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中部森林管理局

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    乗鞍(中信)GSSの活動報告【令和3年】

     

    令和3年10月

    令和3年9月

    令和3年8月

    令和3年7月

    令和3年6月

     

    令和3年10月11日(月曜日)

    北アルプスの展望見事でした。
    県外からの登山ツアー団体数組ありました。(関西方面より)

    剣ヶ峰(東大専用道路より)


    畳平方面(摩利支天岳より)


    奥穂高岳(摩利支天岳より)

    令和3年10月5日(火曜日)

    自転車らしきゴミが落ちていました。
    登山者・カメラマン・自転車の方より声かけられ、山や紅葉
    の案内をしつつ作業を行いました。ゴミが多く「お疲れ様」
    のねぎらいの声も多くいただきました。

    チングルマ
    株によってはピンク色の綿毛がカワイイものもまだ沢山あり
    ますが、白くなって風に吹かれていると物悲しいです。

    スキーヤー(大雪渓にて)
    上部に僅かに残った雪の中、紅葉を物ともせず滑っています。

    ロープ下げ作業(大雪渓登山道)

    草木の紅葉(大雪渓登山道)

    名残のイワツメクサ

    ゴミ(下着)の投棄
    エコーライン沿、大雪渓下流のグリーンロープ内に落ちていました。
    理由は分かりませんが大人男性下着でした。回収して処分しました。

    令和3年10月3日(日曜日)

    紅葉シーズンの為、道路脇のカメラマンがかなり多いです。
    好天もあり登山者もかなり多く、行列ができるので他の登山者
    を誘導しました。

    エコーラインの紅葉(東大専用道路から)

    剣ヶ峰口
    緊急事態宣言解除の影響により登山道に渋滞が発生しました。

    頂上
    頂上小屋より上に記念写真を待つ列ができました。

    畳平の観光バス
    久しぶりの観光バスです。

    北アルプス方面(魔王岳より)

    令和3年9月27日(月曜日)

    今年の紅葉はナナカマドの発色が今イチです。
    夏の天候不良が原因と考えられます。

    位ヶ原の紅葉(位ヶ原登山道)


    位ヶ原の紅葉(県境方面)

    令和3年9月22日(水曜日)

    ナナカマドの紅葉




    ホシガラスの食事の跡
    写真はホシガラスの食事をした跡の物です。
    冬期の食物やヒナの食物の多くは貯食したハイマツやゴヨウマツ
    などの種子です。
    「貯食」というのは、カラス科の鳥ではしばしば見られる行動で、
    手に入れた食べものをすぐには食べてしまわず、物陰や地面など
    に隠しておき、食べものが手に入らない時に取り出して食べる行
    動です。
    ホシガラスが高山に現れる理由は、そこにハイマツの実があるか
    らです。
    この時期、乗鞍岳のような広いハイマツ帯にはホシガラスがたく
    さん集まり、空中を行き交っています。

    オオヒョウタンボク
    9月11日の写真を見て頂けたらと思います。
    おいしそうに見えますが有毒なのでご注意下さい。

    ベニテングタケ
    有毒のキノコの代名詞といえます。
    地方によっては毒抜きをし食する文化が残っていますが、
    素人判断では行わないで下さい。

    令和3年9月19日(日曜日)

    大雪渓
    この季節にもかかわらず、まだスキーヤーがあります!


    剣ヶ峰登山道
    今年一番のお客様の出です。




    頂上においては写真撮影のため渋滞中。


    登山客だけでなくサイクリストも多かったです。

    令和3年9月13日(月曜日)

    御来光時には雲っていたようですが、日中無風、天候も良く
    遠くの山々も、とてもキレイに望めました。

    頂上より北アルプス方面を望む。


    富士山も見えました。


    登山客に説明中


    イワヒバリ
    スズメよりやや大きく、地上の岩場にいることが多いです。
    全長:18cm
    本州の高い山で繁殖し、秋冬はより低い山地に移動します。
    さえずり:ヒュリヒョリチュリチュ、チュチュなど複雑な美
    声です。


    大黒岳より北アルプス方面を望む


    無許可採取
    コケモモの無許可採取がありました。
    高山植物等の採取については研究等の目的で申請して採取許可
    を得る必要があります。
    説明をしてご理解頂いたうえで採取物は自然に帰しました。

    令和3年9月11日(土曜日)

    草紅葉も始まり秋の彩りが楽しめるようになりました。
      一方、雪解けの遅かった場所は、まだまだ花が楽しめます。
    捜す楽しみが色々ありますね!

