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東北森林管理局

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    三八上北森林管理署(平成30年3月)

    日々奮闘中!

    首席森林官(八渓山担当区)

    山内 武文


     


     

      私が勤務している八渓山森林事務所は、青森県の東南部に位置し北には原生的な自然が数多く残る南八甲田から、南には火山活動により形成された二重カルデラ湖として知られる十和田湖など雄大な山と優美な湖に囲まれた管内を管轄しております。
    管内には十和田湖から唯一流れ出る奥入瀬川があり、子の口から焼山の十和田橋までの14kmが「奥入瀬渓流」です。奥入瀬渓流は美しい自然景観が続き、季節や天候によって表情を変え一年を通して多くの観光客が訪れます。
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    御鼻部山(標高1,011m)から見える十和田湖    

     

      奥入瀬渓流には子ノ口制水門と呼ばれる水門があって、十和田湖から流れて来る水を調整(昼、夜、冬期間など)して奥入瀬渓流へ放流(観光放流)が行われています。また、奥入瀬渓流は70mにつき1mという緩い勾配もあり、川の中の小さな岩や倒木にも苔や灌木が生え独特の美しい繊細な景観作り出しています。
      昨年は、地元、法奥小学校の生徒に、幌内山国有林内にある「日本一のブナの巨木」の前で森林体験学習を行い、森林の大切さなどを学んでもらったり、生産請負現場の「間伐現場見学」などに行き、森林管理署の仕事の内容について説明し興味を持っていただきました。

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    間伐現場見学(法奥小学校6年生) ブナの森体験学習(法奥小学校3年生)


    雪解け後には、環境省や県・市などの方々と「奥入瀬渓流の歩道点検や樹木安全点検調査」などを皮切りに、関係機関との合同の業務も多々あり連携を深めていきたいと思っています。
    また、十和田湖の水位(標高400m)を維持するために、十和田湖に水を送るシステム「逆送」など、まだまだ知らないことがたくさんあり、何にでも興味を持って過ごしていきたいと思います。