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 2016年3月16日

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 クイラ川・鹿川・ウダラ川方面の希少種探索と林野巡視を実施

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 当センターと大原・租納森林官など5名で、クイラ川・鹿川・ウダラ川方面の希少種探索と林野巡視を行いました。

 森林官は境界巡検も兼ねて実施しました。クイラ川上流からクイラ越えの急斜面を登り、鹿川への海岸線の岩場を進み、ウダラ川への山越えを約7時間かけて歩きました。

 干潮時はリーフ内を楽に歩ける海岸線ですが、この日は満潮時間と重なり海岸線の岩場を上り下りの連続で非常に疲れる行程でした。

 希少種については、木本類の2個体の生育を確認しました。

 

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鹿川への海岸線   

 

 

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   2016年3月11日 

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   平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(3月分)報告 

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 3月期のヒナイ川流域における利用状況調査を11日(金)に実施しました。結果、カヌーツアー7組で利用者は33名(ガイド含む)、徒歩での利用は2組で7名(ガイド含む)、合計40名でした。

    ヒナイ川の27年度1年間の調査日における利用実績は、カヌーツアーによる利用が26業者167組763名(ガイド含む)、カヌーレンタルでの利用が3組4名、徒歩での利用が5組12名でした。一方、西田川の利用実績は、カヌーツアーによる4業者10組68名(ガイド含む)でした。

    調査に当たってはガイドの皆様方のご協力ありがとうございました。

 

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徒歩での利用者   

 

 

 

 

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  2016年3月08日

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  木道利用に係るガイド講習会を開催

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 西表島の竹富町離島振興総合センターにおいて、森林環境教育を推進するための施設として設置した木道の適正な利用と安全確保を図る目的でガイド講習会を開催しました。今年度から事前申込みによる募集を行い、講習終了後に許可証をその場で取得できるようにしました。

 また、許可証に必要な顔写真についても、更新を希望される方の要望に応えられるようにしました。

 講習会は、昼の部と夜の部に分かれて実施し、昼の部では約15名、夜の部では25名の方の参加がありました。また、新規の受講者が13名おられました。

 今年度の講習内容は、「木道を利用する際の留意事項の説明」「木道周辺のモニタリング最終調査報告(取りまとめ)」「センター概要・仲間川の自然・各種法律の説明」等で、講習に参加された皆さんは熱心に聞き入り中にはメモをとる方もおられ、西表の自然やガイドの重要性について再確認する良い機会になったのではないかと思います。

 

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  2016年2月24日

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  学術研究「仲間川マングローブ林倒伏被害地調査」に参加

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 仲間川マングローブ林の大規模台風被害地において、森林生態系の破壊と再生過程に関する研究を行っている、宮城豊彦教授(東北学院大学大学院)外の現地調査が2月24日に行われ、当センターからも参加しサポートしました。

 この研究は、マングローブ林の成長や林相、微地形の変化の把握を第一段階として、台風被害による立地環境の変形・変質が実生・枯死にどう作用するのか、また潮汐実態を調査し現況の潮汐環境を3つ程度に類型化し、それぞれにおける表面水・土壌水の溶存酸素量やCN比その他の化学性を把握することによって、マングローブにとっての生育環境の評価を行うものです。

 

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オヒルギ倒伏木の調査風景   

 

 

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  2016年2月18日

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平成27年度外来種ソウシジュ(旧白浜林道)モニタリング調査を実施

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 平成27年度の外来種ソウシジュ(旧白浜林道)のモニタリング調査を、平成28年2月18日に実施しました。

 この調査は、外来種であるソウシジュが、西表島西部の白浜を起点とする旧白浜林道の奥深い内陸地に侵入していますが、その生育状況がどのようになっているか、毎年度モニタリングしているものです。

 ソウシジュの生育状況は昨年の調査と比較して、プロット3とプロット4で1本ずつ計2本の枯損木を確認しました。全体としては、平成16年の設定時に20本のソウシジュを確認していますが、11年経過した現在は14本減少し6本となっています。枯損の原因は寿命によるものか、強風による倒木なのかはわかりません。

