仙台森林管理署(平成29年3月)
仙台森林管理署森林官紹介!(平成29年3月)「都市と森林を結ぶ役割を!」地域技術館(根白石担当区) 畑山 侑也 私の勤務する根白石(ねのしろいし)担当区は、仙台市泉区の都市近郊から山形県境の奥羽山脈まで約七千百㏊の国有林を管轄しています。
奥羽山脈の国有林は、山形県境にある船形山から仙台市の北西部までの山岳林で、中腹にかけて広がるブナを主とする広葉樹天然林、中腹から山麓はスギ、カラマツ人工林となっています。特にブナを主とする広葉樹天然林には、施業指標林を設定しており、天然林施業の技術向上のため各種データを収集しています。また景観も良く、多くの登山者が足を運ぶ人気のスポットなので峰から中腹にかけては、急峻な箇所が多いので山地災害防止機能を重視するとともに、船形山の麓にある「大倉ダム」「七北田ダム」は下流の市街地の重要な水源であるため、水源涵養機能を重視した管理を行っています。
当管内は、政令指定都市である仙台市を管轄しているため、市民の皆さんは森林にはあまり関心がないのではと思っていましたが、巡視の際には釣りや登山、ハイキング等で入林している方と話をする機会が多くあり、森林に対する関心の高さを感じました。こうした関わりを通じ今後も地域に必要とされ続けるために国有林として何ができるかを日々考え業務に取り組んでいきたいと考えています。
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