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東北森林管理局

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    米代西部森林管理署の見所

    風の松原

     

      秋田県県北の米代川河口周辺の海岸防災林は、日本五大松原の一つ「風の松原」という愛称で呼ばれ一般市民に憩いの場として親しまれています。東西に約1km、南北に約14kmと広大なクロマツ林で、面積は約760haもあります。この内、米代西部森林管理署が管理する国有林は米代川河口を挟む343haからなり「風の松原」の中核をなしています。
      「風の松原」は、その昔、厳しい海風による飛砂で大きな被害を受け、それを防止するために江戸時代から先人達が幾度もの苦難を乗り越え、植林が行われてきた歴史があり、現在は約700万本のクロマツが植栽されています。松林の中には、北前船の船乗りたちが出港前に空模様をみた場所の頂上付近に方角を見るための「方角石」があります。文化年間(1804年~18017年)に設置され石川県輪島の方角石に次いで2番目に古く日本遺産にも認定されており、歴史的に見ても価値のある松林です。市街地と隣接し、身近に利用できる森林ということもあり、四季を問わずウォーキングやジョギングを楽しむ場として利用されています。
      市民から愛されている「風の松原」ですが、ここにも松くい虫の被害は及んでいます。当署では職員総動員で毎年秋に約1か月ほどかけて国有林野全区域の被害木調査を行い、防除に取り組んでいます。
      また、平成16年度から平成19年度にかけてウッドチップを敷き詰めた道(総延長約4km)を整備しましたが、老朽化が進んだため昨年度に補修を行いました。延長約220m、幅2mにウッドチップを敷き詰めた歩道が整備され、景観や歩きやすさなどから訪れる人々に喜ばれております。

     

       
                         クロマツ林                 松くい虫防除事業
       




          ウッドチップを敷き詰めた歩道  

    お問合せ先

    林野庁東北森林管理局
    米代西部森林管理署
    〒016-0815秋田県能代市御指南町3-45
    電話(0185)54-5511
    FAX(0185)54-5514