 また、調査区域内においては稚樹の発生は確認できなかったことから、全体として衰退の方向に向かっていると思われます。

 

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   現存しているソウシジュ

 

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  2016年2月10日

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  平成27年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(2月分)報告

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 2月期の利用状況調査をヒナイ川は10日(水)、西田川は15日(月)に実施しました。結果、ヒナイ川はカヌーツアーが4組、利用者が13名(ガイド含む)、西田川の調査日は西表島大原で11.6度という冷え込みで利用客はいませんでした。

 ヒナイ川の利用者は、2~3人のパーティで滝壺まで行く、1時間半程度の滞在時間でした。

 

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 ピナイサーラの利用客 

     

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   サンガラの滝

 

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  2016年2月3日

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  平成27年度海岸林自然再生試験地の成長量調査を実施

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 2月3日に海岸林自然再生試験地(調査区1~調査区4)において、自然再生状況を把握する成長量調査を実施しました。

 海岸林自然再生試験地は、侵略的外来種である「ギンネム」が侵入している海岸防潮林を、防潮・防風、赤土流出対策等、保安林機能を高度に発揮し、自然災害に強い在来樹種で構成した高木層への森林に再生させる道筋を付けるためのものです。

 試験地における生育状況は、昨年は、頻繁に大型台風が襲来しており、自生種の「オオバギ・ヤンバルアカメガシワ・シマグワ」など多くの樹種が先端部を強風で痛めて先折れ状態となっており、全体的に平均樹高が短くなっています。オオハマボウは樹種の生育特性から横に暴れるように枝を伸ばし、成長の遅いフクギやテリハボクなどを押さえ込む状況となっています。

 

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調査風景  

     

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  調査区4の樹高の推移 

 

 

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  2016年1月28日

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  アメリカハマグルマの駆除試験プロット設定

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 アメリカハマグルマは1970年代に沖縄の各地に緑化植物として導入され、野生化しています。世界的にはマングローブや海岸植生といった希少な自然環境に侵入して在来種や生態系を脅かしており、侵略的外来種となっています。こうした悪影響から、世界の侵略的外来種ワースト100の一つに選定され、日本でも外来生物法により要注意外来生物に指定されています。

 西表島の各地でも、至る所でマント状に繁茂したアメリカハマグルマが見られ、希少種の衰退が危惧されているところです。そのようなことから、繁茂が著しい大富歩道にアメリカハマグルマの駆除手法を検討するための試験プロットを設定しました。

 ①耐陰性(防草シートを設置)、②耐塩性(塩化カリウムを撒く)、③耐酸性(ピートモスを敷き食酢水溶液を散布)④モクマオウの葉を散布、の4プロットを設定し、アメリカハマグルマに与える影響を観察していくこととします。

 

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                                            左(ピートモスを敷き食酢散布)

                                            中(モクマオウの葉を敷く)

                                            右(塩化カリウムを撒く)

  

 

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  2016年1月20日

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  浦内川マングローブ林の生育状況調査を実施

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 1月20日(水)、21日(木)に浦内川流域のマングローブ林の生育状況調査を実施しました。

 調査は、二カ所の調査設定箇所において、調査木の生育状況調査、光環境の調査、稚樹の発生状況調査地盤高調査を行いました。

 調査結果では、昨年数回に渡り襲来した大型台風の影響により、川側林縁木において倒木の発生を確認しましたが、その他については特に変化は確認されませんでした。

 

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稚樹の発生調査  

     

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  地盤高の調査 

 

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  2016年1月14日

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  平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(1月分)報告

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 1月期ヒナイ川流域における利用状況調査を14日(木)に実施しました。

 当日は雨も降り肌寒く、この日の利用者は、カヌーツアーが4組(ガイド含め12名)でした。

 最近の長雨で滝の水量も多かったため、4組とも滝壺に行く利用者で1時間~1時間半程度の滞在時間でした。

 今後は天気が回復し暖かくなるにつれ段々と利用者も多くなることでしょう。

 