    ミヤマキンバイの紅葉
    雪融けからいち早く花を咲かせたミヤマキンバイも、枯れた
    花が目立って来ました。
    それに代わって葉が紅葉を始めます。山裾を彩る紅葉の始ま
    りは高山の山頂近くの草紅葉から始まります。先端から進む
    色のグラデーションを楽しむことができるのも、この瞬間と
    いえますね。

    イワウメの花の名残
    北海道から本州中部にかけての高山帯に分布し、岩礫地や岩壁
    に張り付くように生育します。果実の朔果は長さ約3 mmのほ
    ぼ球形です。
    岩壁に生え、花が梅に似ることから名前がつきました。別名は
    フキヅメソウ、スケロクイチヤクです。

    コマクサの進出
    今までに無かった場所に生えていました。これからもまた増え
    ていきそうです。
    ほかの植物が生育できない稜線の砂礫地のような過酷な環境下
    で可憐な花を咲かせることから、コマクサは「高山植物の女王」
    と呼ばれています。花言葉は「高嶺の花」「誇り」「気高い心」
    「貴重品」です。

    コメバツガザクラの実
    葉がコケモモに似るが、コケモモは互生し、コメバツガザクラ
    は3輪生することで見分けます。


    オオヒョウタンボク
    日本の固有種で、本州(関東地方北部と中部地方)の亜高山帯
    から高山帯にかけてやや稀に分布します。森林限界付近の低木
    林内や林縁に生育し、残雪の近くで見られることが多いです。
    液果は直径約8 mmの球形で、2個が中半で合着し、9月に赤く
    熟します。果実は有毒とされ、多食すると死亡する可能性もあ
    るのでご注意下さい。

    イワギキョウ
    桔梗には野生のものと園芸品種として生み出されたものがあり、
    野生の桔梗は絶滅危惧種に指定されています。品種によって咲
    き方は様々で、中には最後まで花が開ききらないものもありま
    す。
    キキョウと同じ科の花の、ロベリアには「悪意」という花言葉
    もあるので、贈る際には注意が必要です。

    ミヤマアキノキリンソウ
    アキノキリンソウの高山種で、背が低く、花が大きいのが特徴。
    別名コガネギク。
    春に咲くベンケイソウ科のキリンソウに似ているのが名前の由
    来です。
    また、ミヤマアキノキリンソウには利尿作用があり、昔は解熱
    剤として利用されてきました。干して煎じて使ったそうです。

    ヨツバシオガマ
    ヨツバシオガマは日本アルプスの高山帯に生える高山植物の代
    表格です。それほど大きな花ではないですが、紅紫色の花がよ
    く目立ちます。
    高山を歩いていると、よく見られるので最初に覚える高山植物
    としてもいい花だと思います。

    ヨツバシオガマの種子
    花は下から咲いていき、花の上部が咲くころには、下の方はも
    う果実になって膨らんでいることが多いです。

    ミヤマキンポウゲ
    高山に生えるキンポウゲの意味から、「深山金鳳花」と書きま
    す。金鳳花の鳳は、中国の霊鳥「鳳凰」のことで、黄金の花が
    それほど美しいとの意味があります。ただし、本来は八重咲き
    の花をさしたと言われています。
    ニホンジカは好物らしく、南アルプスでは、ミヤマキンポウゲ
    やシナノキンバイなどの高山植物が食害で、お花畑が消滅する
    事態になっているといいます。

    オトギリソウの紅葉
    花後に花弁がよじれて子房をつつみますが、子房がふくらむと
    はがれて、茶色い艶のある蒴果が現れます。
    茎や葉、花などに赤い色素を含む腺体があります。

