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東北森林管理局

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    山形森林管理署最上支署(令和3年1月)

    魅力たっぷり赤倉温泉

    森林官 佐藤 拓人

     

     4月から山形森林管理署最上支署 赤倉森林事務所に赴任しました佐藤と申します。
     初めての森林官業務ということで分からないことだらけですが、支署や周囲の森林官の方々に都度相談しながら何とかやっていくことができております。
     私の勤務する赤倉森林事務所は山形県の最上町にあります。新庄市・尾花沢市・宮城県の大崎市に接する静かな町です。最上町はバイオマス事業に力を入れており、エネルギー利用目的で大面積の共用林野協定を最上支署と締結しています。最上町内の森林のうち約70%を国有林が占めていることからも、国有林の働きが重要な地域であると言えます。
     赤倉森林事務所が建っているのは観光地として栄えた赤倉温泉街の中です。近くには温泉旅館が何軒もあり、現場で汗をかいた後には日帰り温泉で疲れを癒すことも出来ます。
     温泉街を抜けると赤倉スキー場があり、12月11日にはスキー場開き(安全祈願祭)が開催されました。イベントの開催時には斜面に全く雪が積もっておらず来賓の方も心配するほどでしたが、その2日後には一晩で一面真っ白に染まるほど積もりまして、現在はスキーをするにも全く問題ありません。スキー場内には夏でも営業・繁盛するおいしいラーメン屋さんもありますので、興味があればぜひお越しください。
     また、赤倉管内では今年「最上小国川ダム」が完成し、8月に竣工式が行われました。東北地方では初となる治水専用の流水型ダムで、式典には山形県知事も出席しました。式典で振る舞われた「赤倉温泉ダムカレー」は最上町特産のアスパラガスをふんだんに使った緑色のカレーで、ダムを模した形が見た目にも楽しい一品。森林事務所の近くにある食堂で土日限定メニューとして提供しております。
    赤倉スキー場安全祈願祭 最上小国川ダム

     他に特筆すべき場所として、宮城県の県境にある堺田駅の隣にある「分水嶺」を紹介します。山から来る沢の流れがどちらの海に行くかの分岐点である分水嶺が平坦な場所にあるのは全国的にも珍しく、さりげない分岐なのにその行く末がまったく異なる様子を見ていると考えさせられるものがあります。堺田駅から出た大通り沿いには松尾芭蕉が宿泊したと言われる「封人の家」もあり、個人的にかなり見どころある観光名所と感じるんですが、基本お客さんは少なくひそかな穴場スポットです。もしかしたら今年はコロナ禍だからなのかもしれませんが、最上町はもっとPRしてあげても良いんじゃないかなと思います。
    日本海と太平洋を分ける分水嶺
     
     最後になりますが、森林事務所での仕事はやりがいがありとても楽しいです。現場でクマと遭遇したり、事務所の外壁の隙間にキイロスズメバチが巣を作ってしまったり大変なことも起きますが、特に山の中では日々新たな発見があり、自然から学ばせてもらっていると感じます。現在は山に入れず除雪に追われる毎日ですが、腰を痛めないよう気を付けつつ過ごしております。皆さまもご自愛ください。