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東北森林管理局

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    米代東部森林管理署(平成30年4月)

    20年ぶりのふるさとで

    森林官(鷹巣担当区)
    伊藤 友和


     


     

      採用から20年が過ぎ、初めてふるさとである秋田県北秋田市で勤務することとなりました。鷹巣森林事務所は北秋田市の旧鷹巣町内にあり、母校の鷹巣農林高校があった場所でもあります。現在は北秋田市内の4校が合併し秋田北鷹高校となっているため、若干寂しく感じるところではありますが。ともあれ、実家からの通勤が可能になり、自転車での通学路を自動車に乗り換え、あのころから移り変わった景色を感慨深く眺めながら通っています。

                                        綴子大太鼓

     

      旧鷹巣町は、ギネスブックで世界一の認定を受けた綴子大太鼓が有名です。綴子大太鼓は、古くから雨乞いの神事として大太鼓を雷鳴に似せ祈願していますが、上町と下町の奉納の先陣争いが激しくなったことから毎年交互に神事を行うようになったそうです。その後、先陣争いでは無く大きさを競うようになり、現在の最大直径は上町が3.8m、下町が3.71mになり、大太鼓の上に乗りながら響かせる音は、まさに雷鳴が轟くような大迫力です。この大太鼓の胴材には、天然秋田杉が使われており、このことから昔より優良な木材を産出している土地であることを窺い知ることができると思います。 

                林況調査



      当森林事務所は、旧鷹巣町北部の国有林を管理しています。また南部は七日市森林事務所が管理しており、合同事務所となっていることから2人の森林官が勤務しています。管内は秋田杉の人工林が多くを占めていることから木材生産が盛んで、29年度は請負事業で約17,000m3を生産できました。しかしながら、近年多発している局地的な豪雨等により林道が崩れ、管轄区域が町の外縁に点在し行き止まりの林道も多く、現地にたどり着けないことがあり、対応に苦労する一年となりました。

    さて、このような業務を行っている中で、森林学習への協力があり、鷹巣南小学校は大変力を入れて活動していることから紹介したいと思います。

                                                       鷹巣南小学校の育林教室

    この学校は毎年、季節ごとに育林教室を行っており、29年度は、優れた環境保全活動や育林活動を実施していると認められ、環境大賞(県知事賞)や東北森林管理局長賞を受賞しています。育林教室では、署や事務所で講師として協力してきました。29年度は木材生産や利用方法、それに伴う職業を学習したいという要望があり、例年の育林教室に加え、生産現場の見学会や座学を実施しました。初めての実施で多少の不安はありましたが、生徒の感想文や、校長の30年度も実施してほしいとの言葉から、概ね好評だったと感じています。こういった活動を通じて、林業に興味を持ち、林業マンになってくれることを希望しながら今後も協力していこうと思います。

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