    アオノツガザクラ
    葉の形が針葉樹のツガ に似、花が黄緑色をしているのでアオノ
    ツガザクラ(青の栂桜)。
    身の丈10~20cmにしか伸びないが、立派な木の仲間です。
    花は下向きですが、実は首を起こして上向きになります。

    チングルマ(綿毛)
    花が終わって出てくる集合果に特徴があります。落花の後、
    花柱が伸びて、先端に淡褐色の長い毛を持った小さな実が密に
    つきます。やがて、束になっていた果実は、ほどけながら放射
    状に広がった羽毛の白い穂へ。夏の終わり頃の登山で、爽やか
    な風を受けつつ、この白い毛をなびかせるチングルマの群落に
    出会うと、疲れを忘れますね。

    チングルマ(花)
    日本だけの固有植物ではないチングルマ。北はロシアのカム
    チャッカ半島やアメリカのアリューシャン列島など、寒冷な
    環境にも生息しています。日本では中央アルプスの標高2,00
    0m以上の山岳に見られ、東北、北海道の標高が高い山々でも
    確認されます。中部地方以西には生息しない植物です。

    ミヤマキンバイ
    高山のお花畑の代表的メンバーで、生えている場所もあまり選
    ばず、湿ったところから乾いたところまで、高山帯では普通に
    見ることができる多年草です。
    和名の「深山金梅」は、高山に咲くキンバイ(金梅)と言う意
    味で、「金梅」は花の色が黄色で形が梅の花に似ているところ
    から名付けられました。
    黄色い花は似ているものが多く、見分けが本当に難しいです。
    また、「ミヤマ~」と名のついた花、「~キンバイ」と名のつ
    いた黄色い花など、ややこしいの一言です。

    令和3年9月4日(土曜日)

    ハナゴケ
    コケ(蘚苔類)の仲間ではなく地衣植物です。 地衣植物は菌
    類と藻類の共生体です。
    淡色の樹枝状地衣で、 水はけがよく開放的な場所であれば、
    冷たい気候でも暑い気候でも育ちます。 非常に耐寒性が高く、
    高山ツンドラ地域で優占種です。

    ナギナタコケ
    ハナゴケ科の樹状地衣類です。北海道、本州に産し、サハリン、
    中国、ヨーロッパ、北アメリカにも分布します。原野の地上に生
    じ、長さ5~15cm、太さ1~4mmの円筒形で先端は多少分枝し
    てとがります。灰青緑色ですが先端は褐色を帯びます。

    ナナカマドの食跡


    ナナカマド食べたの僕イモムシです!


    コメススキの紅葉
    名は、小穂が米粒のように小さくて、全体がススキのように見
    えることからつきました。
    亜高山帯~高山帯の日当たりのよい乾いた草原や砂礫地などに
    普通に生えよく群生する多年草です。

    ゴマナの群生
    本州の暖帯上部から温帯域にかけて分布する多年草です。高さ
    1.5mにもなる大型の草本で、草原や路傍・林縁にも生育しま
    すが、オタカラコウの生育するような水湿地や渓流沿いなどの、
    湿った明るい場所に多く生育します。
    くせが無く、よい香りがして美味しいそうです。新芽、若芽、
    若い茎を摘み取り、揚げ物、天ぷら。また塩茹でして水にさら
    して、あえもの、おひたし、汁の実、油いため、ご飯に混ぜて
    炊き込む等、色々楽しめます。

    ヨツバヒヨドリ
    夏のアサギマダラの代表的な吸蜜植物です。
    分布は近畿以北の本州、四国、北海道です。茎の先端に多数の
    頭花をつけます。
    ヨツバヒヨドリの群落で夏を過ごしたアサギマダラの群れは、
    秋口(9月~10月)になると、南西方向に向かって「渡り」
    を始めます。それまでは、ひたすら栄養補給をして脂肪を腹部
    に蓄えるそうです。

