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四国森林管理局

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    天然林伐採跡地の更新方法の開発

    分野:水土保全を重視した森林施業の確立

    技術開発課題名

    天然林伐採跡地の更新方法の開発

    技術開発完了報告書(PDF : 191KB)

    完了年度(開発期間年度)

    平成18(平成14~18)

    開発の目的等

    天然魚梁瀬スギ林の伐採跡地において、天然の力によって次の世代の魚梁瀬スギを発生・成長させる方法ではなく、人為により直に魚梁瀬スギの種子を播き付け成長させる方法の開発を目的として実施したものです。

    開発の成果等

    1. 直播きにより発生した魚梁瀬スギの稚樹は、ヘクタール当たり平均28万本と多く残っており、苗丈も高い結果が得られました。
    2. このことから、魚梁瀬スギの保続に当たって、天然の稚樹の発生が見込めない所では、直播きが有効な手段であると考えています。

     

    プロット別消長調査


    プロット

    仕様


    播付量(g)

    粒数

    平成15.7
    発芽調査
    平成15.11
    消長調査
    平成18. 9
    消長調査

    備考
    発芽
    本数
    発芽率(%) 残存
    本数
    平均苗長(cm) 残存
    本数
    平均苗長(cm) ha当たり稚樹本数(千本)
    1 遮光ネット 10 3,260 84 2.6 103 7 10 25 100 平成15年11月以降、平成16年7月と12月、平成17年6月と11月、平成18年9月に実施した消長調査結果は、技術開発完了報告書を参照
    2 8 2,608 16 0.6 26 4 6 26 60
    3 遮光ネットなし 8 2,608 15 0.6 31 5 30 40 300
    4 遮光ネット 8 2,608 31 1.2 84 6 35 42 350
    5 遮光ネットなし 8 2,608 47 1.8 101 6 38 43 380
    6 8 2,608 46 1.8 74 6 49 60 490
          280(平均)

    プロット内に種子を直播き

    直播き稚樹の成長調査