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2014年03月24日
白浜小学校校庭内にある植物への名札付けを支援
白浜小学校から校庭内にある植物に名札を付けて環境教育などの教材として活用していきたいとの要請があり、当センターとしては3月12日(水)に植物名の事前調査を行い、3月24日(月)に生徒と父兄数名で白浜小学校の校庭にある植物への名札付けを森林環境教育の一環として支援しました。
参加者は、事前に調査した植物名の一覧表と場所を記載した図面を参考にして、校庭内の植物にひとつずつ名札を付けていきました。生徒達は、最初の内はそれぞれの植物名を聞きながら名札を付けていましたが、同じ植物を見つけると自分たちで進んで付けていました。中には間違いなども少しはありましたが、分からない植物や似たような植物があると積極的に聞きに来たりしていました。 H26年度も数校からこのような要請が来ているので、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。 |
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2014年03月19日
船浦中学校の「西表島の春を探そう2014」を支援
3月19日(水)に、船浦中学校の行事である~「西表島の春を探そう2014」~が実施され、当センターも森林環境教育の一環として支援しました。
当日の参加者は、1・2年の生徒22名と職員、保護者、支援者ら合わせて総勢37名で、8時15分に中学校前で全体出発式を行った後、ユツン川まで移動し9時に出発しました。 ユツン滝の上までの登山途中、動植物を観察しながら11時過ぎには滝の上に到達しました。滝の上で昼食を取った後、エビ取りをした後13時頃には下山を始め滝壺で記念撮影をし、途中川で泳いだりしながら15時過ぎ頃には登山口に着きました。 生徒達は、各々がそれぞれの西表島の春を見つけて楽しんでいました。 |
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滝上から望む |
滝壺で記念撮影 |
2014年3月18日
西表島の星立天然保護区のヤエヤマヤシ群落の現地調査について
西表島の北東部の星立天然保護区に自生するヤエヤマヤシ群落は、仲間川のウブンドルのヤエヤマヤシ群落および石垣島の米原のヤエヤマヤシとともに国指定の天然記念物に指定されている。
今回、この星立天然保護区のヤエヤマヤシについて生育調査を行った。 |
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星立天然保護区のヤエヤマヤシ群落 |
調査風景 |
2014年3月17日
西表島にてギンネムキジラミが大量発生
西表島の南風見海岸の調査地においては、現在、ギンネムの葉がすべて落ち枯死したように見える状況が広範囲に拡がっています。近寄って確認してみますと、体長2mm~3mmのギンネムキジラミが大量に発生していました。ギンネムキジラミは小さなセミみたいな形をしています。
文献によりますと、このギンネムキジラミが大量発生するとギンネムが一斉に枯死するといわれておりますが、西表島においてはそのような状況にはなっていません。葉がすべて落葉し枯死したように見えますギンネムも数週間も経過するとギンネムキジラミがいつの間にか居なくなり、やがては新芽が出始めて息を吹き返します。 西表島にはギンネムキジラミを捕食する外来種のハイイロテントウムシが定着していますが、今回はダンダラテントウムシを確認しました。 小笠原では、ギンネムキジラミは外来種の肉食爬虫類グリーンアノールの餌資源となっていると言われており、西表島にもグリーンアノールが侵入することが危惧されます。 |
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ギンネムキジラミ |
ダンダラテントウ |
2014年3月11日(火)
「ガイド講習会」を開催
3月11日(火)に当センターと沖縄森林管理署の主催で、森林環境教育の拠点施設として、平成20年度に仲間川の支流の北舟付川(ニシフナツキカワ)に隣接するマングローブ林及びサガリバナ林内に整備されている木道(延長150m)等の利用を希望する者を対象に「ガイド講習会」を開催し、47名の方々が受講されました。
講習会では木道の利用に当たっての基本的な注意事項などを伝えるとともに、環境省西表野生生物センターから「イリオモテヤマネコの現況」と沖縄森林管理署から「屋久島世界遺産の現状と課題」という講義が行われ、今後の西表島の進むべき道などについて考える良い機会になったのではないかと考えています。 |
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2014年3月10日
平成25年度ヒナイ川の利用状況調査(3月分)報告
3月期のヒナイ川流域における利用状況調査を10日(月)に実施しました。結果、カヌーツアー11組で利用者は37名(ガイド含む)、うちレンタルでの利用者が1組、4名でした。
ヒナイ川の25年度1年間のカヌーツアーの利用実績は27業者156組736名(ガイド含む)の利用がありました。 |
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滝をバックに |
ガイドと一緒に |
2014年2月27日
平成25年度海岸林自然再生試験地の成長量調査を実施
2月21日、26日、27日、海岸林自然再生試験地(調査区1~調査区4)において、自然再生状況を把握する成長量調査を実施しました。
海岸林自然再生試験地は、侵略的外来種である「ギンネム」が侵入している海岸防潮林を、自然災害に強い在来樹種の森林に再生させる道筋を付けるためのものです。 試験地における生育状況は、在来樹種の「オオバギ・オオハマボウ」などの早生樹は台風被害を乗り越え一段の成長を示しております。 しかし、「ヤンバルアカメガシワ」は台風被害の影響か、他の成長の早い樹木の被陰の影響なのか不明ですが、立ち枯れが多少目に付きだしました。 調査区3については、昨年の台風時の高潮により調査区が冠水し、海水がしばらく貯まった状態になったことにより、テリハボク・フクギ等の一部に枯れが生じていました。 将来の森林の主役として期待する「テリハボク・フクギ」は確実に生育しておりますが、オオハマボウなどの成長の早い樹木からの被陰や、ツル・カズラ類の巻き付きに注意すれば今後の成林が期待できます。 |