    外来種駆除作業(アラゲハンゴンソウ)
    アラゲハンゴンソウは茎・葉とも全体に毛が多く、オオハンゴ
    ンソウに似ている様子からこの名前が付きました。
    北アメリカ原産の帰化植物で、林道の脇で見る事が多いです。
    特定外来植物のオオハンゴンソウと似ていますが、オオハンゴ
    ンソウの筒状花は黄緑色である事で見分けます。
    従って、アラゲハンゴンソウは特定外来植物ではないですが、
    オオハンゴンソウ属の全種は、栽培する場合、種類名証明書の
    添付が必要な生物と定められています。


    本日の成果

    令和3年8月30日(月曜日)

    登山道整備跡(平湯登山道)


    平湯登山道
    長期間整備されていなかった様で歩行は困難です。




    ホシガラスのハイマツボックリ食痕


    ナナカマド
    葉が食べられた後です。パトロールを始めて以降初目撃です。


    葉食い虫
    犯人です!


    オヤマリンドウ
    悲しみを思わせる青紫色の花を1本ずつ咲かせる姿から、
    「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉がつきました。
    心に傷を負ったあなたをそっと包み込むように愛する……
    無償の愛でしょうか?


    エコーライン(東大道路より望む)

    令和3年8月28日(土曜日)

    岐阜県にて緊急事態宣言発出のため、畳平バスターミナル内で
    の飲食店が休業です。
    自転車の大会が中止になりましたが、走りたい方は多く朝方90
    台近く入山したようです。
    また、休日の混雑で立入り禁止エリアに入り込み弁当を食べる等、
    違反者が多く見られました。

    南アルプス方面(剣ヶ峰頂上にて)
    本日は富士山も見え、お客様は大喜びです。


    登山道の様子


    登山者の様子(肩の小屋)


    イワオトギリ
    オトギリ草の高山型で日本固有種です。
    葉を光に透かすと黒点が多く見えるのが特徴です。
    一方、シナノオトギリは葉の幅が狭く、黒点の外に明点があります。

    令和3年8月25日(水曜日)

    大雪渓のスキーエリア内にてプラスティック製のフェイスシー
    ルドが2ヶ落ちていました。
    ゴミの持ち帰りはもちろんですが、できるだけプラゴミ等の落
    とし物や投棄は厳重に注意していただきたいです。

    クロトウヒレン
    花の色はイナトウヒレン・イタカトウヒレンなどと同じですが、
    蕾の色が黒であることからきた名前です。
    なお、ヒレン(飛廉)とはアザミのことを指します。


    ハイマツ
    高山植物の一つとして知られる五葉の松で尾根など風の強い
    乾燥した場所に生えます。
    風を避けるため、主幹がはっきりせず、枝が地を這うように
    伸びます。
    花期は6月~7月。ハイマツの実はホシガラスの好物です。


    ミヤマキンバイ
    ミヤマキンバイの花弁は5枚で先端が凹み、小葉は3個で切れ
    込みが浅い。
    シナノキンバイの花弁は5~7枚、葉は深い切れ込みがある。
    ミヤマダイコンソウの花弁は5枚で、葉は丸い。
    ミヤマキンポウゲの花弁は5枚で、直径1cm程度と小さく、
    茎に付く葉は細長い針状。


    高山に咲く同じような色と形の花は多いですが、
    科や属はちがうものがほとんどで、ポイントに着目すれば多く
    の場合簡単に見分けがつきます。

    雨に濡れたチングルマ(綿毛)
    落花の後、花柱が伸びて、先端に淡褐色の長い毛を持った小さ
    な実が密につきます。
    風に吹かれて綿毛をなびかせているイメージが強いですが、
    雨や夜露に濡れそぼっている姿も魅力的です。


    ジムカデ
    高山帯の岩場などに生え、茎の高さが3~7センチになる常緑の
    小低木です。名前のように茎が伸びてムカデの足のように葉が多
    数つき、立ち上がった茎先に、長さ約5ミリの白色の花を下また
    は横向きに1個つけます。

    令和3年8月21日(土曜日)

    スキーの防護ネットのデポあり(大雪渓)
    デポとは?
    登山・スキーなどで、荷物を中途の地点に一時置いておくこと。
    また、その場所のことです。
    大雪渓下部からデポが見えないよう隠すようにお願いしました。


    ロープ整備
    降雨により土砂が流出し埋まってしまったグリーンロープを
    直しました。


    大雪渓(肩の小屋口より)


    トウヤクリンドウ
    アスファルトの隙間から覗いていました。
    自然の力は凄いですね!

