流域管理システム

森林整備を進めていくためには、これまでの個々の森林所有者等の取組ではなく、地域の森林所有者と隣接する国有林が一体となって、低コスト林業を目指し、両者が連携しながら路網を整備したり、高性能林業機械を活用して間伐等の森林施業を実施していくことが重要です。国有林では民有林と連携した森林施業を進めるため、「森林共同施業団地」を設定し、民有林での効率的で集約的な森林施業の推進に協力しています。

【谷地沢地域森林共同施業モデル団地協定（PDF：1,108KB）】

由利本荘市に設定した「谷地沢森林共同施業モデル団地」において、路網の相互利用や集中的な間伐等を民有林・国有林一体となって実施するとともに、低質材を搬出し、チップや木質バイオマスの原料として利用。

平成24年6月に由利本荘市、森林農地整備センター秋田水源林整備事務所、本荘由利森林組合、子吉川流域林業活性化センターならびに由利森林管理署の5者で協定を締結。

○場所：由利本荘市矢島町城内谷地沢　位置図（谷地沢地域）（PDF：405KB）

○面積：260.04ha（国有林126.36ha、市有林70.14ha、森林農地整備センター63.54ha）

○協定期間：平成24年6月29日～平成28年3月31日

・平成26年度は国が行う「民国連携した林産物の安定供給システムによる販売（システム販売）」に由利本荘市が参加し、合板材と低質材を協調して出荷・販売を行いました。

・平成27年度はシステム販売に森林整備センターと由利本荘市が前年度に続き参加し、森林整備センターが合板材と低質材を販売、由利本荘市が合板材を販売しました。

【谷地沢・釜ヶ台地域森林整備推進協定（PDF：3,436KB）】

「谷地沢森林共同施業モデル団地」の期間更新と区域を拡大するとともに、民有林と国有林が連携して引き続き森林整備を進めるため、由利本荘市とにかほ市にまたがる区域へ「谷地沢・釜ヶ台地域森林共同施業団地」を設定。路網の相互利用や集中的な主間伐の推進と協調出荷を民有林・国有林一体となって実施するとともに、低質材を搬出し、チップや木質バイオマスの原料として利用します。

平成28年3月に由利本荘市、にかほ市、森林整備センター秋田水源林整備事務所、本荘由利森林組合、子吉川流域林業活性化センターならびに由利森林管理署の6者で協定を締結。

○場所：由利本荘市矢島町城内谷地沢、にかほ市冬師・馬場　位置図（谷地沢・釜ヶ台地域）（PDF：277KB）

○面積：681.42ha（国有林357.35ha、市有林260.53ha、森林整備センター63.54ha）

○協定期間：平成28年4月1日～平成33年3月31日