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2014年02月25日
仲良川のマングローブ林のモニタリング調査を実施
仲良川に設定したマングローブ林のモニタリング調査を2月25日に実施しました。
調査結果については、今回8本の新規枯損木が確認され稚樹から成長した2本の成長木を確認しました。今回の新規枯損木はプロット内に散在して確認されました。 地盤高調査では大きな変化はありませんでしたが、川岸は淵で急斜面となっているため洪水の影響を受け浸食されることが予想されます。また、洪水時に河川からの土砂流入(砂質土)も予想されることから、生育環境の変化に注視していく必要があります。 |
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調査風景 |
満潮時の調査地 |
2014年2月24日
平成25年度外来種ソウシジュ(白浜地区)モニタリング調査を実施
平成25年度の外来種ソウシジュ(白浜地区)のモニタリング調査を、平成26年2月24日に実施しました。この調査は、外来種であるソウシジュが、西表島西部の白浜を起点とする旧白浜林道の奥深い内陸地に侵入生育している状況を、毎年度モニタリングしているものです。
ソウシジュの生育状況は昨年の調査と比較して変化はないが、稚樹の発生は確認できなかったことから、全体としては衰退の状況を示しており、西表島の自然再生は進んでいるものと思われます。 しかしながら、4箇所の調査地区以外の森林が空けた場所では、ソウシジュの幼木が数カ所で確認されたことから、今後とも推移を見守ることが必要であることを再認識しました。 |
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ソウシジュ
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2014年2月21日
平成25年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(2月分)報告
2月期の利用状況調査をヒナイ川は7日(金)、西田川は21日(金)に実施しました。利用状況は、ヒナイ川がカヌーツアー7組、利用者数28名(ガイド含む)で肌寒い日でしたが、小さい子供を背負って滝壺に行く人や、滝壺で泳ぐ人もいました。
一方、西田川は一時雨の降る中でしたが、カヌーツアー2組、利用者数12名(ガイド含む)でした。中には、小浜島のホテルスタッフの若者が日帰りで来ていました。 全国各地から若者から熟年世代まで幅広い年代の方々が訪れて、段々と利用状況が向上しています。 |
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沖縄本島から子供連れのツアー客 (ヒナイ川) |
小浜島のホテルスタッフ (サンガラの滝) |
2014年1月31日
「自然環境教育推進のための連絡会」を開催
1月31日(金)、西表島船浦の地域活性化施設(ときめきホール)において、「自然環境教育推進のための連絡会」を開催しました。残念ながら多忙のため、西表島内の各小・中学校の先生方は出席されませんでしたが、西表島等で自然観察会等の活動を行っている研究機関、行政機関、各種団体等の代表に出席頂き開催しました。 会議では、 ・マスコミを使ってPRしたらどうか。 ・各学校の年間行事が決まる前に提案する必要がある。 ・先生方を呼んで12月頃にプレゼン大会をした方がよい。 ・個別に学校訪問をした方がいいのではないか。 など、今後の計画等自然環境教育推進に向けての前向きな意見が出されました。 当センターとしては、これらの意見を踏まえ、2月17日、20日に各学校を訪問し、次年度の学校行事が決定する前に連絡会の開催を行い、新年度4月には担当者の名簿を作成・共有し、各機関との連絡がスムーズにいくような仕組み作りについて提案を行いました。今後、西表島における自然環境教育の取り組みが進展するようにしたいと考えています。 |
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自然環境教育推進のための連絡会 |
2014年1月29、30日
林政記者クラブの視察
1月29日から31日にかけて、林政記者クラブの4名の記者と局長他2名の7名が西表島と沖縄本島のヤンバルの森を視察しました。
西表島では、29日と30日にマングローブ林や亜熱帯林を視察するとともに、旧新盛家住宅や石垣市にある宮良殿内(みやらどぅんち)といった建築物なども視察しました。 記者の方々はマングローブ林や亜熱帯林の雄大さを感じ取り、地域で様々な木材が利用されていたことを実感されておられました。 |
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巨樹巨木のサキシマスオウノキの前で
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旧新盛家住宅
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2014年01月28日
仲間川のマングローブ林のモニタリング調査を実施
仲間川に設定したマングローブ林のモニタリング調査を1月28日に実施しました。 調査結果については、今回1本の新規枯損木が確認されました。地盤高については大きな変化はありませんでしたが、川岸は 淵の様相を呈して急斜面であるため洪水の影響を受け浸食されることが予想されます。また、内陸部の観測棒による計測結果では、当初の観測から比較すると地盤が上がってきています。 これは、洪水時に河川からの土砂流入(砂質土)によるもので、このことが稚樹の定着が少ない原因ではないかと推察され、生育環境の変化に注視していく必要があります。
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調査風景 |
2014年1月22日(水)
竹富町自然保護課と防風林について打合せ