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船着場のサキシマスオウノキ  

     

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利用状況

 

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  2015年12月11日

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  平成27年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(12月分)報告

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 12月期の利用状況調査を西田川は2日(水)、ヒナイ川は11日(金)に実施しました。結果、西田川の利用者はありませんでしたが、ヒナイ川の利用者はカヌーツアーが3組で12名(ガイド含む)、徒歩での利用者が2名で、今年度調査した中で一番少ない利用状況でした。

 先日からの雨のせいか、ピナイサーラの水量も増えていました。また、雨量が多いときしか見られない滝が出現していました。

 

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サンガラの滝裏から  

     

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雨が多かったため出現した滝

 

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 2015年12月9日

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 船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査を実施

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 12月9日(水)に、船浦ニッパヤシ群落においてモニタリング調査を行いました。

 調査については、ニッパヤシの葉数(幼葉数、生育状況)、定点写真観測などを行なったところ、幼葉数、生育状況とも良好であり、ニッパヤシは順調な生育であると思われます。

 また、川中部区域の一株から結実した種子の確認ができました。

 

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調査風景  

     

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結実したニッパヤシの種子

 

 

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  2015年12月3日

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  西表島西部(ウダラ川、ユナラ川、内離島)に生育する希少マングローブの調査を実施

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  12月3日に西表島西部(ウダラ川、ユナラ川、内離島)に生育する希少マングローブの調査を行いました。調査は、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているヒルギモドキと準絶滅危惧種に指定され西部には唯一網取のウダラ川に一カ所しか生育していないマヤプシキの生育状況を観察しました。

 結果については、マヤプシキが前回の平成18年調査では5個体を確認したのに対し、今回3個体に減っていました。ヒルギモドキは、ユナラ川に3個体及び内離島に数十個体が確認され変化はありませんでした。

 今後においても定期的に調査を行い生育状況及び生育環境の変化について注視していく必要があると考えています。

 

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  ウダラ川のマヤプシキ

     

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ユナラ川のヒルギモドキ 

 

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  2015年11月16日

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  平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(11月分)報告

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 11月期のヒナイ川流域における利用状況調査を16日(月)に実施しました。この日の利用者は、カヌーツアーが12組(ガイド含め41名)、レンタルツアーが2組(2名)で、ほとんど関東・関西からの利用者でしたが、札幌からも1組いました。

 この日は、日中は天気が良く東京からの利用者は気温差が15℃と言っていました。また、最近の雨のため水量が多かったのかピナイサーラの隣にできる滝も出現していました。

 

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レンタルカヌー  

     

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東京からの利用者 

 

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  2015年11月07日

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  大原中学校の西表島横断を支援

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 11月7日(土)、竹富町立大原中学校の西表島横断が実施され、当センタ-と大原森林事務所は森林環境教育の一環として参加し支援しました。

横断を通して郷土理解を図り、たくましく生きる知・徳・体を身につける。地域の人材を活用し、学校と地域で行事を創り上げる。生徒、教師、地域の方がお互いに協力し合い、協調性をやしなう。西表島の自然の素晴らしさを直接肌で感じさせることにより、自然への畏敬の念や保護する心を育てる。ことを目的に生徒27名及び保護者、職員等総勢68名が挑戦しました。

 前日に雨が降りまた、当日も雨が降りそうな空模様でしたが。7時半過ぎに浦内川河口に集合し出発式を行った後、遊覧船で出発し軍艦岩に到着。若干の遅れはありましたが、4班に分かれて9時前に出発、マリユドゥの滝展望台で記念撮影や、カンビレーの滝を眺めたりしながら進み、「イタチキ川出会い」で昼食を摂った後、元気に大富口を目指して出発しました。

 道中たいした雨には降られませんでしたが蒸し暑く、若干遅れる人もいましたがお互い協力しながら、終点の大富口には18時半前には全員無事に踏破に成功し、その後車で公民館に移動し出迎え隊のそばやぜんざいに舌鼓を打っていました。

 

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イタチキ川出会い  

     

