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中部森林管理局

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    上高地GSS活動報告【令和7年】

     

    令和7年

    9月

    8月

    7月

    6月

     

    令和7年9月28日(日曜日)

    砂防道路から見た焼岳(標高2,455m)。長野県と岐阜県の県境に聳えます。


    日向でくつろぐ猿の親子。ほのぼのしい様子です。


    治山運搬路をパトロールしていると、20数頭のサルの群れに遭遇!子ザルたちは元気に追いかけっこをしていました。


    前穂高の雪渓。この雪渓は夏の終わりまでありますが、今夏はこのまま新雪が降るかもしれません。


    9月最後の日曜日。上高地バスターミナル入口はこの混雑ぶり。紅葉の盛りはまだですが、行楽日はこのような風景が続きます。

    令和7年9月14日(日曜日)

    新中湯登山口(焼岳)で美化活動を実施しました。


    コンビニ弁当、缶入りスイーツ、ペットボトル、曲がってしまい捨てたと思われるストックなど多様なゴミを回収しました。ゴミを持ち帰ることは、自然を守ることにつながりますので、ゴミの持ち帰りにご協力をお願いします。このほかに用を足したと思われる排泄物も何か所もあり、土を被せる処理を行いました。


    クロバナヒキオコシ
    黒花引起こし。山地に生える多年草で、茎は四角形で峻上に毛があり高さ0.5~1.5m。
    小さいですが、黒紫の花が綺麗です。


    シラタマノキ
    白玉の木。亜高山帯~高山帯の林縁や草地に生える常緑矮性低木。この場所には1m四方にビッシリと群生。野生動物も手を出さないのか沢山の実が付いていました。

    令和7年9月10日(水曜日)

    朝露に佇む大正池。早朝に見かけた清々しい景色です。


    上高地を美しくする会で実施したヒコバエ刈りの様子。1時間ほどの作業でかなり疲れました。


    ツキノワグマによる樹皮はがしの被害。獰猛で力強さを見せつけられます。


    アケボノシュスラン
    曙繻子蘭。花の色を朝の空にたとえています。山地の林内に生える多年草。茎の基部は地をはい、上部は斜上し高さ5~10cm。茎頂に数個の淡紅色の花をややかたよってつけます。

    令和7年9月7日(日曜日)

    日曜日の焼岳登山口駐車の状況です!これほど多く人が集まると路肩に停める方もあり、場所によっては通行を妨げる車もあり問題です。


    奥又白登山道で涸沢からの下山グループを見かけました。ヘルメットを装着している方もおり、安全に意識が高い様子が伺えます。


    ハクサンフウロ
    亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ30~80cm。花は直径2.5~3cm。


    タマゴダケ
    傘の径5~15cm、はじめ卵形、のち丸山形となり扁平に開きます。表面は真紅色か朱紅色で美しい。

    令和7年9月3日(水曜日)

    ヤマハハコの群生
    山地帯~高山帯の日当たりのよい乾いた草地に生える雌雄異株の多年草。茎や葉の裏に白い毛があります。高山帯では高さ20~30cmと小さい。葉の幅は変化が多く、ふちはしばしば裏に巻きます。


    トリカブト属
    亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草で日本固有。高さ50~70cm。茎は稲妻形に曲がります。


    バイカモ
    梅花藻。冷水域、流水のある河川や湧水池で生育し花期は3~12月。花弁は5枚で白色で白梅に似ています。


    カワミドリ
    山地の草原に生える多年草で、草全体に特有の香りがあります。枝先の長さ5~15cmの花穂に紫色の唇形花を多数密集してつけます。

    令和7年8月27日(水曜日)

    8月も終わりに近づき、ノコンギクが咲く季節となりました。
    山地にごくふつうに見られる多年草。茎は高さ0.5~1mになり葉とともに短毛が密生してざらざらします。


    本日は、上高地を美しくする会の活動日(第8回)で、河童橋周辺でひこばえ刈取りを行います。刈取りに合わせてゴミ拾いも実施しました。


    河童橋付近にて。本日は参加人数が少なかったため作業が大変でした。


    涸沢のパノラマコース入口付近にて。パノラマコースが開通したため巡視活動を実施しました。

    令和7年8月17日(日曜日)

    ゴゼンタチバナの赤い実
    亜高山の針葉樹林内に生える常緑の多年草。高さ5~15cm。茎頂から1個の花柄を立て1個の花に見える1花序をつける。果実は直径5~7mm。