    令和3年8月11日(水曜日)

    自転車等のゴミ落としが例年より多いです。
    家族連れ等、登山道は大混雑です。
    ロープから出ている人も多く、ロープ内に踏み跡が見られ
    ました。
    また、コマクサ等を摘み取り捨てていった花を見かけました。
    今までは無かったことです。観光感覚で花摘みをされるので
    しょうか?

    本日の大行列(肩の小屋より)
    夏休み、盆休みの利用で多くの登山者で賑わっています。
    小さなお子さんも登山道を登ってきます。
    足を滑らし転んだ子の泣く姿もありました。


    ライチョウの出現に沸く登山者(肩の小屋直上)
    高山植物等保護啓発カードの「ライチョウ」を配ると喜ばれ
    ました。


    高山植物摘み取り放棄
    肩の小屋までの間にコマクサが抜かれ、ちらばっている所が
    ありました。


    令和3年8月6日(金曜日)

    本日は飛騨署との高山植物等保護合同パトロールでした。
    5コースに分かれ総勢50人でのパトロール、違反者はいませ
    んでした。
    美化活動としては、可燃物1.5kg、不燃物3.5kgでした。
    意外とゴミはありました。

    中央・南アルプスを望む(エコーラインにて)


    合同パトロール開会式(畳平)


    パトロール中(大黒岳)


    閉会式(畳平)

    令和3年8月2日(月曜日)

    剣ヶ峰への上山下山者、畳平周辺での散策者それぞれに、
    乗鞍を楽しむ姿が見られました。
    摘み取りはありませんでしたが、グリーンロープ内の植物が折
    れていたりする場所があり、
    踏み込んでの写真撮影等と思われます。

    杭移動準備
    森林官はじめ若手職員が助っ人で杭の運搬です。


    ロープ張り(大雪渓登山道)


    剣ヶ峰方面を望む


    森林官撮影中(鶴ヶ池)
    コマクサやイワツメクサ等、被写体に集中しています。


    ライチョウ(大黒岳)
    ヒナを4羽連れていました。今年はライチョウの目撃が多いです。

    令和3年7月31日(土曜日)

    杭の交換作業
    宝徳霊神登山道にて13本の杭を交換しました。
    ロープ整備も終了。


    人の排泄ゴミ
    スキーヤーの多い所なので他にも沢山ありそうです。

    コバイケイソウ
    雪解けの湿原にいち早く芽を出したコバイケイソウの若芽は、
    ウルイやギョウジャニンニクと間違えやすく、誤食事故が毎年
    のように起きています。誤食すると嘔吐や痙攣を起こし、血管
    拡張から血圧降下を経て、重篤な場合死に至ります。

    チングルマ
    草のように見えるチングルマは北海道および本州以北に分布す
    るバラ科ダイコンソウ属の矮性低木という分類です。(木なの
    で年輪があります)
    花言葉は「可憐」白く柔らかな印象の花をつかせるチングルマ
    に似合う花言葉です。

    ウラジロナナカマド
    葉は互生し、大きさ20cm程度の奇数羽状複葉で、7~11
    枚の小葉が付き、小葉の大きさ3~6cm程度、葉の表は緑、
    裏は粉白緑色で、小葉の上半分だけに鋸歯が有ります。
    一方、タカネナナカマドは葉の表は緑でやや光沢を感じ、裏も
    緑でやや粉白、小葉の縁全体に深めの鋸歯が有るのが特徴的で
    す。

    ミヤマコウゾリナ
    わが国の固有種で、本州の中部地方以北と四国に分布していま
    す。亜高山帯から高山帯の草原や岩礫地に生え、高さは10~
    40センチなります。よく似た「かんちこうぞりな(寒地髪剃
    菜)」には葉に鋸歯がありますが、ミヤマコウゾリナは全縁で
    す。

