山形森林管理署
「署長が語る!」
平成30年5月
山形森林管理署
署長 西川晃由
管内は、山形県の中央部から東部に位置する村山地域の国有林約77千haを管理しており、北側に葉山、東側は御所山(船形山)、熊野岳などの奥羽山脈と接し、西側は月山、大朝日岳などの山々に囲まれた一帯で、管内の中央部を最上川が貫流しています。
今回は、森林とのふれあい、森林環境教育など国民の森林としての取組事例を中心に幾つかご紹介します。
蔵王
蔵王は国定公園に指定されており、標高1841mの熊野岳を最高峰とする山域です。低地のスギ林からカラマツ林、ブナ天然林、樹氷で有名なアオモリトドマツ林へと、山麓から山頂にかけて森林分布が変化しており、自然散策、登山、スキーをはじめ多様な活動に利活用されています。
(森林レクリエーション)
様々な施設が整備されており、自然観察、登山、スキーなど四季を通じて森林とのふれあいを楽しむことができます。
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熊野岳山頂 | 熊野岳からの眺め |
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蔵王地蔵尊 | 夏のドッコ沼 |
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秋のドッコ沼 | トニーザイラー碑 |
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地蔵山頂駅展望台からの眺め | 冬の蔵王地蔵尊 |
(森林環境保全)
地域ボランティア団体が「遊々の森」等の森林整備、森林保全活動を実施するとともに、地元学生に対する森林環境教育などを行っています。
・蔵王緑の騎士団
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春のパトロール開始式・入団式 | 森林整備(下草刈り) |
・成沢グリーンフィールド協力隊
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春の山菜まつり | キノコの勉強会 |
千歳山
山形県庁の南側にある標高471mの円錐形の山です。麓にある小学校の校歌の1番の歌詞に「みどりの松の千歳山」と歌われるなど山形市民の自然景観のシンボルとして親しまれ、四季を通じて市民の皆様が訪れています。
近年は、松くい虫被害によるアカマツの減少が進行し、伐倒・くん蒸処理の被害対策、落石防止の治山工事、市民の皆様との協働による抵抗性アカマツの植樹活動に取り組んでいます。
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市内から見る千歳山 | 千歳山からの眺め |
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松くい虫被害木の伐倒・くん蒸処理 | 落石防止治山工事 |
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抵抗性アカマツのコンテナ苗の植樹 | 治山工事の説明 |
村山市「ふるさと教育の森」
村山市では、昭和57年から毎年、市内の中学生を対象に「ふるさと教育の森」植樹体験を実施しており、山形森林管理署からフィールドを提供するとともに植樹指導に取り組んでいます。この活動は、親子2世代にわたる伝統のある行事で、35回目となる平成28年度には映像教材「森は私たちの先生」が制作され、この作品は平成29年度の全国自作視聴覚教材コンクールにおいて「優秀賞」を受賞しました。
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お問合せ先
林野庁 東北森林管理局 山形森林管理署
〒991-0053 山形県寒河江市元町一丁目17-2
[IP電話] 050-3160-5850
TEL 0237-86-3161
FAX 0237-86-3163