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横断道出口 

 

日付 

  2015年11月01日

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  船浦中学校の西表島横断を支援

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 11月1日(日)、竹富町立船浦中学校の西表島横断が実施され、当センタ-と租納森林事務所は森林環境教育の一環として参加し支援しました。

 横断を通して自然の素晴らしさ、厳しさ、環境問題等について考える機会とし、助け合う心、励まし合う心を育てることにより友情の輪を広げると同時に長丁場における忍耐力を養うことを目的に生徒26名及び保護者、職員等総勢69名が挑戦しました。

 当日は夜中に雨が降りまた、風も吹いたので暑すぎず寒すぎず絶好の横断日和となりました。

 7時30分に浦内川河口に集合し出発式を行った後、遊覧船で出発し軍艦岩に到着。6班に分かれて8時30分に出発、マリユドゥの滝展望台で記念撮影や、カンビレーの滝の由来を聞いたりしながら順調に進み、昼食地点の「イタチキ川出会い」には予定どおりの時間に到着しました。

 出発地点に引き返す体調の優れない生徒もなく、昼食後大富口目指して出発しました。途中、声を掛け合い協力して、沢や倒木、急斜面を越え、若干遅れた班もいましたが、終点の大富口には17時30分すぎには無事に踏破に成功し、その後仲間川展望台まで徒歩で移動し出迎え隊の祝福を受けました。 

 解散集会の中で「いろんな花が見られて良かった」とか保護者や随行者に感謝の言葉を言っていました。

 

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日付 

  2015年10月24日

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  白浜小学校の「山の体験学習」を支援

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 10月24日(土)に、白浜小学校の三大行事である「山の体験学習」が森林環境教育の一環として実施され、当センターと租納森林事務所からも参加しました。

 当日の参加者は、生徒15名、教職員10名、保護者等25名、合わせて総勢50名で、9時30分に浦内川船着場を出港し、途中、マングローブや旧稲葉集落の説明を受けながら、軍艦岩船着場から上陸しカンビレーの滝を目指しました。

 滝までの道中、クワガタやカエルなどを見つけたり、エコツーリズム協会の森本孝房さんの説明を聞いたり、また、オキナワウラジロガシのドングリなどを拾いながら、ゆっくりとしたペースで歩き12時頃に到着しました。小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、昼食後、生徒たちは滝の上流まで行き、ポットホール(河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴)の中に入ったり、滝の裏側に入ったりして楽しんでいました。

 13時20分に下山を開始し、15時頃に無事浦内川船着場へ到着しました。その後、終わりの会を行って帰路につきました。終わりの会の中で「クワガタは晴れた日と雨の日ではどちらが多くいるのですか」という質問が出されていました。

 

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日付 

  2015年10月20日

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  西田川、ヒナイ川の利用状況調査(10月分)報告

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 10月期の利用状況調査をヒナイ川は16日(金)、西田川は20日(火)に実施しました。結果、ヒナイ川はカヌーツアーが14組、利用者数64名(ガイド含む)でした。

 一方、西田川はカヌーツアーが2組、利用者数は10名(ガイド含む)で、両箇所ともにほとんどが県外からのグループでした。

 佐賀からの利用者は、午前中サンガラの滝に行って午後からピナイサーラに来た人もいました。

 また、群馬からの利用者は、サンガラの滝に打たれたり、滝壺に飛び込んだりして「楽しい」と休暇を満喫されていました。

 

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ピナイサーラへ行くヒナイ川船着場の利用状況  

     

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群馬から来た利用者(サンガラの滝にて) 

 

日付 

  2015年09月25日

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 船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査を実施

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 9月25日(金)に、船浦ニッパヤシ群落においてモニタリング調査を行いました。

 調査については、ニッパヤシの葉数・総葉長・定点写真観測などを行なったところ、今年は、例年になく幾つもの大型台風が襲来しており、ニッパヤシへの影響もかなりあったと思われ、昨年より枯れた葉がずいぶん多く感じられました。前回5月の調査では、155本の枯れた葉を確認し、今回の調査では37本と少なくなりましたが、先枯れや半枯れなど一部枯れた葉を161本確認しました。

