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天然青森ヒバの紹介

ヒノキ科のアスナロ属に分類されているアスナロと、ヒノキアスナロのことを一般にヒバと呼んでいます。
ヒノキアスナロはアスナロの変種で、北海道南部(渡島半島)、本州に分布し、津軽、下北両半島(青森県)、早池峰山(岩手県)、江差地方(北海道)などが著名な群生地で、日光付近(栃木県)が南限とされています。
青森県には、日本全土に分布するヒバ総蓄積の85%強もあり、青森ヒバは、天然秋田杉、木曽ヒノキとともに日本三大美林の一つにあげられています。

ヒバ材としての特性

ヒバ材には、ヒノキチオールやメタノール可溶性成分などが含まれています。このため、材質は湿気やシロアリ等に非常に強く、腐りにくい特性があるため、古くから城、神社仏閣などに使用され、平泉中尊寺の金色堂(岩手県)、弘前城、岩木山神社楼門(共に青森県)など数多くの建造物が知られており、また、一般住宅用の建築用材などに利用されています。

また、青森県下北半島猿ヶ森のヒバ埋没林の古木は、約800年以前に埋もれ木となったと推定されていますが、現在でも大半が用材として使えるとともにヒバ特有の香りを保っています。
なお、青森ヒバ材については、計画的、安定的な供給に努めています。

青森ヒバ 

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