ホーム > 報道・広報 > 災害関連情報 > 岩手・宮城内陸地震に関する情報 > 直轄地すべり防止事業「銅山川地区」技術検討会
東北森林管理局は、直轄地すべり防止事業「銅山川地区」技術検討会を開催しました。
直轄地すべり防止事業「銅山川地区」は、山形県大蔵村南山地区に位置し、地すべりブロックの長さが約1.3km、幅が約1.1kmと非常に規模が大きく復旧に高度な技術を要することから、県からの要請を受け、平成4年より直轄地すべり防止事業として対策を実施しています。 直轄事業開始から19年を経過していることから、今までの対策工の効果を検証するとともに、長期に渡る観測結果を活用し、今後の地すべりの早期安定化に向けた具体的な対策やモニタリングの検討を目的に、学識経験者および行政担当者からなる技術検討会を設立しました。 技術検討会について下記の通り公表します。 |
開催年月日 |
主な検討項目 |
議事概要等 |
|
---|---|---|---|
第1回 |
平成23年2月17日 |
1 調査地の概要、事業の経緯について 2 過去の地すべり災害の状況、対策工計画と進捗状況について 3 銅山川地すべりの立体構造と安定解析手法、長期安定性評価の手法について |
|
第2回 |
平成23年8月5日 |
1.観測データからの地すべり動態について 2.地下水分布と水収支について 3.地すべり発生機構の再現について |
|
第3回 |
平成23年12月13日 |
1.浸透流解析のキャリブレーションについて 2.RBSM(剛体バネモデル)解析による長期安定性評価について 3.地すべり小ブロックの対策について 4.モニタリング計画について |
|
第4回 |
平成24年3月15日 |
1.概成に向けた全体計画について 2.今後の防災体制の構築に向けての考え方について 3.今後のモニタリング計画について |
4回に渡る技術検討会において、今後の地すべりの早期安定化に向けた具体的な対策等の検討を行いました。検討結果に基づき、直轄地すべり防止事業「銅山川地区」の全体計画の変更を行いましたので、その概要を公表いたします。