小学校の学校林で体験学習が行われました(令和4年10月27日)
令和4年10月27日(木曜日)に、青森市立沖館小学校の5年生104名が、学校林で体験学習を行いました。当署からは職員3名が活動に協力しました。
沖館小学校では昭和15年から学校林「沖館の森」を保有しており、昭和16年にスギ、カラマツ、アカマツを植栽し、平成21年に実施した間伐では、間伐材を利用して図書室ホールのテーブル等を作成しています。平成28年には、当時小学5年生だった児童たちがヒバの苗木の植樹などを行い、学校林に親しんできました。
今年度は「森林の働きを知る」というテーマで「木」、「水」、「生物」、「林業」の4つのグループに分かれて学ぶとともに、歴史ある学校林の様子を観察していました。当署の職員は林業グループの講師を担当しました。

- 開会式
最初に、森林の働きについて説明しその後、クイズを交えながら植林、下刈、間伐、主伐について説明を行いました。

- 森林の働きについて学ぶ児童たち

- 植林について学ぶ児童たち
植林では、普通苗とコンテナ苗を模したラミネートを用意し、パネルの赤い目印の場所に差し込むことで、植林の疑似体験をしてもらいました。
さらに、6年前に植えたヒバを実際に見て、成長に時間がかかる樹木であることを話すと児童たちはとても驚いていました。
次に、下刈では、パネルに描かれている苗木の近くにある草の模型を児童たちに取ってもらうことで、疑似体験をしてもらいました。

- 下刈が行われたパネル
その次の間伐では、パネルに貼った木の模型から間伐する木を選んでもらいました。

- 間伐について学ぶ児童たち
パネルには、曲がったり、茶色く枯れている木などがあり、児童たちはバランス良くなるように自ら考えて取ることが出来ました。
最後に、主伐について説明を行いました。
主伐では、大きくなった木を取ってもらうことで疑似体験をしてもらいました。

- 主伐について学ぶ児童

- 児童たちとじゃんけんをする様子
植林、下刈、間伐、主伐で児童全員が1回ずつ作業を終えると、取ってもらう木がいくつか残ってしまいました。
そこで、「残った木を取りたい人はいますか?」と声をかけると、ほぼ全員の手が挙がったのでじゃんけん大会を行うことにしました。じゃんけん大会は盛り上がり、勝ち抜いた児童は喜んでいました。
全ての予定が終了し、代表の児童が講師の方々にお礼を言いました。
その後、ドローンで集合写真を撮り、体験学習は終了となりました。

- 代表してお礼の言葉を言う児童

- ドローンで撮った集合写真
青森森林管理署では、地域の子供たちが林業に触れ、学べる環境を作るとともに林業に興味を持ってもらえるような取組を推進していきます。
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