30.剣山植物群落保護林
剣山(日本100名山)とジロウギュウとの稜線の北側に位置し、祖谷川の源流部にあります。面積は約450haで、標高約1050mから1950mにかけて、多様な樹種が連続して分布しており、標高の低い川沿いにはサワグルミやトチノキといった渓畔林が見られ、中腹にはブナやミズナラ、ウラジロモミ等の冷温帯の樹種が多く生育しています。また、剣山やジロウギュウの山頂付近には、シコクシラベやダケカンバ等の亜寒帯の樹種が生育し、稜線付近のコメツツジやツルギミツバツツジの群落は圧巻です。
保護林マップ
(PDF:1,006KB)
登山道周辺では、植物保護のためのシカよけネットを設置している箇所があります。
またシカによる笹枯れ等で登山道が分かりにくくなっている箇所もあります。通行の際は十分ご注意ください。
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上空から見た保護林
(JPG:2,412KB)
(2012年10月5日撮影、4枚の写真を合成)
その他の写真はフォトアルバムをご覧下さい。
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保護林とその周辺の植物
前述のように標高の低い川沿いには渓畔林が発達しており、サワグルミやトチノキ、アオハダ、ミズキ、カエデ類が生育しています。中腹には、ブナやリョウブ、ミズナラ等が多く、剣山山頂付近にはダケカンバやシコクシラベ、ナナカマド、コメツガが多く、亜寒帯性の樹種が分布しています。
(JPG:390KB)
▲上空から見た剣山
山頂付近は平家の馬場と言われ、ササ原が広がっています。
(JPG:398KB)
▲上空から見たジロウギュウ
コメツツジとツルギミツバツツジがパッチ状に見られる。
▲ハリモミ
冷温帯に分布し、見の越周辺で見ることができます。
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