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31号 |
平成23年10月発行 台風6号で増水した四万十川 |
当センターでは、平成19年度から、森林環境教育指導者の裾野の拡大を図ることを目的として、7月26日に高知県の先生方7名が四万十市立津野川小学校で、8月2日には愛媛県の先生方11名が参加して松野町立松野西小学校で、森林環境教育サポート講座を開催しました。
今回は、当センターが用意した教科書補完プログラムの中から「空飛ぶ種子」「土壌にすむ生物」と例年人気の「炭焼き体験」「木工クラフト」を実践しました。
「空飛ぶ種子」では、植物が様々な方法で種子を散布することを紹介した後、植物の種子の中で一番大きい翼果を持ち、遙か遠くまで飛散して繁殖するといわれる、アルソミトラの種子の模型を作りました。薄いスチレンシートに、種に見立てたコルクを貼り合わせただけの簡単な構造にもかかわらず、アルソミトラの模型はグライダーのように遠くまで飛び感心していました。
「土壌にすむ生物」では、約1ヶ月前に校庭に埋めておいた野菜などの生ゴミ、落ち葉、ペットボトルなどを掘り起こし、分解されていく様子を確認しました。また、顕微鏡で微生物を見つけると、日常生活では目にすることのない土壌の世界に感激していました。
「炭焼き体験」では、折り紙の鶴やドングリなどが炭になることに驚き、「木工クラフト」では、次々にユニークな作品が完成していました。
実施後のアンケートでは、「空飛ぶ種子は、簡単に作れて楽しく遊ぶことができるので、ぜひ子供達にやらせたい」「木にふれ会う機会がほとんどないので、木のあたたかみを感じられてとても満足」等の感想がありました。
アンケートの結果は次回の企画に反映させることとしています。
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ふれあいセンターについての説明 |
土壌微生物の採取 |
7月1日から15日まで、四万十市中央公民館において、当センターが取り組んでいる自然再生や森林環境教育の活動を紹介したパネル展を開催しました。中央公民館には来場者も多く、たくさんの方々に当センターの取組を見ていただきました。 | ![]() |
来場者に説明中 |
7月5日、四万十市立後川中学校において、中学1年生19名と隣接している利岡小学校6年生11名が合同で、また、7月14日には土佐清水市立清水小学校において、5年生76名を対象に森林教室を行いました。
木が二酸化炭素と水を吸収し、光エネルギーを使って光合成をすることで木の中に二酸化炭素を貯めていることや、そのことにより温室効果ガスである二酸化炭素を減少させ、地球の温暖化防止に役立っているいることを絵などを使って説明しました。次に、校庭にある木の大きさを直径巻尺や検測竿、三角定規等で測り、その結果をデジタル測高器で確認してみると、ほぼ正確だったので、思わず感嘆の声が上がります。そして、校庭の木がどのくらいの二酸化炭素を吸収しているのかを、木の大きさをパソコンに入力して求めました。
児童・生徒らは、普段は目に見えない二酸化炭素の量を計測することに戸惑いを隠せない様子でしたが、地球温暖化防止に校庭にある木や森林が役立っていることを、少し理解してもらえたようです。
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木の重さはどうやって求めるの? |
三角定規で木の高さが測れる? |
8月9日、四万十市立須崎小学校において、校庭の木へ樹木名板を取り付けました。
全校児童7名の同校は、今年度一杯で休校になることから学校へ記念となるものを残そうと、当センターへ依頼があったものです。
最初に葉っぱの付き方などを勉強した後、校庭へ出ました。約40種類の木について、特徴や名前の由来、生えている場所等の説明を聞き、再び教室へもどりました。教室では、当センターが用意した木のプレートに、好きな木の名前、イラスト、そして自分の名前を書きました。一人二枚のプレートを書き上げ校庭に出た児童は、シュロ縄を使ってそれぞれの木へプレートを取り付けました。
児童からは、「知らない木がたくさんあってとても勉強になった」「学校の木に新しい名札を作って飾れたのでよかった」等の感想がありました。
休校になってもプレートは残るので、須崎小学校のいい思い出づくりができたと思います。
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うまく書いてね |
上手にできました |
8月21日、四万十市立西ヶ方小学校全校児童14名と保護者・地域の方々を対象に四国カルスト天狗高原で森林教室を実施しました。当日は生憎の空模様で、予定していたフィールドワークを取りやめ、室内での「空とぶ種子」の学習に切り替えました。アルソミトラの実物や模型の飛行する様子に驚いたり、マツの種の模型が思ったように飛ばずいろいろ試したり、ニワウルシのクルクル回る様子に綺麗と感激したり。児童や保護者、地域の方々はそれぞれに楽しみながら、植物の種子が飛ぶことにより仲間を増やしていることを学習したようです。
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真剣に見ています |
うまく飛ぶかな |
8月22日、愛媛県鬼北(きほく)町立愛治(あいじ)小学校の4~6年生17名を対象として、「山と海のつながり」について説明を行いました。これは森林環境教育サポート講座に参加したことのある先生が、児童らのサマーキャンプの帰りに当センターの話を聞かせたいと立ち寄ったものです。 所長による当センターの概要やシカ対策などの話を聞いた後、「森・川・海のつながり」について説明しました。児童からは、「シカが増えて、山の木がどんどん減ってきているということがわかった」「森の栄養が川に運ばれて海まで流れていることにびっくりしました。森を大切にしたいです」等の感想がありました。児童らにとっては、雄大な四万十川でのサマーキャンプの帰りであり、より印象に残る話になったようです。 |
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所長による説明 |
9月11日、大道マツ再生事業として取り組んでいる古屋(ふるや)山(やま)国有林において、地元大道地区民、昭和中学校、四万十高校生等25名の参加をいただき、「林業(下草刈り)体験」を行いました。 現地では大道マツ再生事業や、下刈りのやり方の説明を聞き作業に取りかかりました。林内の歩行は初めてという生徒もおり、その足下はとてもおぼつかないものでしたが、そこは反射神経抜群の若者達、10分もしないうちに歩き方、鎌の使い方ともに上手になり、予定していた時間内に作業を終えることができました。生徒達からは、「草を切る感触が楽しかった」「この作業でマツが大きくなると思うと嬉しい」との感想がありました。 当センターでは、今後も地域と一体となった「大道マツ再生」を進めて行きます。 |
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いい汗かいています |