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10月11日、『「森林を育む道づくり」~安くて壊れにくい作業路作設手法の確立に向けた森林技術センターの取組~』と題して、森林技術センター主催による公開講座を開催しました。 |
この講座は、当センターでの技術開発を広く理解してもらうことや美しい森林づくり推進国民運動のPRなどを目的に開催したもので、当センター2回目となる今回の講座には、親子等、一般公募の12名の方が参加しました。
当センターの試験フィールドである、伊留谷山国有林で、森林・林業の現状、森林整備を進めるための道づくりの重要性、路面水の処理など低コストで壊れにくい道づくりの難しさを学んだ後、実際に林内作業路を見学しました。
作業路の要所要所に設けられた土留工や路面処理、石積工等さまざまな工作物や試験についての説明を受け、その後、工作物設置の実演の見学や丸太の釘打ちを体験した参加者は、作業の大変さを痛感していました。
また、作業路の見学を通じて、山に道があることで、森林の持つ魅力やさまざまな働きが発揮できる可能性が大きく広がることを実感したようでした。
午後からは、嶺北森林管理署の協力により、ヘリコプター集材を見学しました。ヘリコプターが材を運んでくる現場を見ながら、高性能林業機械以外のさまざまな集材方法等について、説明を受けました。初めてみるヘリコプター集材の壮観さに参加者は興味津々でした。
参加者からは、「山を管理する大切さや、大変さを見て聞いて、初めて知ることができました。」、「先人たちが苦労して育てた山を、日本の大切な資源として使えるように、路網整備を通じて育ててもらいたい。」、「こういう機会をもっと作っていただいて、森林に関する知識、経験を増やしたい。」、「森林技術センターの活動内容を広く知らせていただきたい。」等の貴重な意見をいただき、充実した公開講座を行うことができました。
技術・支援センター(四国)
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