 

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  調査を終えての帰路

 

日付 

  2015年09月18日

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  平成27年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(9月分)報告

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 9月期の利用状況調査を西田川は4日(金)、ヒナイ川は18日(金)に実施しました。結果、西田川はカヌーツアーが3組、利用者数が20名(ガイド含む)でした。一方、ヒナイ川はカヌーツアーが23組、利用者数104名(ガイド含む)、徒歩での利用者が2組、3名の計25組、107名でした。シルバーウィークの前日だったせいか、「遅めの夏休みを取ってきました。」という関西からの利用客もいました。また、午後からはシュノーケリングを楽しむという家族連れもいました。

 

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サンガラの滝の利用状況  

     

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ヒナイ川船着場で撮影 

 

日付 

  2015年09月14日

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  仲間川流域におけるマングローブ林倒伏被害地の関係機関との現地確認

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 9月14日に仲間川流域で発生しているマングローブ林倒伏被害地(河川敷内、国有林内)について、環境省西表自然保護官事務所及び県八重山土木事務所、竹富町役場と合同で現地確認を行いました。

 この調査は、平成25年度に関係機関との意見交換会を行っており、今回の現地確認は担当者の交替等により関係機関からの要望により再確認として行なったものです。

 なお、この倒伏被害は、八重山地方を襲った観測史上1、2位の最大風速65~70mを記録した平成18年9月の台風13号及び平成19年9月の台風12号によるものです。

 

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日付 

  2015年09月14日

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  仲良川及び仲間川流域におけるマングローブ林倒伏被害調査を実施

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 6月11日及び9月14日に仲良川及び仲間川流域において発生しているマングローブ林倒伏被害地の平成27年度の調査を行いました。調査は生じたギャップがどのように再生していくかを継続的に調査するもので、定点撮影や被害地の状況を観察しました。

 昨年度の調査から特に変化はありませんでしたが、仲間川被害地は8月7日及び23日に襲来した大型台風により林縁木に新たな倒伏や幹折れが発生していました。

 なお、この倒伏被害は、八重山地方を襲った観測史上1、2位の最大風速65m~70mを記録した平成18年9月の台風13号及び平成19年9月の台風12号によるものです。

 

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仲良川流域の被害地 

     

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仲間川流域の被害地 

 

日付 

  2015年08月14日

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  平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(8月分)報告

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 8月期のヒナイ川利用状況調査を14日(金)に実施しました。結果、カヌーツアーが31組、利用者数が171名(ガイド含む)でした。最近は「ゆう活」なのか、石垣港を朝7時台の高速船に乗り、滝までトレッキングしてその後鍾乳洞や別の箇所に行く人が増えているようで、私たちが調査箇所に着く頃にはカヌーの係留箇所は一杯になっていました。また、14時頃に来る客も数組いました。

 なお、今月は西田川の入り込み調査も予定していましたが、台風の影響で延期しました。

 

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ピナイサーラの滝壺で遊ぶ観光客 

     

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日付 

  2015年07月28日

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  マングローブ林の生育状況等調査を実施

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 今年度のマングローブ林の生育状況等調査を仲良川5月26日、仲間川6月10日、浦内川6月25~26日、7月27~28日に実施しました。

 今回の調査は、マングローブ調査木に装着している管理用ラベルが劣化してきていることから、ラベルの取り替えを行うなど環境整備を主として行いました。

 生育状況等調査については、今年度から三年に一度の調査に見直して行うこととしており、今年度は浦内川調査地から行うこととしています。

 

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日付 

  2013年07月23日

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  平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(7月分)報告

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 平成27年度7月期のヒナイ川利用状況調査を23日(木)に実施しました。結果はカヌーツアーがレンタルを含め31組、利用者数は152名(ガイド含む)で、ほとんどが県外からの利用者で、海外からも10名の利用者がいました。

 今回は、天気に恵まれたせいか午後からの利用者も6組あり、今年度最高の利用者数でした。また、昨年同期と比べても増加していました。

 

