希少野生動植物保護管理対策事業
希少野生動植物保護管理対策事業
小笠原諸島は島の誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため独自の進化を遂げた、固有種が多く見られます。これらの希少な固有種を保全するため、職員及び巡視員4名による巡視や委託事業によりモニタリング等を行うといともに、これらの種が生育・生息しやすい森林環境整備(外来植物の駆除等)に努めています。
希少植物の巡視
父島2名、母島2名の自然保護管理員を任命し、生育状況や盗掘の有無など毎月巡視を行っています。このほか、職員による巡視も行っています。
アサヒエビネ |
ハハジマノボタン |
ツルワダン |
ネズミの食害からオガサワラグワの実生苗を保全するため、ネットの設置やベイトステーションを設置(弟島)
ノヤギ(野生化したヤギ)の食害からムニンビヤクダンを保全すため、東京都レンジャーと協力して、食害防護柵を設置
希少鳥類の保全
アカガシラカラスバト |
オガサワラノスリ |
オガサワラカワラヒワ |
絶滅の危機のあるオガサワラカワラヒワの生息環境等を把握するため、センサーカメラの設置、足環の取り付け、計測、また関係機関と連携して水場の設置等に取り組んでいます。 | |
お問合せ先
小笠原諸島森林生態系保全センター
担当者:専門官
ダイヤルイン:04998-2-3403