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中部森林管理局

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    乗鞍(中信)GSSの活動報告【令和6年】



     

    令和6年

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    6月

         

        令和6年10月6日(日曜日)

        6月から始まったグリーンサポートスタッフ活動も今日が最終日となりました。朝から気持ちが引き締まり、さぁ出発です。
        肩の小屋から見た剣ヶ峰口。


        剣ヶ峰登山道から眺めた北アルプス方面。コロナ観測所のドームがなくなり寂しい感じがします。


        宝徳霊神でグリーンロープの撤去作業を行いました。


        宝徳霊神から剣ヶ峰方面を眺め、今年も無事にパトロール作業が終わったことに感謝いたしました。ありがとうございました。

        令和6年10月4日(金曜日)

        エコーラインの紅葉も深まってきました。今年は昨年より遅れてようやく紅葉も見頃になっています。


        冬期の積雪の準備のため、グリーンロープを下げる作業をしました。


        チングルマの綿毛と草紅葉


        ライチョウを3羽見つけました。厳しい冬を迎えるため少しすつ冬羽(白い羽)に変わりつつあることが分かります。

        令和6年9月29日(日曜日)

        イワギキョウ


        肩の小屋からみた剣ヶ峰登山口。登山者が上がっている姿が小さく見えます。


        大雪渓で自転車を持って登る人を見かけました。


        エコーラインの紅葉。山では秋が着々と近づいています。


        ヤマハハコ
        山地帯~高山帯の日当たりのよい乾いた草地に生える雌雄異株の多年草。
        白雲荘周辺の雪どけの遅い場所で発見しました。

        令和6年9月20日(金曜日)

        ナナカマドの色つきもあと少しのようです。


        魔王岳から鶴ヶ池方を眺めます。


        ネバリノギラン
        お花畑にて、花も終わり草紅葉が美しく見えます。


        宝徳霊神登山道。宝徳霊神の新しい碑が建っていました。

        令和6年9月13日(金曜日)

        晴天の中の畳平


        剣ヶ峰(標高3,026m)


        チングルマの綿毛
        先端に残る花柱は花のあとに3cmほどにのび、紫褐色の絹毛が開いて羽毛状になります。


        大雪渓のトイレ付近のシラタマの実
        実をつぶすとサロメチールのにおいがします。

        令和6年9月1日(日曜日)

        宝徳霊神登山道にて、宝徳霊神と秀網霊神。
        宝徳霊神は、乗鞍岳を一般の人に開山した行者です。


        ガンコウランの結実
        亜高山~高山帯のハイマツ林の林縁、岩壁などに生える雌雄異株の常緑小低木。液果は直径0.6~1cm


        エコラインのヤナギラン。
        山地帯~亜高山帯の草地や礫地に生える高さ0.5~1.5mの多年草。茎の先の長さ30cmほどの総状花序に濃紅紫色の花が多数つき、下から順に咲きます。


        魔王岳(標高2,763m)から見た、亀ヶ池越しの畳平。

        令和6年8月30日(金曜日)

        ネバリノギランの草紅葉
        山地帯から高山帯の湿った草地に生える多年草。
        花茎は高さ25~50cmになり、小型の葉をつけます。花茎の上部や花序、花の外側は粘ります。


        コケモモの実
        亜高山帯上部から高山帯の林縁、草地、岩礫地などに生える常緑小低木で、赤い実は甘酸っぱいです。


        クマの親子が遠くに歩いていました。子クマを連れた親クマは気性が荒いので、特に注意が必要です。


        ウラジロナナカマドの実
        亜高山帯~高山帯の低木林や林縁に生える落葉低木。
        高山帯ではハイマツ林の林縁によく見られます。赤い実は楕円形で先端が星形にくぼみます。秋の気配が感じられます。

        令和6年8月26日(月曜日)

        前回は食べ残した跡を見つけましたが、今回は実際にホシガラスがハイマツの実を食べている姿を見かけました。


        大雪渓のチングルマの綿毛。山には秋が近づいている気配がします。


        同じく大雪渓。ライチョウ(メス)を見かけました。


        ライチョウの親子。親に比べると小さいですが、ライチョウの子供もすくすくと育ったようです。

        令和6年8月16日(金曜日)

        イワギキョウが生息している場所をよく見てください。
        このような車道のアスファルト舗装の僅かの隙間からも、たくましく育っています。


        霧の中、大黒岳でライチョウのメスを見かけました。


        大黒岳の入口で、白っぽいコマクサを見かけました。
        コマクサと言えばピンク色を見かけることが多いため、白色は珍しいですね。


        よく見ますと、左側にポツンと2つ、ホシガラスがマツボックリを食べた跡(残り)がありました。

        令和6年8月4日(日曜日)

        8月上旬でも、まだこれだけ残雪があります。真夏ですが大雪渓ではまだスキーヤーが滑っています。


        夏休みでもあるため、剣ヶ峰の山頂は大賑わいです。


        今日は日曜日ということもあり登山者が多くいました。
        下り道は疲れなどで気が緩みがちになるので、気をつけて下山しましょう。


        お花畑エリアから東方面を眺めると木道が続いています。
        木道は、貴重な高山植物を利用者からの踏み荒らしから守り、植生破壊などを防止する役目があるので木道を歩きましょう。

        令和6年8月1日(木曜日)

        富士見岳から、鶴ヶ池を眺めます。
        今日は高山植物等保護対策協議会の合同パトロールがありますが、その活動前に富士見岳に登りました。
        朝から青空が広がり風もなく最高の天気です!


