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国有林の技術を海外に~ベトナムからの研究員を受け入れ~

平成21年2月16日~17日の2日間に渡り、(独)国際協力機構よりベトナム国国別研修「持続可能な森林経営」に係る研修の依頼を受け、我が国が派遣している森林政策アドバイザーのカウンターパート5名を研修員として受け入れ、現地案内を含む研修を実施しました。

海外の森林・林業の動向について意見交換

1日目は四国森林管理局の概要、森林技術センターの活動概要について説明しました。和田山試験地での研修生
2日目は魚梁瀬地区で研修を実施し、はじめに森林技術センターの和田山試験地で、天然スギ林の更新技術について説明しました。
天然更新については、「スギと広葉樹の混交林を目標とするのか」との質問があり、「先ずは試験地でスギの天然更新技術を確立する必要がある。試験の成果が得られれば、スギの純林に近い林分へ移行させた後、最終的には広葉樹が混交する森林への誘導も可能と考えている。」等の説明を行いました。また、シカネットに大変興味を示しており、その被害の現状と駆除の必要性を解説しました。一方、ベトナムではシカは特に精力のある食材として重宝されているとのことで、一同に笑いがおきました。
次に千本山林木遺伝資源保存林では、ヤナセスギの概況について説明を行いました。展望台付近では代表的な林分を見て、熱帯林とは違ったヤナセスギ大経木の様相に魅了されていました。
研修終了後、研修員は馬路温泉に一泊し疲れを癒し、次の日の研修に備えていました。
今回、規模は小さいながらも国有林の技術を海外に発信でき、また、海外の森林・林業の動向について意見交換することができ、非常に充実した研修を行うことができました。

ヤナセスギの前で記念撮影

 

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