【ヒバに携わる人】製材・加工(建築材、日用品):村口要太郎さん
|
村口要太郎 さん ヒバ活用のアイディアマン 青森県下北郡風間浦村で、ヒバを用いて建築材や日用品の加工、販売を行う。 |
ヒバの特性を活かした商品として一般の方々に使ってもらうまでには、研究や開発のために多大なお金、時間、手間が必要となりますが、村口さんはまず自分にできることから次々と取り組んでいます。そして、村口さんの様々なユニークなアイディアは建築材や木工品といったこれまでの木材の使い方にとどまらず、ヒバの香りやヒバに含まれている精油などを活かした製品にまで及びます。
例えば、独自にヒバのチップの抗菌性の実験をして会社のウェブサイトへ公開したり、防湿や防カビの性質を活かしてヒバのおが粉から作った商品を生み出したりと、アイディアをすぐさま行動に移してきました。現在も、加湿器で精油成分を室内拡散することで抗菌や抗ウィルスの効果が得られるのではないかと検討したり、ヒバの葉の香りやリラックス効果に着目してヒバの葉を詰めた枕を開発したりと、精力的に様々な商品を開発しています。
このように村口さんは、「自分の取組によって、少しでも多くの人にヒバの持つ価値に気付いてほしい。そして、もっとヒバの価値を証明してくれるような研究を進めてほしい。そうしたら、ヒバが沢山の人の役に立てるようになるはずだ 」と考え、さまざまな試行錯誤をしながら、ヒバの価値を伝え続けています。
夏は涼しく、冬は冷たい風が吹く風間浦村ですが、村口さんのところに伺うといつもその熱意に圧倒されます。
村口さんのように長年ヒバを見続けてきた方々の知恵や知識そして熱意がヒバ業界を支えています。
お問合せ先
下北森林管理署
ダイヤルイン:0175-22-1131