        これから高山植物等保護対策協議会の乗鞍地区合同パトロールを実施します。
        環境省、長野県、松本市、乗鞍登山案内人組合の方など会員の方16 名に参加していただき、事務局からパトロールにおける注意事項の説明を受け、剣ヶ峰コース、肩の小屋コース、大黒岳コースに分かれて出発します。


        大黒岳をパトロール中に、何人もの登山者にもすれ違いました。
        「今日は高山植物の保護のパトロールを行っています」とトレーデイングカードを配布し、高山植物の保護を呼びかけます。


        乗鞍では、青いイワギキョウはよく見かけますが、今日は珍しく白色のイワギキョウを見つけました。

        令和6年7月31日(水曜日)

        大黒岳のミヤマアキノキリンソウ
        北海道と中部地方以北の亜高山帯から高山帯の草地や礫地に生える多年草。高さは15~30cm。


        ミネウスユキソウ。
        雪が降り積もったような美しさです。本州の中部地方以北の高山帯のやや乾燥した草地や礫地に生える多年草。


        スカイラインで咲いていたイワギキョウの群落。
        花は青みの強いコバルトブルーで花冠には毛がありません。


        ミヤマクロユリ。
        中部地方の亜高山帯~高山帯の草地に生える高さ10~20cmの多年草。
        駐車場付近ではもう咲き終わりましたが、スカイライン沿いでまだ見ることができました。

        令和6年7月21日(日曜日)

        夏休みで子供たちの姿も多くなってきました。高山植物保護のトレーディングカードを配布すると喜んでもらえました。


        蚕天岳付近の登山者。霧の中、列をなして続いています。


        大黒岳の斜面で、足に踏まれたコマクサを発見しました。
        写真撮影のためコマクサの近くまでに近づいたと思われますが、高山植物保護のために踏み荒らしはやめましょう。


        ノビネチドリ.
        高さ30~60cm の多年草。葉は5~10 個つき、花は淡紅紫色で唇弁にふつうすじがあります。

        令和6年7月12日(金曜日)

        大雪渓登山道にて。古いグリーンロープを撤去し担ぎながらおります。
        足元が滑りやすいため注意して作業を行います。


        雨の中、肩の小屋口で新しいグリーンロープを張り直しました。


        白雲荘の近く。こんなところでライチョウを発見しました。体毛でヒナを温めています。


        大黒岳に咲いていた白いコマクサ。白色は珍しいですね。

        令和6年7月7日(日曜日)

        エコーライン道路沿い(11 号カーブ)でクマを見かけました!
        こちらを見ても逃げようとはせず、夢中で何かエサを食べています。


        宝徳霊神登山道。エコーライン全線が雪どけしたので、グリーンロープを張る作業を始めました。


        古い杭と交換するため新しい杭を担いで運びます。なんとも重い…体力のいる作業です。


        左側のロープが見えますでしょうか?
        高山植物保護のための立入禁止区域と登山者に分かるよう、グリーンロープを張りました。


        大黒岳下車道にて八重咲のミヤマキンバイ。
        本州中部地方以北の高山帯の砂礫地、草地、雪田の周辺などに生えます。

        令和6年6月28日(金曜日)

        アオノツガザクラ
        高山帯の草地や岩礫地に生える常緑小低木。
        可憐なスズランのような形の花が下向きに咲きます。


        遠くにホシガラスが見えます。全身黒味の強い褐色で白い斑点がたくさんあります。
        雑食性でハイマツの実、昆虫、鳥の卵やひななどなんでも食べます。


        ライチョウ。岩の上でジッと動きません。
        成熟個体で全長37cm。
        夏羽は白・黒・茶のまだら模様で、冬羽は尾を除き全身白色になります。
        主な食べ物は、高山植物の芽、種子などで春から夏には昆虫類なども食べます。
        国指定の特別天然記念物(大正12年)


        ハイマツの若芽の食いあらし。ホシガラスの仕業でしょうか?

        令和6年6月16日(日曜日)

        エコライン沿いの雪の壁。この雪が解けるにはまだまだ日数がかかりそうです。


        グリーンロープの杭打ち作業。スベリ易いので足元にも気をつけます。


        富士見岳ではコマクサのある斜面に踏み跡があります。
        高山植物保護のために、よい写真を撮影するために近づくなど踏み荒らしはやめましょう。


        お花畑のショウジョウバカマ
        山地帯から高山帯のやや湿った草地に生える常緑の多年草。
        2~6 個の花を横向きに、また斜め下向きにつけます。今が咲き始めです。

        令和6年6月14日(金曜日)

        肩の小屋口から見た剣ヶ峰方向です。


        エコーラインの車道脇でグリーンロープの設置作業を行います。


        肩の小屋口。大雪渓ではスキーを行う方がこれほど多くいます。


        セイヨウタンポポの駆除も大切な作業です。
        グリーンサポートスタッフの駆除活動については環境省との協議のうえに実施しています。

        令和6年6月9日(日曜日)

        本日は乗鞍地区グリーンサポートスタッフの活動の初日です。
        6月とは言え、エコーライン道路沿い(4号カーブ)には高い雪壁が残っています。


        残雪の寒い中、グリーンロープの設置作業を行います。


        富士見岳で見かけた、ライチョウのオス。


        コマクサのつぼみが見えます。これから開花が楽しみです。