    ミヤマアキノキリンソウ
    ミヤマアキノキリンソウはアキノキリンソウの高山型とされ、
    頭花は頂部に固まってつく傾向があルのに対してアキノキリン
    ソウは比較的まばらにつきます。
    総苞片は、アキノキリンソウが四列、ミヤマアキノキリンソウ
    は三列ですが、中間型もあり、厳密な区別は難しいです。

    ミヤマゼンコ
    ノダケを中国名では前胡(ぜんこ)と呼び、似ている花が高山
    に生えることからその名がつきました。

    ホソバツメクサ
    畳平周辺の足元に沢山咲いています。
    直径5~6mmの星形の可愛い花で、枝先に数個ずつつきます。

    ミヤマオトコヨモギ
    亜高山帯~高山帯の礫地や草地に生える多年草です。花茎は紫
    色、葉は倒披針状へら形で先が浅く3~5裂します。
    葉腋から長い花柄を出し下向きに球状花(茶褐色の頭花)を付
    けます。

    令和3年7月26日(月曜日)

    経年劣化のため杭の交換・回収等、準備をしています。


    登山道脇にチングルマ。
    この季節は場所により綿毛になったものも見かけることがあ
    ります。


    タデ科植物。
    赤・白とありますが、オンタデ?類でしょうか?


    アスファルトからコマクサ。
    高山の火山性砂礫地を好むコマクサですが、種が落ちたアス
    ファルトの亀裂からも何とか生育しています。


    畳平のバスターミナル
    バス待ちの人が列をつくっていました。
    ルート上ではソーシャルディスタンスを取りながら、出会っ
    た壮年層の方々と会話がはずみました。

    令和3年7月24日(土曜日)

    畳平より杭の運搬です。


    大雪渓登山道で杭打ち作業です。


    大雪渓登山道の残雪
    1箇所まだ溶けていない所があります。


    スキーヤーと登山者が重なる場所です。


    大雪渓、スキーヤーの立入り禁止区域の踏み込みが多いです。


    ミヤマダイコンソウ


    コマクサの大株


    オンタデとコバイケイソウ
    今年はコバイケイソウの当たり年でした。


    ホソバツメクサ
    花の大きさは5mmほどと小さくて可愛いです。


    杭打ち作業
    エコーライン7号カーブ下。
    ようやく雪もなくなりました。

    令和3年7月19日(月曜日)

    コマクサの群生
    他の植物が育ちにくい砂や礫が動く不安定なガラ場に単独で
    群生します。
    これだけ咲いていると圧巻ですね。


    権現池


    山座図
    標高3,026mの剣ヶ峰山頂からは御岳、北アルプス方面等、
    大パノラマです。


    ミヤマゼンゴ


    ミヤマキンバイ


    イワギキョウ(白色)
    今年も咲いていました。白色はいわゆるアルビノ(白子)で
    植物では色素体突然変異(葉緑体変異)でもあり、クロロフィル
    の生合成経路に関与する遺伝子の一部に変異がある場合や、色
    素体(葉緑体)の形成時に機能する遺伝子の一部に何らかの変異
    がある場合などに生じます。


    大雪渓のロープ撤去作業
    もう少しで登山道の雪が溶けそうです。
    滑走コース確保の為、ロープ杭を移動させるいたずらがありま
    した。
    安全確保で張っているので止めましょう。

    令和3年7月14日(水曜日)

    畳平の様子
    観光バスがやってきました。
    本日の天気は晴れのち曇りです。

    中学生の登山です。
    肩の小屋口から剣ヶ峰目指して元気に登って行きました。


    クルマユリ


    ツガザクラ
    鐘形の花冠は白色~淡紅色です。
    葉はツガの葉に似ていますが花はサクラに似ていないのはなぜ?


    アオノツガザクラ
    壺形の花は名に反して白色系淡い黄緑です。
    ツガザクラ同様、葉はツガに似ていますがどこがサクラなの
    でしょうか?


