美しい森林づくりのモデル的取組

九州森林管理局では、美しい森林づくりの推進のため、列状間伐の推進等により効率的な施行の推進に努めています。国民の皆様に施業の効果を見ていただける箇所を紹介させていただきます。

名称	場所		樹種	林 齢	目標とする 森林	誘導方法	施 業 効 果
	署	市町村
間伐施業指標林 （PDF：237KB）	福岡署	飯塚市	スギ ヒノキ	49～56	山地災害防止機能 及び水源かん養機能の増進	長伐期施業	広葉樹及び下草等が繁茂することにより地表浸食が防止され、土壌への雨水の浸透が向上。また、間伐により適正な成長量の確保が図られている。
間伐施業指標林 （PDF：152KB）	佐賀署	武雄市	ヒノキ	47	水源かん養 機能の発揮	長伐期施業	間伐により林内の照度が保たれて下層植生が繁茂することにより地表浸食が防止され、土壌への雨水の浸透が向上。また、適正な成長量の確保が図られている。
ウラセバル国土 保全モデル林 （PDF：167KB）	大分西部署	日田市	スギ	108	水源かん養機能 及び山地災害防止機能の維持増進	育成複層林 施業	上層木については生育良好であるが、1987年に植栽した下層のスギについても、除伐等により順調に生育している。
萱瀬タﾞム水源 かん養モテﾞル林 （PDF：456KB）	長崎署	大村市	スギ ヒノキ	46	水源かん養 機能の発揮	育成複層林 施業	本数調整伐により林内の照度が保たれ、広葉樹や下草が繁茂することにより地表浸食が防がれ、土壌への雨水の浸透がしやすくなっている。
崩れにくい低コスト路網と列状間伐による間伐モデル林（PDF：651KB）	熊本南部署	人吉市	ヒノキ	40	水源かん養 機能の発揮	長伐期施業	間伐により林内の光環境が向上し、灌木、下草の芽生え、発育による土壌の保全・発達がみられている。
星岳間伐展示林 （PDF：485KB）	大分署	由布市	スギ ヒノキ	44～58	ヒノキ優良材、スギ大径材生産を目標とする森林	伐期齢スキﾞ70年、ヒノキ80年の 育成単層林 施業	間伐により林内照度が向上し下層植生が発達するとともに、適正な成長量の確保が図られている。
水源かん養 モデル林 （PDF：460KB）			ケヤキ	94	水源かん養 機能の発揮	伐期齢150年のケヤキ 長伐期施業	保水機能の高い土壌の発達した森林として健全に育成している。
複層林施業 指標モデル林 （PDF：706KB）	宮崎北部署	高千穂町	ケヤキ	95	公益的機能の高度発揮及び多様な需要に対応できる 森林	伐期齢100年の長伐期施業	上層木については、良好な生長を果たしており、また、下層のケヤキについても、各々に差はあるものの順調な生長を行っている。
鰐塚山国土 保全モデル林 （PDF：167KB）	宮崎署	宮崎市	ケヤキ	77	水源かん養機能 及び山地災害防止機能の増進	長伐期施業	昭和6年に植栽したケヤキ人工林及び下層植生の広葉樹が健全に育成し、山地災害防止機能が高まっている。
間伐施業指標林 （PDF：814KB）	都城支署	小林市	スギ	39	水源かん養 機能の発揮	伐期齢100年の長伐期施業	広葉樹及び下草等が繁茂することにより地表浸食が防止され、土壌への雨水の浸透向上。また、間伐により適正な成長量の確保が図られている。
列状間伐展示林 （PDF：839KB）	北薩署	さつま市	スギ ヒノキ	35～37	水源かん養 機能の発揮	多様な間伐手法を用いた間伐の実施	多様な技術の間伐方法をモデル的に配置することにより、林内の照度が確保され下層植生が発達している。
間伐モデル林 （PDF：450KB）	鹿児島署	霧島市	ヒノキ	37	水源かん養 機能の発揮	伐期齢120年の長伐期施業	間伐により林内の照度が向上して下層植生が繁茂し、雨水の土壌への浸透が維持されている。
生きた広葉樹 図鑑の森林 （PDF：260KB）	森林技術センター	宮崎市	イチイカﾞシ外	13	暖温帯有用広葉樹等の展示林	本数調整伐、密度管理等による展示林への誘導	本数調整伐により林内の照度が保たれ、各樹種とも健全に育成している。
有用樹のぼう芽等を活用した 早期・低コスト 広葉樹林造成 （PDF：279KB）				4	早期・低コストで造成する多様性に 富んだ森林	発生した有用樹のぼう芽等の保残と郷土樹種の巣植の組み合わせによる更新	水源かん養機能の発揮が強く求められる箇所における更新方法の指標となる。
人工林から育成複層林（天然林型）へ誘導する 施業指標林 （PDF：272KB）			スギ外	31	育成複層林 （天然林型）	人工林において間伐を繰り返しながら育成複層林（天然林型）へ誘導	間伐により林内の照度が確保され、ツブラジイ等の幼樹や灌木、下草が侵入繁茂している。