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仁鮒水沢(にぶなみずさわ)スギ植物群落保護林

概要

面積:18.46ha

位置:秋田県能代市田代田代沢国有林

仁鮒水沢スギ林は、国有林の保護林制度により「植物群落保護林」として保護されています。林内は、広く一般にも観察できるよう遊歩道が整備され、1週30分ほどでまわることができます。日本3大美林の貴重な天然杉を身近に見れることから日本全国から多くの人が訪れています。林内は50mを超す天然秋田杉が林立し、樹高58mのキミマチスギは日本一の樹高をほこり、林野庁の「森の巨人たち百選」にも指定されています。この他、コイブミスギ、モックンスギ、タシロスギなど50m以上で名前を付けられたスギがたくさんあります。

平成3年の19号台風で、多数の倒木被害が出たものの、ha当たり材積は平成5年現在1,120立方mあまりとなっており、日本の森林の中でもトップクラスの高い位置にあるといわれています。樹齢は、調査の結果180年~300年の齢階に集中していることが解っており、平均250年と推定されています。

林内の森林植生は、スギ以外に、トチノキ、ブナ、ミズナラ、イタヤカエデ、ホオノキ、ハクウンボク等の落葉広葉樹の他、下層木としてヒメアオキ、オオバクロモジ、オオカメノキなどの日本海型の低木の他、草本として、オシダ、ヤグルマソウ、ミヤマイタチシダ、ウワバミソウ、マムシグサ等の植生が見られます。

キミマチスギ

キミマチスギ(右手前)

水沢天スギ林の林相

仁鮒水沢天スギ林の林相写真

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