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子吉川流域は秋田県南西部に位置し、由利本荘市・にかほ市 2市の森林面積10万5千haのうち国有林2万3千ha(23%)、民有林8万2千ha(77%)の森林面積となっている。このうち、スギを主体とした人工林率は、国有林が林地面積の36%(7,890ha)、民有林が59%(48,007ha)となっており、平成4年に策定された「子吉川流域林業活性化基本方針書」に基づき、民有林と国有林が一体となった森林整備と国産材時代を実現するための取り組みが展開されている。
また、流域内の特徴とも云える鳥海山と日本海沿岸クロマツ林は、保健休養の場として多くの人に利用されるとともに、飛砂防備保安林として大切な役割を果たしている。特に鳥海山は平成21年7月に国史跡に指定され、その歴史・文化・自然に対する注目も高まっている。
一方、昭和58年度以降松くい虫被害が発生し、海岸防災林の被害駆除・防除を民有林・国有林一体で推進するとともに、松くい虫被害林の再生に向け、地域と一体となった活動を推進している。また、平成18年にナラ枯れが確認され、被害地域が拡大してきていることから、民・国一体となった早期発見と防除体制に取り組んでいる。
森林・林業の再生を図るため、民有林、国有林共通の課題として効率的かつ安定的な林業経営の基盤づくりを推進するとともに、木材の安定供給と利用拡大に向けた対策が必要となっている。
松くい虫により壊滅的被害を受けた海岸林の再生に引き続き取り組むとともに、被害区域が拡大しているナラ枯れの早期発見と効果的な防除対策に取り組む必要がある。
地球温暖化問題等により環境・森林への関心が高まっていることから、森林環境教育等を推進し、森林の公益的機能への理解を深める。
森林・林業の再生を図るため、官民一体となった間伐材及び林地残材の有効活用に向けた取り組みや、低コスト化等に向けた情報・提供、路網整備、技術指導等を求められている。
由利地域の課題である松くい虫被害森林の再生等に向け、企業やボランティア団体等と一体となった活動が求められている。
小・中・高では総合学習や社会科授業の一環として「地域の森林と私たちのくらし」に取り組んでおり、森林におけるいろいろな体験学習や活動の機会の提供が求められている。
重点事項 | 目標 | 連携先 | 取組方向 |
---|---|---|---|
計画的な木材供給の推進 | 木材の安定供給の推進、地域材の利用推進 | 関係行政機関(県・市)、流域林業活性化協議会 |
安定供給システムの推進と計画的な事業実行、治山林道事業及び公共建築物への地域材利用の働きかけ、林地残材の活用に向けた情報交換や木材利用のPRに取り組む。 |
生産目標、森林施業等の共通化 | 低コスト化の推進、ナラ枯れ・松くい虫対策 | 関係行政機関(県・市)、林業関係者 |
低コスト作業現地検討会の開催、森林施業の共通化・効率的路網整備等に関する情報交換会(定例的)の開催に取り組む。 |
林業技術の開発・普及・啓発、林業事業体の育成 | 林業労働力の育成確保 | 県、林業関係者 |
事業の計画的な発注及び緑の雇用対策へのフィールド提供を積極的に行う。 |
安全・安心への取組 | 森林病害虫の防除、地域住民への防災情報の発信 |
関係行政機関(県・市)、JR東日本、関係住民、林業関係者 |
松くい虫、ナラ枯れ対策会議の開催、民国一体となったパトロールと早期防除。治山に関する地域検討会・シンポジウムの開催。 |
生物多様性保全に配慮した取り組みの推進 | 生物多様性保全のための検討会等の開催 | 県、市、自然保護団体及びボランティア団体、林業関係者 |
針広混交林化、広葉樹林化等の森林整備に向けた検討会・シンポジウム等の開催。 |
上下流の連携強化のための下流住民等に対する情報提供、林業体験活動等 | 森林環境教育の推進、ボランティア等が実施する森林整備等への支援 |
県、市、ボランティア団体、教育委員会、学校、福祉関係者、林業団体 |
ボランティアによる松くい虫被害林再生活動へのフィールド提供、技術指導等の支援を行う。また、森林講座、森林教室、自然体験学習会等の開催、講師派遣、体験学習プログラムの開発等に積極的 |
平成22年度アクションプログラム実施メニュー(PDF:84KB) |