    葉がボタンの葉に似ていることに由来します。日当たりのよい山野に生えるつる性の半低木。小葉は長さ3.5~7cmの広卵形で先は鋭くとがり、不揃いに鋸歯があります。


    美ヶ原電波塔の遠望。手前の樹木を見ると、強風のため枝が左側に偏って張っており、厳しい生育環境であるのが分かります。


    キジの若鳥を目撃


    袴越山コースではロングトレイルのため、要所要所に目印の赤テープが付いています。鹿道に迷いこまないように注意!

    令和7年8月7日(木曜日)

    本日は高山植物等保護対策協議会の美ヶ原地区合同パトロールです。暴風雨だったため少数人で実施しました。雨でさらに強風…寒くて気温も10度以下くらいに感じました。


    少人数で3グループに分かれ美化活動を行います。こちらのグループは美ヶ原自然保護センターから王ヶ頭に向かいました。


    雨の中のオヤマリンドウ
    亜高山帯の草地などに生える高さ20~50cmの多年草。葉は対生し、広被針形または狭卵形で長さ3~6cm、裏面は粉白を帯びます。


    朝から雨降りでしたが、昼過ぎには晴れ間が出ました。山の天候は変わりやすいのでしっかり装備を準備することが大切です。

    令和7年8月1日(金曜日)

    本日は晴天で、思い出の丘から御嶽山、乗鞍、穂高など3,000m 級の山岳が素晴らしく眺めることができました。


    コオニユリ


    シャジクソウ
    車軸草。和名は放射状に出る小葉から由来します。乾いた山地草原などに生える多年草で高さ15~50cm。葉は互生し掌状複葉で小葉は長さ2~5cm。花は紅紫色で蝶形花。

    令和7年7月27日(日曜日)

    シカの食害から高山植物の保護することを目的として設置している電気柵の電圧を計測します。


    電気柵内では高山植物や蝶も乱舞しています。


    美ヶ原自然保護センターから焼山までの登山道でグリーンロープを張り直しました。


    休憩中の登山者に、美ヶ原自然保護センターまでの道をガイドしました。

    令和7年7月18日(金曜日)

    コウリンカ(駒越から武石峰の遊歩道)
    日当たりのよい山地草原に生える多年草。高さ50~60cm、上部は綿毛が多く濃橙黄色の舌状花は長く垂れ下がります。


    コウリンカ越しの浅間山


    ハイキングをしている方にコースを案内しました。


    トモエソウ
    山地や丘陵に生える多年草で全草無毛。花弁がよじれて巴状となります。

    令和7年7月13日(日曜日)

    塩くれ場にて。牛の向こう側に北アルプス穂高連峰が見えます。


    オトギリソウ
    山野から亜高山に生え高さ20~60cmの多年草。基部は茎を抱き黒点が多い。


    烏帽子岩から眺めを楽しむ人々(美ヶ原ロングトレイルアルプス展望コース)


    テガタチドリとキアゲハ(思い出の丘)

    令和7年7月4日(金曜日)

    リスが道路に飛び出してきて、夢中に何かを食べていました。


    焼山と駒越の間で張られているグリーンロープが緩んでいたので調整しました。


    ウスユキソウ
    エーデルワイスの仲間。山地の岩のすき間や乾燥した礫地に生える多年草。茎は高さ25~50cm。


    テガタチドリ
    亜高山帯~高山帯の草地に生え、高さ30~60cm。和名の「手形」は塊根の形によります。

    令和7年6月23日(月曜日)

    ニホンジカの食害を防ぐために植物の周りに網が張られています。


    6月下旬、満開のレンゲツツジ


    美ヶ原台牧場にて。若草を喰らう乳牛の雌たち

    令和7年6月20日(金曜日)

    本日は美ヶ原地区グリーンサポートスタッフの活動の初日です。
    袴越のレンゲツツジはもう咲き始めています。


    パトロール中来訪者へのガイド。来訪者とコミュニケーションを図ることも安全活動のひとつです。


    ゴゼンタチバナ
    亜高山帯~高山帯の林床に生える多年草。花は黄緑色、葉は4輪生または6生状。


    ハクサンフウロ
    日本固有、亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ30~80cm。