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東北森林管理局

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    蟹田中学校で職場体験学習(林業編)を実施しました

     令和7年7月3日(木)に、蟹田中学校において中学1年生7名を対象に職場体験学習(林業編)を実施しました。

     最初の1時間は教室で森林・林業・森林管理署について座学を行い、その後は現地に赴き実習を行いました。

     座学の際には、林業や森林行政にほとんど触れたことがない生徒たちにとっては少し難しい内容の説明もありましたが、よく聞き、メモを取っている姿には感心するとともに嬉しくも感じました。



     続いて現場実習です。

     まず現場実習1コマ目は収穫調査体験です。収穫調査とは、国有林の立木を伐採又は売り払う際に行う基礎的な調査で、伐採・売払いの対象となる立木を選定するとともに、その樹種、材積、材質などを決定する作業になります。

     この作業の中で特に難しいのは樹高の測定です。普段の生活で木の高さを意識することはほとんどない中で、電柱と比べてみたり、木を倒したときに先がどこまで行きそうかを想像したりしながら樹高を判定しました。
     


    測った木の合計で家が何件ほど建てられるかも計算してみました!

     2コマ目は検知体験です。検知とは丸太(素材)の樹種、径級(太さ)、長級(長さ)等を調査し、材積の集計、数量の確定等を行うものです。

     100本を超える丸太の山を1本ずつ数え、業者さんから事前に提出された資料と合致するかを確認するのですが、不規則に積まれている丸太を全て数えるのには悪戦苦闘している様子でした。


    椪(はい)と呼ばれる丸太の山が正しく測られているかを検査します。

     最後は教室に戻り、今日1日の林業体験を踏まえて、苗木を植える準備から成長した木を伐採するまでの“森林づくり”を題材にしたカードゲーム、ZORINGを実施しました。
     ※ZORINGについて気になる方はこちら


    ルールも簡単で、皆さんすぐに覚えていました。

     このような森林・林業について学べる機会は近年では貴重な機会になりつつあるように感じられますが、青森森林管理署では楽しく、しっかりと学ぶ機会を今後も提供してまいります。


    暑い中での職場体験、お疲れ様でした!

    お問合せ先

    青森森林管理署

    担当者:森林ふれあい担当
    ダイヤルイン:017-781-0131