    イワヒゲ
    鱗片状の葉がひものように伸びて2~3cmの細い花柄の先
    に鐘形の花が1つ咲きます。


    ミヤマキンバイ


    チングルマ


    キバナシャクナゲ
    そろそろ花も終わりに近づいています。


    ムシトリスミレ
    外見はスミレに似ますがスミレの仲間ではなく、たぬきも科
    です。葉は粘液を分泌して虫を捕らえ、縁は内側に少しまく
    れています。葉は全て根生です。


    ウメハタザオ
    高山帯の礫地や岩場に生えます。


    雪上でのグリーンロープの点検作業
    残雪の登山道は岩まわりが崩れだし危険だったためスキーエリ
    ア内にロープを張らせていただきました。

    令和3年7月10日(火曜日)

    大雪渓にてグリーンロープの補修と再設置を行いました。




    板を担いで大雪渓を登るスキーヤーの姿


    コイワカガミ(肩の小屋口)


    ヨツバシオガマ(肩の小屋口)


    お花畑入口(一部通行止めにて一周出来ません)


    ハクサンイチゲの群生


    クロユリの群生


    東大道路よりエコーラインを望む


    鶴ヶ池

    令和3年7月5日(月曜日)

    日本一標高の高いバス停(2,716m)
    悪天候にて登山者のバスによる下山確保がされていました。
    その後、バス運行は休止でした。


    三本滝の新しい看板


    三本滝は昨晩からの雨で大増水です。






    ヒカリゴケ


    クルマバソウ


    ギンリョウソウ


    大黒岳にてパトロール中


    つがいのライチョウを発見


    ハクサンイチゲとコイワカガミ


    ショウジョウバカマ

    令和3年7月3日(土曜日)

    雪解けでようやく登山道が現れた大雪渓


    雪上でのグリーンロープ張り
    登山者・スキーヤー・ライチョウとの棲み分けをするために
    は必要不可欠です。


    ようやく花の季節になりました。
    ミヤマキンバイ
    葉がイチゴの葉にそっくりの3小葉です。


    シナノキンバイ
    葉は掌状に深く裂け裂片はさらに3中裂します。


    ナナカマド(裏白)
    咲き始めです。秋には赤い実を付け紅葉も綺麗です。


    ヨツバシオガマ
    咲き始めです。葉は羽状に深く裂け裂片はさらに裂け、4枚
    が輪生します。


    コバイケイソウとワタスゲ
    今年はコバイケイソウの当たり年です。


    ハクサンチドリ
    花被片がとがっています。


    ノビネチドリ
    花の唇弁に筋があり、葉のふちが波打っています。


    ハクサンイチゲ
    お花畑にようやく咲き始めました。
    白い花のように見えているのはガク片で、花弁はありません。


    ベニバナイチゴ
    クマの大好物の実はまだ先です。


    ウメハタザオ
    今年新しく咲いた種類です。

    令和3年6月26日(土曜日)

    大雪渓にて雪上ロープ移動。雪解けで岩が見えてきました。




    ナナカマド


    オオカメノキ(別名:ムシカリ)


    ゴゼンタチバナ

    令和3年6月21日(月曜日)

    鶴ヶ池


    ミヤマキンバイ

    令和3年6月16日(水曜日)

    大雪渓にてグリーンロープ支柱差し直しです。
    雪解けに合わせて順次行います。


    スキーヤーとの情報交換:どちらからお見えになりましたか?


    美化活動:使い捨てタイプのマスクでも持ち帰り自己責任で
    廃棄して下さい。


    ライチョウ:♂♀出会いました。
    一目会ったその日から恋の花咲く事もある?


    コマクサ:小さい蕾がのぞき始めています。


    ハクサンイチゲ


    ミツバオウレン

    令和3年6月12日(土曜日)

    流離いのライチョウとは俺のことか?


    畳平の様子


    大雪渓のスキーヤー


    グリーンロープ杭打ち


    ムラサキヤシオ


    ノビネチドリ

    令和3年6月5日(土曜日)

    雪の回廊


    春山バスとスキーヤー




    スキーヤーがハイマツ帯に入らないよう大雪渓にグリーン
    ロープを張ります。






    コイワカガミ


    シロバナエンレイソウ


    エンレイソウ


    オオカメノキ


    外来種除去作業(セイヨウタンポポ)






    ショウジョウバカマ