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東北森林管理局

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    上小阿仁支署の取組み

     公益的機能を発揮させる森づくり

    機能類型に応じた管理経営

       森林は、水源のかん養、山地災害の防止、保健休養の場の提供、林産物の供給等の諸機能の発揮を通じて、国民生活と深く結びついており、これらの森林の機能が高度に発揮されることが求められております。

       国有林は奥地水源地域に広く分布していることから、水源涵養機能について、すべての国有林で発揮する基礎と考え、森林を「自然維持タイプ」「森林空間利用タイプ」「山地災害防止タイプ」「快適環境形成タイプ」「水源かん養タイプ」の5タイプに区分して管理経営を行います。

        上小阿仁支署においては「快適環境形成タイプ」は区分されていません。

     

       

      山地災害防止タイプ写真:間伐材を利用した谷止堰堤 柚ノ子沢治山工事

       山地災害防止タイプについては、保全の目的に応じ、保全対象と当該林分の位置的関係、地質や地形等の地況、森林の現況等を踏まえて、土砂流出・崩壊防備エリアと気象害防備エリアに分け管理経営を行います。

     

       1.土砂流出・崩壊防備エリア(面積 6,964ha)

       土砂の流出、崩壊等山地災害による人命・施設の防備を目的とする森林。

       2.気象害防備エリア(面積 148ha) 

       風害、飛砂、潮害、濃霧等の気象害による居住・産業活動に係る環境の悪化の防備を目的とする森林。

     

    水源涵養タイプ(面積 40,921ha)写真:仏社沢国有林

       水源かん養保安林など水質・保全機能を重点的に発揮させるべき森林。

     

     

       

    自然維持タイプ(面積 11,951ha)写真:桃洞、佐渡スギ原生林

       自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存等自然環境の保全を目的とする森林。 

     


      

    森林空間利用タイプ(面積 3,477ha)写真:太平山周辺の水土保全林

       レクリエーション等の活動の場や優れた景観の提供及び都市又はその周辺の風致の維持を重点的に発揮させることを目的とする森林。

     

     

      
       

    緑の回廊の設定

       写真:八幡平から森吉山方面の山々緑の回廊は、保護林(原生的な天然林や貴重な動植物の保護、遺伝資源の保存等を目的として管理経営を行う国有林野)と保護林の間をつなぐ国有林野であり、野生生物の自由な移動の場として保護することにより、野生動植物の生息・生育地の拡大と相互交流を図り、分断された個体群を保全し、遺伝的多様性を確保し、広範囲で効果的に森林生態系全体を保護することを目的としています 。 
       原則として緑の回廊内の人工林においては、針広混交林化を図り、将来天然林に誘導し、野生動物の営巣等に重要な古木や餌となる植物を残すなど、野生動植物に配慮した森林施業を行います。

    八幡平太平山 緑の回廊

        八幡平周辺から太平山に至る緑の回廊を設定し、奥羽山脈の回廊と接続させることによって回廊のネットワーク化を促進し、森林の持続性の確保、森林生態系の一層の保護・保全を図り、生物多様性の維持に資する。 (面積4604.52ha)

     

    お問合せ先

    林野庁東北森林管理局
    米代東部森林管理署 上小阿仁支署
    〒018-4401秋田県北秋田郡上小阿仁村沖田面字野中376-13
    IP:050-3160-5820  TEL:0186-77-2422