    岳沢登山道から見た、遠方の河童橋方面。
    本日は天気が良く涸沢から下山する方や岳沢小屋に宿泊する方の往来が多くありました。


    ミゾサザイのヒナ
    徳沢の治山道でまだ飛べないヒナが車道に出てきたので、草むらに逃がしてあげました。
    ミソサザイは沢沿いの茂った森林に住み、林床の倒木や岩の間にコケを集めて巣を作ります。

    令和7年8月13日(水曜日)

    天候が悪かったため遊歩道には大きな水溜まりが!今日は水溜まりが多くあり、すれ違いに苦労する方が多く見受けられました。河童橋から明神(左岸)まで巡視中。


    明神橋下の増水
    増水していましたが、多くの来訪者が河川で休息していました。河川には近づきすぎないように気をつけましょう。今日は増水のため、来訪者から左岸道(歩道)が通れるかどうかお問い合わせが多くありました。


    本日の回収したゴミは、使い捨て傘やペットボトルなど多くのものがありました。上高地に持ち込んだ物は家に持ち帰りましょう。

    令和7年8月8日(金曜日)

    今シーズン夏本番であるため、徳沢キャンプサイトは大賑わいで、カラフルな光景です。


    ジャコウソウ
    この時期から秋口までよく見られる花です。山地の谷間の湿り気のあるところに生える高さ0.6~1mの多年草。葉は対生し長さ5~12mmの短い柄があり、長楕円形で長さ10~20cm。茎とともに細かい毛があります。


    本日は、徳沢周辺の左岸遊歩道の巡視、河川脇の美化活動を行います。

    令和7年7月25日(金曜日)

    本日は高山植物等保護対策協議会主催の合同パトロールの実施日です。早朝は天候に恵まれ青空のもと前穂高を眺めることができました。


    環境省、長野県、松本市、日本山岳会信濃支部、中信森林管理署署員及びグリーンサポートスタッフも参加し、槍沢コースと涸沢コースに分かれ高山植物保護パトロールを実施します。参加者に注意事項を伝えてこれから出発です!


    エンレイソウの果実
    果実は、直径1~2cmで黒紫色に熟します。山地帯の林床に生える多年草で高さ20~40cm。槍沢までの登山道で咲いていました。

    令和7年7月20日(日曜日)

    田代池付近にて梓川コース遊歩道の通行止め。今年もまだ通行することができません。


    シナノナデシコ
    日本固有で、山地帯の河原や谷沿いの岩地に生える2年草~多年草。高さ20~45cm
    花は独特のくすんだ赤色をしています。上高地温泉ホテル前で咲いていました。

    令和7年7月11日(金曜日)

    初夏で天候も良く、多くの人が訪れ河童橋付近も賑わいます。


    ヤチトリカブト
    亜高山帯~高山帯の湿った草地に生える多年草。和名のヤリトリカブトとは谷地(湿地)に生えるという意味で基準標本が上高地の谷間で得られたため。
    しかし本種は北アルプス高山帯に広くふつうに分布します。


    ハナチダケサシ
    山地から亜高山にかけて林内や林縁に生え、高さ40~70cm。


    明神橋付近にて河川脇のゴミ拾いを行います。

    令和7年7月6日(日曜日)

    本日は徳沢から横尾山荘までの間でパトロールを行い、歩道の支障木を撤去しました。


    ゴゼンタチバナ
    同じく横尾山荘までの歩道で見つけました。
    亜高山帯~高山帯の林床に生える多年草で高さ5~15cm。花は黄緑色で葉は4輪生または6輪生状。


    横尾から眺めた屏風岩と残雪

    令和7年6月30日(月曜日)

    すっきりとした青空の下、はっきり焼岳が見えます。


    焼岳登山口への道中、背の高いササ中の歩道を進みます。


    ツクバネソウ属
    ツクバネソウ属は葉が4個以上輪生。
    この写真ではないが、クルマツクバネソウは葉が6~8個あります。


    明神橋から眺めた明神岳

    令和7年6月25日(水曜日)

    本日はグリーンサポートスタッフの活動の初日です。環境省の上高地管理官事務所と上高地インフォメーションセンターへご挨拶しました。10月まで今年もよろしくお願いします。


    横尾周辺でのパトロール風景


    拡張された横尾テントサイト


    雨の中の明神橋。雨の中でも人出があります