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東北森林管理局

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    秋田森林管理署(令和2年10月)

    毎日が勉強です!

    森林官 畠山 郁

     

     私が勤務する千屋森林事務所は、仙北平野の南東部に位置する仙北郡美郷町にあります。管轄する区域は大仙市(中仙・太田地区)及び、美郷町内の国有林約一万六百ヘクタールを担当しています。管内は大半が「真木真昼県立自然公園」に指定されており、真木渓谷や川口渓谷など優れた景観を有しているため、雪解けから降雪前まで登山客・観光客が途絶える事なく、人気の場所としていつ行っても賑やかです。
     では、管内の見所をご紹介します。
    真昼岳林道から見た仙北平野 秋田藩主佐竹義隆公が料理用に使用した「御台所清水」

    「真昼岳」
     真昼岳は美郷町と岩手県との県境にそびえており、オサバグサなどの高原植物の群生地やモリアオガエルの生息地があります。南真昼岳、北の又岳からなる山頂からは仙北平野を眺望することができます。


    「六郷湧水群」
     美郷町では奥羽山脈を水源とする小河川が扇状地を形成し、その扇状地にある六郷地区を中心に百二十六箇所もの湧水が点在しています。全国名水百選などに認定されており、水五冠の街としても知られています。水温が年間を通じて十五度前後のきれいな湧水には、氷河期の生き残りといわれる淡水魚のイバラミトヨが生息しています。
     また、水源の一つ、七滝水源かん養保安林では地域の児童・住民が参加し、ブナなど広葉樹の植樹会を毎年開催しています。水源としての森を守る活動が評価されて、林野庁の「水源の森百選」に選定されています。


    「オブ山の大杉」
     大仙市太田、川口渓谷風景林内にあるオブ山の大杉は、幹周り三十四メートル、推定樹齢千年以上と言われています。太田町教育委員会(当時)の調査で、県内一の太さであることが判明し、こちらも「森の巨人たち百選」に選定されています。

     他にも、二月に開催される六郷のかまくら( 竹うち)や七月ころ見頃を迎えるラベンダー園など、春夏秋冬見所がたっぷりありますので、ぜひ足を運んでみてください。
    オブ山の大杉 ホワイトラベンダー「美郷雪華」


     最後に私ごとになりますが、平成二十二年に東北農政局より異動してきてから、早いもので十年が経ちました。異動当初、自分が森林官となり現場に出る事など想像すらしていませんでした。森林官となって一年半。農業から林業へと畑違いの仕事は今も戸惑いの連続です。現場にいると何年もかけて造られてきた自然の雄大さを感じる反面、脅威や怖さを身をもって感じる事が多々あります。これからも、周りの方々にたくさんの事を教えて頂きながら、国有林を適正に管理し、後世に伝えていくために、安全第一で業務に取り組んでいきたいと思っています。毎日が勉強です!