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中部森林管理局

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    大洞国有林 221林班

    人工林漸伐実行追跡調査試験地

    1設定の目的と取扱い

    現行、あるいは将来予想される森林管理方法(伐採方法等)によった場合の成長量、収穫量等の資料を収集するとともに、林分構造の推移を解明し今後の施業の参考とするため設定しています。

     

    2場所

    場所:岐阜県下呂市小坂町大洞    大洞国有林221た林小班
    機能類型等:水土保全林(水源かん養タイプ)

     

    3面積

    0.25ha

     

    4施業等の概要

    作業

    内容

    大正10~11年

    植付

    ヒノキ4,500本/ha

    大正11~12年

    補植

     

    大正11~昭和3年

    下刈

     

    昭和5~20年

    除伐

    2~4回

    昭和3~32年

    つる切

    6回

    昭和11~22年

    枝打

    2~3回

    平成3年

    主伐

    伐採率60%

     

    5地況

    標高

    1,340~1,380m

    方位

    南東

    平均林地傾斜

    24度

    土壌型

    BD

     

    6林況

    林床はチシマザサが覆い稚樹の発生を阻害しており、薬剤によるササ処理が必要となっています。
    残存立木は二又・曲がり木等、形質の悪いものが多い。
    今後、推移を観察する中で枯損等被害状況を把握し、主伐期における伐採木選定の基礎資料とする必要があります。

    区分 樹種\年度 平成3
    伐採前
    伐採率 平成3
    伐採後
    平成8 平成13 平成19 平成23
    本数
    /ha
    ヒノキ 2,260 38% 1,408 1,404 1,328 1,444 1,420
    広葉樹 92 43% 52 60 40 64 68
    2,352 38% 1,460 1,464 1,368 1,508 1,488
    平均直径
    (cm)
    ヒノキ 16.1 13.9 14.8 15.9 16.8 17.6
    広葉樹 14.3 14.0 13.7 15.0 13.1 13.1
    16.0 13.9 14.8 15.9 16.7 17.2
    平均樹高
    (m)
    ヒノキ 9.4 8.6 10.4 11.4 10.6 11.5
    広葉樹 9.3 9.2 10.4 10.8 8.5 9.2
    9.4 8.7 10.4 11.4 10.5 11.3
    材積
    (m3/ha)
    ヒノキ 235.5 59% 97.7 134.7 158.3 185.4 218.0
    広葉樹 6.9 49% 3.5 4.4 3.7 4.6 5.3
    242.4 58% 101.2 139.1 162.0 190.0 223.4

    注)平成18年度より樹高の計測方法を測幹及び目測から測高機器(バーテックス)に変更しました。

     


    全景


    林内

    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    ダイヤルイン:0576-25-3033(代)
    FAX番号:0576-25-2420