ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 由利森林管理署 > 第3次アクションプログラム
研修フィールドの提供 |
森林再生植樹会 |
「遊々の森」活動 |
低コスト作業現地検討会 |
森林づくりの集い |
矢島高校森林教室 |
低コスト作業現地検討会 |
森林浴ツアー |
森林づくりの集い |
ボランティア再生植樹会 |
矢島高校森林教室 |
松林健全化作業 |
秋田県南部に位置し、子吉川流域の由利本荘市・にかほ市2市の森林面積10万5千haのうち国有林2万3千ha、官行造林2千haで森林面積の24%を管轄している。
森林面積の60%がブナ林等天然性林、34%がスギを主体とした人工林で鳥海山麓及び山形県境せき梁部は針広混交林化が分布しているが、他の生育は良好となっている。
明治以後鳥海山北麓のブナを素材に、製材、木工が興隆していたが衰退した。近年は秋田スギ大型原木市場が開設され、間伐の推進等に寄与している。
昭和58年度以降松くい虫被害が発生し、海岸防災林の被害駆除、防除を民有林・国有林一体で推進している。また、松くい虫被害林の再生に向け、地域と一体となった活動を推進している。更に、18年にはナラ枯れが、秋田県にかほ市象潟町で確認されたことから監視体制を強化している。
森林・林業の活性化を図るため、低コスト化、国産材の安定供給等が民有林、国有林共通の課題であり対策が必要となっている。
海岸林は松くい虫被害により防風や 飛砂防止等の機能が低下しており、海岸林の保全及び再生が必要となっている。また、ナラ枯れ対策も緊急に必要となっている。
地球温暖化問題等により環境・森林への関心が高まっていることから、森林環境教育等を推進し、森林の公益的機能への理解を深める。
森林・林業の活性化を図るため、低コスト化等に向けた情報・提供、路網整備、技術指導等を求められている。
由利地域の課題である松くい虫被害森林の再生等に向け、民・国一体となった活動が求められている。
小・中・高では社会奉仕体験活動や自然体験活動の充実に向けて学校教育法や社会教育法の改正等が行われたため、森林におけるいろいろな体験学習・体験活動の機会の提供が求められている。
重点事項 | 目標 | 連携先 | 取組方向 |
---|---|---|---|
計画的な木材の供給の推進 | 木材の安定供給の推進、地域材の利用推進 | 県、林業関係者 |
安定供給システムの推進と計画的な事業実行、治山事業等への木材利用、公共建築物への地域材利用の働きかけ、木材利用のPRに取り組む。 |
生産目標、森林施業等の共通化 | 低コスト化の推進、ナラ枯れ・松くい虫対策 | 県、市、JR東日本、林業関係者 | 低コスト化のための検討会の開催、情報提供に取り組む。また、ナラ枯れ・松くい虫対策として、打ち合わせ会議の開催、防除、パトロールを民・国一体で取り組む。 |
林業事業体の育成 | 林業労働力の育成確保 | 県、林業関係者 | 事業の計画的な発注及び研修等へのフェールド提供を積極的に行う。 |
林業技術の普及・啓発 | 低コスト化情報の提供 | 県、市、林業関係者 | トータルコスト縮減に向けた取組事例等の情報・提供、検討会の開催に取り組む。 |
効率的な路網の整備 | 計画的な路網整備 | 県、市、林業関係者 | 民・国が一体となって利用できるよう計画的な路網整備を図る |
上下流の連帯強化のための下流住民等に対する情報提供、林業体験活動等 | ボランティアとの連携強化、森林環境教育の推進 |
県、市、ボランティア団体、教育委員会、学校、福祉関係者、林業団体 |
ボランティアによる松くい虫被害林再生活動へのフィールド提供、道具の貸与、技術指導等の支援を行う。また、森林教室、自然体験学習会等の開催、講師派遣、体験学習プログラムの開発等に積極的に取り組む。 |