ヒノキ天然下種更新による複層林の造成
分野:水土保全を重視した森林施業の確立
技術開発課題名
ヒノキ天然下種更新による複層林の造成
技術開発完了報告書(PDF : 319KB)
完了年度(開発期間年度)
平成18(平成5~18)
開発の目的等
ヒノキ人工林において、複層林(年齢や高さの異なる樹木から構成される森林)を造成するに当たり、人為による下層木の植え付けではなく、天然の力によって次の世代の下層木を発生・成長させる方法を開発することを目的として実施したものです。
開発の成果等
- 点状及び帯状の伐採形状別に下層木の発生状況を観察しましたが、発生する一方、消えてしまうということの繰り返し(図)で、今後、雑草の刈払い等の保育の検討を含め、経過観察を行っていくこととしています。
- なお、種子の飛散状況については、残した上層木と上層木の間隔が樹高程度あれば、ほぼ均等に飛散することが確認できました。


下層木の生育状況




