岩手南部森林管理署の見所(自鏡山)
自鏡山
自鏡山と手前の社務所
自鏡山から望む栗駒山
カタクリの花
見所の概要
岩手県一関市から国道457号線に入り宮城県栗原市に向かって約15キロメートル進むと自鏡山(標高312メートル)の入口となる吾勝神社参道入口の標識があります。
参道入口の標識から表参道を車で200メートル進むと社務所があります。そこで車を降りて南部神楽源流の地の石標を見て山道と石段を約750メートル登れば神社の拝殿に着きます。そこから山道を約200メートル進んで山頂です。
山頂の西側及び北側斜面が国有林となっており、国有林には、ブナ、イヌブナ、イタヤカエデなどの落葉広葉樹林が混生している林が広がっています。ここの森林の特徴は、冷温帯林のブナとブナより標高の低いところに生えるイヌブナが混生しているところで学術的にも珍しく、貴重な林で県内に数カ所ある程度と聞いています。
また、新緑前には、山頂から雪を覆った栗駒山を始め祭畤山、焼石岳の展望が目に飛び込んできます。歩道は、落ち葉の絨毯のようで足を踏み出すたびに心地よい音を聞きながら、いつしか眼下にはカタクリの群落の中にキクザキイチゲ、ニリンソウのお花畑が広がります。
市街地かtらも比較的近いことから是非多くの方に足を運んで頂いて里山を体感して欲しいと思います。
この箇所は、風致保安林に設定されており、後世に残したい貴重な里山です。
また、山頂に早く行きたい方は、国道457号線沿いに吾勝神社裏参道入口の標識があります。
交通アクセス
岩手県一関市から国道457号線を宮城県栗原市方面へ約15キロメートル進むと、吾勝神社山道入口の標識あり。
お問合せ先
岩手南部森林管理署
〒023-0853 岩手県奥州市水沢区東上野町12-17
☎0197-24-2131
FAX0197-25-6942