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東北森林管理局

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    白神山地世界遺産地域の管理体制

    1.白神山地世界遺産地域連絡会議

    白神山地世界遺産地域管理計画(PDF : 319KB)に基づき、遺産地域の保全管理に係る各種制度を所管する環境省、林野庁、文化庁、青森県及び秋田県が、密接な連携の下に、一体となって遺産地域の適正かつ円滑な管理を行うために、白神山地世界遺産地域連絡会議を設置しています。
    また、平成22年度からオブザーバーとして参加していた地元市町村(青森県:西目屋村、鰺ヶ沢町及び深浦町、秋田県:藤里町、八峰町、能代市)も、令和2年度からは構成機関となり、地域が一体となって遺産地域の管理を効果的に実施していく体制としています(白神山地世界遺産地域連絡会議会則(PDF : 84KB))。
    さらに、連絡会議は、科学的なデータに基づく順応的な管理に必要な助言を得るため、学識経験者による白神山地世界遺産地域科学委員会を設置しています。

    連絡会議の様子
    連絡会議の様子

    2.白神山地世界遺産地域科学委員会

    世界自然遺産に登録された白神山地の自然環境を把握し、白神山地世界遺産地域連絡会議に対して、科学的なデータに基づいた順応的管理に必要な助言を行うため、平成22年に学識経験者による白神山地世界遺産地域科学委員会を設置しています。
    科学委員会は、白神山地について知見のある、又はモニタリング調査や研究実績のある学識者及び地元有識者8~10名程度で構成されており、(1)遺産地域の保全管理に関する事項、(2)保全管理のための調査研究・モニタリングに関する事項等について検討し、助言を行うものです。

    3.巡視活動

    白神山地世界遺産地域連絡会議においては、遺産地域における違法行為の防止と入山者のマナー向上を促進するため、職員による巡視や白神山地世界遺産地域巡視員等による巡視活動を実施しており、東北森林管理局では、(1)森林管理署等職員による巡視のほか、(2)グリーンサポートスタッフ(入込者が集中し、植生の荒廃等が懸念される地域において巡視等を行う非常勤職員)制度を活用した巡視(青森県側・秋田県側でそれぞれ3名を雇用(令和3年度現在))、(3)白神山地世界遺産地域巡視員(東北森林管理局長が委嘱するボランティアの巡視員(青森県側25名、秋田県側24名(令和3年度現在))による巡視を実施しています。
    同様に、(1)環境省では請負契約や鳥獣保護管理員による巡視、(2)青森県では県知事委嘱の白神山地世界遺産地域巡視員による巡視、(3)秋田県では自然保護指導員や自然公園管理員による巡視を実施しています。
    また、効果的な巡視を実施するためには、関係機関の連携の強化が重要であることから、青森県側、秋田県側でそれぞれ、巡視を開始する春期と巡視活動終了後の冬期の年2回、白神山地世界遺産地域巡視員、連絡会議関係機関、地元市町村等の出席により、白神山地世界遺産地域巡視員会議を開催するとともに、青森県側、秋田県側それぞれ年2回合同パトロールを実施しています。

    合同パトロール
    青森県側での合同パトロール

    【白神山地世界遺産地域の管理体制】

    管理体制

    お問合せ先

    計画保全部
    担当者:自然遺産保全調整官
    ダイヤルイン:018-836-2489

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