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カヌー係留場の状況 

     

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ガイドの説明を聞く利用客

 

日付 

  2015年07月22日

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古見岳登山道のアメリカハマグルマの試験駆除

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 7月22日(水)に、古見岳登山道のアメリカハマグルマの試験駆除を実施しました。

 アメリカハマグルマは1970年代に沖縄の各地に緑化植物として導入され、野生化しています。世界的にはマングローブや海岸植生といった希少な自然環境に侵入して在来種や生態系を脅かしており、侵略的外来種となっています。こうした悪影響から、世界の侵略的外来種ワースト100の一つに選定され、日本でも外来生物法により要注意外来生物に指定されています。 (引用:Wikipedia)

 西表島の各地でも、至る所でマント状に繁茂したアメリカハマグルマが見られ、希少種の衰退が危惧されているところです。

 今回、古見岳登山道(相良川入口付近)で繁茂しているアメリカハマグルマを人力により抜き取り駆除を行いました。今後、定期的に観察を行い、必要であれば再度駆除を行いたいと思います。

 

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アメリカハマグルマ 

     

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人力による抜き取り駆除風景

 

日付  

 2015年06月22日、23日

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 平成27年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(6月分)報告

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 6月期ヒナイ川流域における利用状況調査を22日(月)、西田川流域における利用状況調査を23日(火)に実施しました。

 結果は、ヒナイ川のカヌーツアーが12組(ガイド含め58名)、西田川のカヌーツアーが4組(ガイド含め24名)でした。

 ガイドを除く利用者は男性31名、女性34名でほとんどが県外からの利用者で、外国からのグループもいました。

 大阪からの女性客はピナイサーラの滝壺に入り「気持ちよかった」と言っていました。

 

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ピナイサーラの滝の利用客 

     

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サンガラの滝の利用客

 

日付 

  2015年06月19日

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  「石垣市爬龍船(ハーリー)競争大会」に参加

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 石垣市で海神に安全を祈願する爬龍船(ハーリー)競争大会が6月19日行われ、大勢の市民や観光客で賑わいました。当センターも環境省石垣自然保護官事務所の職員と10名の合同チームを結成し、団体ハーリー競争に参加し祈願しました。

 男女混成チームで練習約1時間という不安が残る中での参加でしたが、参加80チーム中で何とか最下位は逃れ各自が安堵の表情でした。

 試合後は、検討を称え反省会を行い、両事務所の今後の親睦も深まりました。

 

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日付 

 2015年06月16日

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 西表亜熱帯樹木展示林の樹種名調査

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 6月16日(水)に、西表亜熱帯樹木展示林の樹種名調査を実施しました。

 樹木展示林には樹名板の設置はあるものの、不足しているという指摘もあり、今回、樹名板の増設を検討しているところです。その事前調査として、樹種に詳しいOB職員の加島さんの協力を得て樹種名調査を行いました。

 今回の樹種名調査は、当センター職員のスキルアップにも繫がったと思われます。

 他にも、大富歩道やウタラ歩道なども樹種名調査を行い樹名板の増設を検討する予定です。

 

 

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日付 

  2015年05月25日

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 平成27年度ヒナイ川の利用状況調査(5月分)報告

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 平成27年度5月期のヒナイ川利用状況調査を25日(月)に実施しました。

 結果はカヌーツアーが8組、利用者数31名(ガイド含む)で、ほとんどが県外からの利用者でした。今回は、梅雨入りしたばかりで天気が悪かったせいか、利用者は先月より半分以下、また、昨年同期と比べても少ない結果でした。

 梅雨入りして雨が数日間降ったため水量も多く、滝の上はギリギリ対岸に渡れるような状況でした。また、ピナイサーラの外にも滝が見られました。

 

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ピナイサーラの滝上 

     

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船着場から見える滝 

 

日付 

 2015年05月15日

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  船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査を実施

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 5月15日(金)に、船浦ニッパヤシ群落においてモニタリング調査を行いました。

