ホーム > 森林管理局の概要 > 森林技術・支援センター > センターニュース > 現地公開講座


ここから本文です。

現地公開講座開催

8月22日、『「ヤナセスギを次代へ」~森林技術センターの取り組み~』と題して当センター主催による公開講座を安芸森林管理署管内の千本山で開催しました。

参加者は天然更新技術の重要性を実感する現地公開講座

  当センターでは、我が国を代表する天然スギであるヤナセスギの純林を後世に引き継ぐため、その天然更新技術の確立に向けて取り組んでいます。「国民の皆様にこの技術開発の取り組みを理解して貰いたい」、「また林立するヤナセスギの雄大さと美しさを肌で感じて貰いたい」という思いから、昨年度に続き公開講座を開催することとし、一般公募にて募集した31名が参加しました。

 午前中は(独)森林総合研究所四国支所がヤナセスギの天然更新の研究を行っている千本山試験地を使い、天然更新の取り組みを紹介しました。参加者からは、「全く人の手が入っていない森林の試験地はあるのか」、「人工林と天然林の違いは何か」等の多くの質問が寄せられました。

 昼からは馬路村の森の案内人と千本山林木遺伝資源保存林の登山をしました。参加者は林立するヤナセスギの大木を前に感嘆の声を漏らす一方で、ヤナセスギの後継樹のない現状を目の当たりにして、天然更新技術の重要性を実感したようでした。また、「魚梁瀬の山々にこのような天然林があることに感動した」、「試験地等の見学やプロフェッショナルの話を聞けて楽しく学ぶことができた」等の貴重な意見・感想を頂き、充実した公開講座を行うことができました。

お問い合わせ先

技術・支援センター(四国) 
ダイヤルイン:088-821-2250
FAX:088-821-4839

森林管理局の案内

リンク集