ホーム > 森林管理局の概要 > 森林技術・支援センター > センターニュース > 第1回技術開発委員会開催
6月14日、四国森林管理局において、今年度第1回目の技術開発委員会を開催しました。
技術開発委員会は、森林技術・支援センターにおける技術開発の計画・評価・方法等についてご意見を聴くもので、委員は森林生態学、林木育種、遺伝資源、森林管理経営等の外部専門家によって構成されています。
今回は平成24年度に実施した4課題の調査結果等に、25年度新規課題の「下刈省力化によるシカ食害低減効果の検証」を加えた平成25年度の技術開発実施計画について審議を願い、ご意見を伺いました。
<主なご意見>
課題1「天然林におけるスギ天然更新技術の確立」では、稚樹の発生に関して、環境の異なる条件毎のさらなる分析を行ってはどうか。
課題2「保育作業の省力化による森林育成技術の確立」では、除伐の省力化には大いに期待しており、さらに様々な試験を検討してはどうか。
課題3「ヒノキ天然更新地の更新技術の確立」における、天然更新は不確実性であるが、スギ・ヒノキは一手間かければ確実に育つであろう。
課題4「囲いわなによる効率的なニホンジカ捕獲試験」では、シカ捕獲の拡大に向け、センター開発のわなの更なる普及に期待している。
新規課題「下刈り省力化によるシカ食害低減効果の検証」では、シカ食害によるリスクはあるものの、あらゆる試験を試みることができるのは国有林であり期待している。
今回いただいたこれらの意見を踏まえて、試験地設定のあり方など今後の技術開発に活かしていくこととしています。
技術・支援センター(四国)
ダイヤルイン:088-821-2250
FAX:088-821-4839