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東北森林管理局

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    三八上北森林管理署の見所

    太平洋と陸奥湾を一望!!(六ヶ所村・ぼんてん山)

    左手奥が太平洋、風力発電施設と石油備蓄基地

       上北郡六ヶ所村は、青森県下北半島の付け根に位置し、東は太平洋側に面し、西部は横浜町、野辺地町と相対し、南部は小川原湖を境に三沢市、東北町に、北部は東通村に接しています。今回は村の北部に位置するぼんてん山を紹介します。
    平成30年春に地元登山愛好者らで「六ヶ所山岳会」が発足しました。同会の大きな目的の一つに古くから手軽に登れる山として、小学校の遠足が行われるなど地域の人々に愛されてきたが、小学校の統廃合に伴い登山者が減り、いつしか登山道はササで覆われてしまった「ぼんてん山」の登山道を整備し、村の自然の豊かさを村内外に発信することとあり、村教育委員会も「村民の健康増進につながれば」と整備等を後押しし、登山イベントを企画しています。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、規模を縮小して開催に向け日程を含め検討中です。
    六ヶ所村営牧場の「ぼんてん山登山道入口」の看板前をスタートし、スギ・カラマツ等の針葉樹林に沿って進むと緩やかに傾斜がきつくなってきますが、ブナ林が原生する林内に入ると澄んだ空気とマッチして全身が癒やされる空間となり、勾配も気にならないくらい爽やかな気分になります。また、登山道沿いに推定樹齢400年以上、幹回りが4m 以上のぼんてん山の象徴と言われるブナの巨木が出迎えてくれます。
    標高468m と高くはない「ぼんてん山」ですが、その眺望はすばらしく左手に太平洋と右手に陸奥湾が一望でき、石油備蓄基地、太陽光・風力発電施設などが集積し、他に類をみない化石燃料から自然エネルギー施設を展望できます。
    一方、クマの目撃情報があり山岳会などは「クマ注意」の看板のほか、クマに人間の存在を知らしめるため、叩いて音を出す一斗缶を数カ所に設置しています。
    往復3時間程度の登山となりますが、登山道・ルート案内板がきちんと整備され気持ちよく登山できること間違いありません。山頂からの大パノラマを満喫してみませんか。
    ブナ巨木 山頂の標柱と三角点 クマよけの一斗缶とルート案内板

    交通アクセス
    東北新幹線七戸十和田駅から車で約1時間
    六ヶ所村出戸地区の国道338号沿の案内看板「ぼんてん山登山道入口」に従い進み、登山口の案内板前に駐車可能

    お問合せ先

    三八上北森林管理署
    〒034-0082青森県十和田市西二番町1 ー27
    TEL 0176-23-3551
    FAX 0176-24-2020