季節のたより
愛知県内の動植物
春夏秋冬等の写真をクリックすると四季の草花等がPDFで表示されます。(撮影場所:愛知県内の国有林)段戸自然観察教育林に自生する生き物・植物
ミツマタ ジンチョウゲ科ミツマタ属
今年も、山一面にミツマタの花が咲きました!!
甘いよい香りがします。
左上 あたり一面満開のミツマタ。
左下 ミツマタの花はうつむくように咲くので、
高いところから谷川方向に撮影すると全体が白く、左上の写真とは違った印象です。
右下 ミツマタの由来。枝が3つに分かれているのがわかるでしょうか。
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ミツマタは1本の枝から3つに分かれることが特徴で、
その樹皮は良質な紙の原料として、紙幣や賞状などに使われます。
写真はミツマタの群生です。
来年の春は、可愛らしい花でいっぱいになるでしょう。今から楽しみです。(花期は3月から5月)
アカタケ フウセンタケ科 夏~秋
モリアオガエルの卵 アオガエル科アオガエル属 産卵時期:梅雨頃
アカタケ:令和3年6月21日撮影
カサの直径が2~5センチメートル程度の毒キノコです。針葉樹林の林や切株などに発生します。
モリアオガエルの卵:令和3年6月18日撮影
モリアオガエルは池などの水場に張り出した木の枝に、メレンゲのような泡に包まれた卵の塊を産みつける珍しい習性をもっています。
泡の中でふ化したオタマジャクシは、泡と一緒に落下し、水の中で成長します。
銀竜草(ぎんりょうそう) ツツジ科ギンリョウソウ属 花期:5月~8月
山地のやや湿り気のあるところに生える葉緑素をもたない真っ白な植物です。
うつむき加減に咲く花とウロコのような葉の様子が竜を連想させます。
九輪草(くりんそう) サクラソウ科サクラソウ属 花期:5月~6月
令和3年6月2日撮影
山地の湿り気のあるところに生える多年草で、茎から段輪状に複数の花をつけます。
九輪草という名前は、花のつきかたが五重塔などの頂上部にたつ九輪(くりん)の形に似ていることに由来しているそうです。
闇苅風致探勝林に自生する植物
タマシロオニタケ テングタケ科テングタケ属 夏~秋
柄もカサも白色のキノコです。
カサの直径は3~7センチメートルで、表面には尖ったイボが見られます。猛毒を持っています。
ホオノキ モクレン科モクレン属 オトギリソウ科オトギリソウ属 花期:初夏
自生している樹木としては最大の葉っぱで、その長さは30~40センチメートルあります。
大きいだけでなく抗菌作用があり食べ物が痛みにくいという理由で、朴葉寿司など昔から食べ物を包むのに使われてきました。
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