置賜森林管理署の見所(田沢頭ウバスギ)
田沢頭ウバスギ
社寺林のウバスギ(乾燥した伐根から今でも枝が発生)
保存林内のウバスギ(知事が驚かれた絡み合う巨木)
保存林の稜線上のウバスギ(杉からブナが生えているように見える奇木)
見所の概要
小国町中心部から車で30分、その後徒歩30分程のところに「田沢頭ウバスギ」が生育しています。一本の親木から多数の伏条及びぼう芽により、次代の林木が発生し、世代を繰り返すことで、親木があたかも乳母の如くであるとしてウバスギと称したとの記録があります。
現地はウバスギを混成する天然林で、伏条、ぼう芽などの多雪地帯のスギの更新状態示すウバスギを保存する目的で林木遺伝資源保存林に指定されています。当地域は湿雪の豪雪地帯であり、地際近くから下枝が着生する性質と相まって、絡み合う巨木やスギからブナが生えているように見える奇木等が見られます。
山形県知事が市町村ミーティングで小国町田沢頭地区公民館を来訪された際に、展示されていたウバスギ(写真)を見て「これは小国町のみならず、山形県の宝だ。」とおっしゃったそうで、当地の風土を代表する巨樹・巨木、名木・奇木が、地域の資源として活躍する日が来るかもしれません。
交通アクセス
JR米坂線、国道113号を経て小国駅から町道田沢頭線、林道を約30分、その後徒歩30分~1時間。
お問合せ先
林野庁東北森林管理局置賜森林管理署
〒999-1352山形県西置賜郡小国町大字岩井沢581-45
IP電話:050(3160)5860
電話:0238(62)2246
FAX:0238(62)3553