 調査は、ニッパヤシの葉数・総葉長・定点写真観測などを行なったところ、前回(H26年12月)の調査時より枯れた葉がずいぶん多く感じられました。

 今回の枯れの原因は、先日(5月10日)の台風6号の影響なのか不明ですが、枯れた葉が157本、新規幼葉が37本確認できました。

 

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日付 

 2015年05月13日

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 森の巨人たち百選「ウタラ川上流のオヒルギ」の調査を実施

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 森の巨人たち百選に選定されている「ウタラ川上流のオヒルギ」の調査を5月13日(水)に実施しました。

 このオヒルギについては、超老齢木であるため、「西表島巨樹・巨木保全協議会(竹富町役場主催)」において、樹木医診断や当センターのモニタリング報告に基づき、台風等による枝折れ防止対策やシャコ塚除去の地盤対策などの保全措置が検討され昨年度実施されました。

 これにより、平成18年の樹勢回復措置以降に行ってきたモニタリングについては終了し、今回の調査から新たなモニタリングを行うこととしました。

 なお、調査ではオヒルギの生育状況に変化はなく安定して生育していました。

 

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日付 

  2015年4月28日

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  マングローブ開花結実習性調査を実施

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 平成26年度から実施している「西表島におけるマングローブ開花結実習性等調査」を今年度も4月28日(火)を皮切りに調査を開始しました。

 調査種は10種で3年間を予定しています。今月調査では、サキシマスオウノキの開花を確認しました。また、メヒルギの生長した胎生種子を確認しました。

 

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開花したサキシマスオウノキ 

     

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生長したメヒルギの胎生種子 

 

日付 

  2015年4月27日

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 平成27年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(4月分)報告

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 4月期の利用状況調査を西田川は10日(金)、ヒナイ川は27日(月)に実施しました。

 結果、西田川は石垣に宿泊している中国からの利用客が1組、利用者は14名(ガイド含む)、ヒナイ川はカヌーツアーが19組、利用者が77名(ガイド含む)でした。

 ヒナイ川の調査日は天候が良かったせいか8組が滝の上まで行く客でした。また、外国からの利用客も2組いました。

 

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ピナイサーラの滝利用客  

     

   

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サンガラの滝利用客

 

 

 ※お願い:当センターでは本年度もヒナイ川(毎月1回)及び西田川(2ヶ月に1回)において利用状況調査を実施します。

  調査に当たってはガイドの皆様方のご協力が欠かせませんので、よろしくお願いいたします。また、利用に当たっては無理をせずケガなどがない様にお願い         いたします。

 

 

日付 

 2015年4月23日

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 西表島で生育しているスギを確認

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 4月23日に西表島西部の仲良川上流の西表国有林147林班に生育するスギの確認を行いました。

 このスギは、戦後に播種もしくは植林されたものと思われ、樹齢40~50年程度は経過していると推測されます。

 十数年前に3本のスギの存在を確認しましたが、今回の確認では1本はすでに枯れており、残存している2本(胸高径18.2cm樹高13m、胸高径7.8cm樹高6m)はシロアリに食害されており今後の生育が危惧されます。

 

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  生存しているスギ(胸高18.2㎝)

     

   

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シロアリにより?枯損したスギ 

 

 

日付 

  2015年04月21日

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 森の巨人たち百選「仲間川のサキシマスオウノキ」の調査を実施

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 森の巨人たち百選に選定されている「仲間川のサキシマスオウノキ」の調査を4月21日(火)に実施しました。

 調査では、サキシマスオウノキの生育状況に変化は認められませんでしたが、着生及び周囲に生育するアコウがサキシマスオウノキの生育に支障を与えていることや、経時の台風による数箇所の枝折れ箇所の腐朽が年々顕著になって発現してきていることから、「西表島巨樹・巨木保全協議会(竹富町役場主催)」に調査結果の報告と樹木医診断を提案することとしています。

 

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お問い合わせ先

西表森林生態系保全センター 
ダイヤルイン:0980-88-0747
FAX:0980-83-7108

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