ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 米代東部森林管理署 上小阿仁支署 > イベント等報告 > 平成26年度イベント等報告
平成26年度イベント等報告
平成26年3月7日に東北森林管理局長と北秋田市在住の森林所有者との間において、本協定の締結が行われました。
本協定を結ぶことにより、国有林・民有林一体となった間伐を行います。(民有林:3.34ha,186m3・国有林:27.34ha,1,996m3)
平成24年6月8日に締結をした本協定については、平成26年度民有地において林業専用道を作設する予定です。
「森林・林業再生プラン」の実現に向け、当支署と阿仁合財産区、古河林業(株)阿仁林業所、大館北秋田森林組合並びに米代川流域林業活性化センターとの五者により協定を結び、民有林と国有林が連携して施業の集約化・団地化を進め、森林の持つ多面的機能の発揮を促すとともに森林、林業の活性化に資することを目的とした集約化施業モデル団地を設定しました。
1.日 時 平成24年6月8日〈金)14時00分~ 2.場 所 ロイヤルホテル大館 3.協 定 締 結 者 米代東部森林管理署上小阿仁支署 支署長 佐藤 智一 阿仁合財産区 管理者 北秋田市長 津谷 永光 古河林業株式会社 阿仁林業所長 福森 卓 大館北秋田森林組合 代表理事組合長 大越 勝男 米代川流域林業活性化センター 会長 小畑 元 4.モデル団地名 鍵ノ滝地域集約化施業モデル団地 5.設 定 箇 所 秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝字鍵ノ滝地域 民有林145ha 国有林64ha 計209ha 6.参 考 資 料 米代流域林業活性化センター プレスリリース(PDF:63KB) |
平成26年5月20日に上小阿仁村仏社字国見沢において、上小阿仁小学校3年生・6年生の児童30名をはじめ、村民や林業関係者等ら約100名が参加して全村植樹祭が開催されました。
(支署長代読をする当支署総括治山技術官)
参加者は植樹方法の説明を受けたあと、当支署で準備した唐鍬をもって植え穴を掘り、バーク堆肥を入れキハダの苗木を植えました。
当日は150本の苗木を植え、当支署職員7名も児童らをサポートし一緒に汗を流しました。
(植樹指導する当支署職員)
最後に記念の標柱を立てて、児童らと一緒に記念撮影をし、植樹祭を終えました。
今後も上小阿仁村と協力しながら、植樹祭等のイベントについて取り組んでいきたいと思います。
北秋田警察署、秋田県自然保護課、北秋田市等関係団体と連携し平成26年6月14日、チラシ配布等を行い登山客へのマナーの意識向上、高山植物の保護啓発について呼びかけました。
上小阿仁支署では平成26年7月24日から25日の2日間、上小阿仁中学校からの要請を受け、3年生2名に当支署の業務等について職場体験学習を行いました。
1日目は当支署の業務の内容について説明し、その後国有林内を器械を使いながら踏査し、測樹機器を使った樹高調査を行いました。
午後からはコンパスを使った境界測量、測樹の仕方を行いました。
2日目は生産請負現場へ行き実際に木の伐倒等を行っている現場を見学しました。その後土場へ移動し素材(丸太の)検地業務を行いました。
上小阿仁支署の業務について説明
測量体験
生産請負現場見学
平成26年9月9日、上小阿仁小学校3・4年生27名を対象として、当支署管内の上大内沢国有林で森林教室を開催しました。
当日は晴天に恵まれ、森の巨人たち100選の一つの「コブ杉」まで続く遊歩道を歩きながら森林の持つ機能や役割について学習し、天然秋田スギの前ではその大きさを実感するため、皆で手をつなぎ何人で囲めるか試してもらいました。生徒達はその太さや高さ、本数に圧倒された様子で、天然秋田スギの貴重さ等を体感しました。
その後、国立科学博物館に展示するために伐採した天スギの伐根を見学し、最後に「コブ杉」を見学しました。
森林の役割や機能について学習
当支署職員の説明を聞く生徒達
天然秋田スギの幹周りを測ってみよう
手をつないで太さを体感
質疑応答中
森の巨人たち100選「コブ杉」の前で
平成26年10月5日、関係団体と合同でチラシの配布等を行い、遭難事故やクマ災害等の危険性について登山者等へ注意喚起を行いました。
職員によるチラシの配布
平成26年10月21日、三里担当区管内下大内沢国有林250た林小班外において、コンテナ苗職場内研修会を開催しました。
当日は、当支署職員及び上小阿仁村役場の職員2名と造林請負契約箇所において説明を受けた後、実際の作業を見学しました。
ほとんどの参加者は初めて見る作業ということで、スギのコンテナ苗、植え付ける際の器具に関心が集まりました。
その後実際に植付を体験し、従来と比較して、その労力の軽減や1本あたりの植え付ける早さ等を体感しました。
説明の様子
スギコンテナ苗と作業器具
植付体験(穴掘り)
植付体験(コンテナ苗差込み)
植付体験(踏み固め)
上小阿仁小学校より、自然に落ちている木の枝や木の実等を使って工作物を作りたいとの要望があり、10月20日に当支署管内国有林において材料集めを行いました。当日は晴天に恵まれ、生徒達は各班ごとに工作に必要な材料を1時間半ほどかけて拾い集めました。
10月28日には当支署職員が学校へ行き、工作の手伝いをしました。想像していた以上の大きな作品を作成することとなり、のこぎりや電動ドリルを使用した作業の手伝いを一緒に行いました。
10月20日材料集めの様子
10月28日工作の様子
平成26年12月17日、上小阿仁小中学校において、小学校3年生の生徒による森の発表会が開催されました。
最初にコブ杉について生徒達が調べたものについての発表がありました。調査内容や発表姿勢の充実ぶりに感心しました。
その後先日作成した工作物について4つの班ごとに説明と発表がありました。各作品とも題名にそって細部まで作成し、またその完成度の高さに感心するとともに、生徒達の発想力にも驚かされました。
当支署も天然林についての説明や、コブ杉の貴重さについて説明をしました。
コブ杉についての説明
「森の花火」についての発表
「森のパーティー」についての発表
「森の音楽会」についての発表
「森のツリー」についての発表
当支署職員による説明
平成27年3月20日、上小阿仁村立上小阿仁小中学校にて遊々の森協定締結式を行いました。
協定書締結後、上小阿仁小中学校髙橋校長先生から、「協定場所からのすばらしい見晴らしの「望」と、また作業を体験していく中で皆さんが村民の一人として立派に「希望」をもって成長するよう願い「のぞみの森」と命名した。」との挨拶がありました。
続いて、上小阿仁支署長から「生徒の皆さんには大変な作業となるかもしれませんが、上小阿仁村が古くから大切にしてきた「みどり」を知っていただきたい。」と挨拶し、最後に生徒代表から、「自然を大切にし森を育てる森林学習活動を行っていきたい。また、森を育てながら天に向かって伸びる秋田スギのように、私たちも堂々とまっすぐに成長していきたい。」との挨拶がありました。
今後平成27年度から国有林のフィールドを使い、森林学習活動を行っていくこととなります。
協定書を前に掲げる髙橋校長先生(右)と米澤支署長(左)
上小阿仁小中学校長挨拶
生徒代表挨拶