樹木損傷やマナー違反の状況
白神山地世界遺産地域連絡会議では、遺産地域における違法行為の防止と入山マナーを啓発するため、毎年、白神山地世界遺産地域巡視員等により、延べ約1,210人ほど(青森県側910人前後、秋田県側300人前後)の巡視活動を実施しています。
【白神山地の入山マナー】
しかしながら、幹や枝が切られたり傷つけられたりする樹木損傷や、たき火跡やゴミの放置のマナー違反が毎年のように確認されており、その状況は以下のとおりとなっています。
【樹木損傷及びマナー違反等の確認状況】
注)樹木損傷は平成20年度から、マナー違反は平成26年度から集計を開始。
年平均の確認件数は、樹木損傷3件、マナー違反9件となっています。
令和4年度のマナー違反については、ペットボトルやビニール袋、納豆容器などのゴミの放置が目立ちました。また、たき火跡も1件確認されています。
【最近の事例】
事例1:ブナの幹への彫り込み(青森県側核心地域)

確認日 令和2年6月18日
事例2:たき火ほか(青森県側核心地域)

確認日 令和2年6月13日
※東北森林管理局がモニタリングとして、入り込み利用調査のために設置しているセンサーカメラに撮影されていたもの。6人が撮影されており、魚(イワナ?)をたき火で焼いているのが見て取れます。白神山地世界遺産地域の自然環境を守るため、入山を希望される方は、必要な手続きを行っていただくとともに、入山に当たっては入山マナーを守っていただくようお願いします。
お問合せ先
計画保全部
担当者:自然遺産保全調整官
ダイヤルイン:018-836-2489