小学生が植樹を体験しました(令和3年6月18日)
令和3年6月18日(金曜日)に、青森県東津軽郡外ヶ浜町の国有林内で、外ヶ浜町立三厩小学校の5、6年生9人が植樹の体験活動を行いました。地元の林業会社である(有)前田林業と外ヶ浜町役場から職員の方数名が参加し、体験活動に協力していただきました。
開会式では、三厩森林事務所の森林官が司会し、協力者からの挨拶のほか、森林官が現地の状況や植える苗木を説明しました。
- 開会式
開会式に次いで、青森森林管理署の職員が、林業の流れと森林の働きについて、紙芝居を用いて説明しました。子供たちは熱心にメモをとりながら、耳を傾けていました。
- 紙芝居
- 熱心に聞く子供たち
植樹を始める前には、青森森林管理署の職員が、苗木の植え方を説明しました。
- 植樹方法の説明
- ヒバとスギの苗木
今回植樹した苗木は2種類で、ヒバの「裸苗」とスギの「コンテナ苗」です。「裸苗」は、唐鍬を用いて、大きさ40 cm四方、深さ30 cmの穴を掘り、苗木を入れて土をかけ、苗木が抜けないように踏みつけます。一方、「コンテナ苗」は、ディブルという道具を地面に刺して穴を開けます。そこに苗木がぴったり入るようになっており、土をかぶせて踏みつけます。「裸苗」と比べて簡単に植えることができます。
子供たちは二人一組になって道具と苗木を運び、2種類の苗木を植えていきました。快晴で風が弱かったので暑く、子供たちは休憩を取りながら、丁寧に植えていました。
- 植樹体験
その後には、スギの丸太切りを体験しました。のこぎりを使って直径10 cmほどの丸太を一人一人切っていきました。子供たちは、慣れない作業でしたが頑張って切り、同級生が切っている間は応援し合い、切り終わると歓声とともに拍手でたたえ合いました。
- 丸太切り体験
- ドローンで撮影した集合写真
最後に、あらかじめ1 cmほどの厚さにカットした丸太を紙やすりで磨きコースターに加工する作業をしました。子供たちはスギ、ヒバ、広葉樹の3種類から好きなものを選び、夢中になってやすりがけをしました。
- コースター作り体験
子供たちから、「木を切るのが難しかった」「木があることで森が守られていることがわかった」「ドローンを見たり、木を切ることができて良かった」などの感想がありました。
青森森林管理署では、地元の子供たちに対し、森林や林業について知り、体験できる機会を提供する活動に今後も取り組んでいきます。
お問合せ先
青森森林管理署
ダイヤルイン:017-781-0131
FAX番号:017-766-3775