森林(もり)のフォトギャラリー
道開く
奈良井国有林(長野県塩尻市)
伐採や植栽などの森林整備を行うために必要な、
林業機械が通る道(森林作業道)を作っています。
カラマツ丸太の生産現場
奈良井国有林(長野県塩尻市)
山の現場では、さまざまな林業機械が活躍しています。
グラップル(右:黄)で丸太をつかんで、
フォワーダ(左:青)に載せているところです。
丸太でいっぱいになったフォワーダは、
森林作業道を通ってトラックまで運びます。
お茶畑?
奈川第一国有林(長野県松本市)
植えた苗木が日光に当たるように
周りの草や木を刈り払う「下刈」の作業中です。
このような模様になるのは、
刈る列(植栽木がある列)と刈らない列(植栽木がない列)で刈り分けているためです。
全面積を刈るより労力がかかりません。
籠川谷 中白沢 鋼製枠谷止工
籠川谷国有林(長野県大町市)
これは治山ダムです。
治山ダムは、水の勢いを弱めたり、流れてきた土砂を溜めることによって山を守っています。
以下、専門的な内容ですが、この工法は「鋼製枠谷止工」といって、
鋼材で枠を組み立て、その中に石材などを詰めています。
コンクリート谷止工と比べ、施工が容易なので、工期の短縮ができます。
災害復旧などの緊急性が求められるとき、コンクリートの運搬が難しいとき、
地盤条件が悪いときに用いられる工法です。
馬羅尾国有林(長野県北安曇郡松川村)
これも治山ダムです。
洪水時に発生する土石流のなかには、巨石や流木等が含まれることがあります。
これらを止めてくれるのが、このスリット型の治山ダムです。
以下、専門的な内容ですが、
この工法は「鋼製スリット谷止工」で、
水を通す部分に格子状構造物などを設けています。
洪水や土石流が発生したときに、
山から流れてくる土砂や流木は堰き止め、水だけ下流に流します。
やがて落ち着くと、溜まった土砂を徐々に下流に流す機能も持ち合わせています。
魚類や水生昆虫の移動を妨げず、生物多様性に配慮した工法です。
なんだこれ!ひし形がみっつ
馬羅尾国有林(長野県北安曇郡松川村)
次代検定林*をドローンにより上空から撮影しました。
カラマツに囲まれたヒノキの試験地です。
次代検定林*:精英樹(成長や形質が良い木)の子どもを育てて、
本当に優秀かどうかを調べる森林の試験地のこと。
ふしぎな形!あがりこサワラ
馬羅尾国有林(長野県北安曇郡松川村)
「あがりこ型樹形」のサワラが群生し、ヒノキ、コメツガ等の針葉樹及び
ホオノキ等の広葉樹が混在しています。
あがりこサワラを守り続けるために、
「多様な活動の森」として松川村と協定を結んでいます。
この協定により、今後も残していくための
保全活動が村主体で行われています。
お問合せ先
中信森林管理署
ダイヤルイン:0263-47-4751