流域を単位にした取り組み
流域を単位に、民有林行政と連携した取り組みを進めています。
流域管理の推進
地域における適切な森林整備や林業・林産業の活性化を図るためには、流域を単位として、民有林と国有林が協調しながら計画をたて、事業を進めることが重要です。
このため、民有林行政を担当する県や市町村と連携して、流域の課題やニーズの的確な把握、森林計画等の策定のための意見調整などを進めています。
流域林業活性化協議会の取り組み
民有林行政、国有林行政が連携して流域の森林の整備等を進めるために、関係者で「大槌・気仙川流域林業活性化センター及び地区協議会」を設けています。
この協議会には、森林管理署のほか、沿岸広域振興局、流域内の3市2町をはじめ、森林組合など関係業界が参画して流域林業活性化のための取組を進めています。
課題への取組
流域ニーズの的確な把握
流域森林・林業活性化化センター及び地区協議会、林業関係機関・団体等との会合等において、気仙スギを主体とした気仙材の主産地化・高付加価値化、乾燥材供給の推進、森林の保全及び路網の整備等をはじめとする森林整備の課題や要請を的確に把握し、流域の特色ある事業運営に活かしていくよう努めています。
国有林の情報、技術及びフィールドの提供等
伐採計画等の管理経営情報や技術情報を積極的に提供するとともに、高性能機械等の研修の場等のフィールドの提供を行い、林業技術等についての普及啓発やフィールドの活用等について適切な助言を行っていくよう努めています。
民有林・国有林一体となった路網整備
森林の適切な保全管理、林産物の生産コストの低減、作業環境の向上等に資するため、民有林林道計画との調整を図り、合理的な路網整備に努めています。
下流域との連携
森林浴や自然観察等森林とのふれあいの場の提供等を通じて、下流域住民、利水者等に対して森林の働き、林業の役割等の情報をわかりやすく提供するとともに、分収林等の制度を活用し、下流域関係者自らが行う水源林整備等のフィールド及び技術を提供しています。
中学生が「総合学習で取り組む下刈作業」
民・国連携による「気仙地区植樹祭」
お問合せ先
林野庁 東北森林管理局 三陸中部森林管理署
〒022-0003 岩手県大船渡市盛町字宇津野沢7番5号
TEL 050-3160-5910
0192-26-2161