白神山地周辺部国有林の主な観光資源
1.白神山地暗門の滝自然観察教育林(青森県西目屋村)
白神山地世界遺産地域の緩衝地域を流れる暗門川に連なる3段の滝は、上流側から第一(落差42m)、第二(落差37m)、第三(落差26m)と数えられます。かつては秘境であり、江戸時代の紀行家・菅江真澄が訪れました。白神山地を代表する名勝です。

暗門第二の滝
2.マザーツリー(青森県西目屋村)
マザーツリーは、白神山地の象徴的な存在として親しまれているブナの巨木です。平成30年9月の台風21号により折損しましたが、西目屋村等の地元関係者と協議した結果、残った幹と折れて落下した幹や枝は、自然のサイクルの一コマとしてそのまま残し、自然の推移を学ぶ場として活用することになりました。活用に当たっては、折れた幹の断面を平滑にして保護剤を塗り、腐らないための措置を講じたところです。

R1.5.30撮影
3.津軽十二湖自然休養林(青森県深浦町)
十二湖は、1704年の大地震に伴う地形の変化が生み出したとされる33の湖沼群です。大崩から展望すると12の湖が見えることが名の由来です。白い岩肌が露出した日本キャニオンとあわせ、森林と湖沼が神秘的な景観を織りなします。

青池
4.岳岱自然観察教育林(秋田県藤里町)
岳岱(だけだい)自然観察教育林は、藤里駒ヶ岳中腹の斜面に広がるブナ林です。苔むした巨岩と調和した景観はまるで自然庭園のようです。一部車椅子で利用できる遊歩道が整備され、ブナの若木から樹齢400年といわれる老木までを間近に体感できます。
なお、岳岱自然観察教育林に至る道は舗装されていますが、道幅が狭くカーブも多いことから、車の運転には注意してください。

林内のウッドチップ歩道
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計画保全部
担当者:自然遺産保全調整官
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