1月22日(水)に竹富町自然保護課と西表島にある竹富町リサイクルセンター周辺の防風林造成に関する打合せを行いました。昨年7月の台風7号によってフェンスなどが壊れたりするなどの被害が出たことから、被害を軽減する方策はないかとの相談を自然保護課長から受けており、防風林の造成などが有効であるという助言をしていました。
現地では、当センターから防風林造成に関する情報を提供し、海岸から直接吹き付ける強風を防止するために、防風林造成をどのようにしたら良いかということについて検討しました。 その結果、竹富町では、竹富町リサイクルセンター周辺に防風林を造成するための具体的な方策などの検討を進め、アダン、モンパノキ、テリハボクなどの郷土樹種を生かした防風林造成を実施することになりました。 |
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竹富町自然保護課職員との打合せ
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リサイクルセンター施設屋上からの情景
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2014年1月17日
仲間川マングローブ林倒壊被害調査を実施(民国合同)
仲間川マングローブ林の倒壊被害の状況について、琉球大学熱帯生物圏研究センターの専門家を招いて竹富町役場と合同調査を実施しました。
平成18年9月の台風13号、昨年7月の台風7号などによる影響で、民有地を含め比較的広範囲に倒壊被害が発生しています。このようなことから、今後の被害調査や更新状況調査などの手法を検討することを目的として行ったものです。 |
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2014年1月16日
森の巨人たち百選「ウタラ川のオヒルギ」のモニタリング調査を実施
森の巨人たち百選に選定されているウタラ川のオヒルギのモニタリング調査を1月16日(木)に実施しました。 調査は、光環境の変化、地盤高調査、周辺区域の植生調査などの測定を行いました。 平成18年以降、継続してモニタリング調査を実施してきましたが、特に生育の変化は認められませんでしたが、超老齢木であるために活性化することは望めないところであり、台風による枝折れやシャコ塚による地盤高対策など、今後如何に維持していくかが重要であるところです。
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現在のオヒルギ |
2014年01月15日
船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査を実施
1月15日(水)に、船浦ニッパヤシ群落においてモニタリング調査を行いました。 調査は、地盤高調査、小葉調査を行い、地盤高の調査では、ニッパヤシの43株の地盤高、定点の地盤高、5mメッシュの地盤高を測定しました。 小葉調査では、9月期の調査と比較すると43株中の34株に46本の幼葉が確認できました。全体的に順調に成長していると思われます。
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2014年1月10日
平成25年度ヒナイ川の利用状況調査(1月分)報告
1月期ヒナイ川流域における利用状況調査を10日(金)に実施しました。この日の利用者は、カヌーツアーが6組(ガイド含め20名)でした。ガイドを除く利用者は男性5名、女性9名で石垣から2名の女性客と、埼玉からドイツの方が一人(ガイド有り)で来られていました。中には、徒歩で来られた方もいました。
当日は、曇り空で少々肌寒い1日でしたが、先月よりも利用者は若干増えていました。今後、暖かくなるにつれ段々と利用者も多くなることでしょう。 |
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テドウ山登山道の状況
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サキシマスオウノキとツワブキの花 |
2013年12月20日
イリオモテヤマネコの交通事故発生防止に関する連絡会議に参加
12月20日(金)に竹富町及び環境省那覇自然環境事務所の主催により「イリオモテヤマネコの交通事故発生防止に関する連絡会議」が開催され所長以下3名が出席しました。
連絡会議は、平成25年のイリオモテヤマネコの交通死亡事故が10月末時点で6件となり過去最悪となったことを受けて、交通事故発生を防止するため、自然保護、道路管理、道路利用等に関連する関係行政機関及び関係団体が実施する対策を効果的に遂行できるよう情報共有と連携を図ることを目的として設置されたものです。 この会議に先立ち、10月25日及び11月3日に交通事故防止を呼びかけるチラシ配布にも職員2名が参加しています。 |
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連絡会議の模様
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石垣港ターミナルでのチラシ配布 |
2013年12月19日
平成25年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(12月分)報告
12月期の利用状況調査を西田川は10日(火)、ヒナイ川は19日(木)に実施しました。結果、西田川はカヌーツアーが1組、利用者が2名(ガイド含む)、ヒナイ川は当日天候も悪く肌寒かったせいかカヌーツアーが1組、利用者数が3名(ガイド含む)で、今年度調査した中で最低の結果でした。
今回、八重山地方は雨続きで雨量が多く、ピナイサーラの滝の東側にも普段はない滝が見られました。 |
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サンガラの滝裏から
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東京からの利用客(ヒナイ川) |
2013年12月11日(水)
沖縄森林管理署のクリーンアップ作業に参加
12月11日(水)に船浦にある国有林の不法投棄箇所で、沖縄森林管理事務署が呼びかけて行われましたクリーンアップ活動に参加しました。
当該箇所には不法投棄された車のタイヤなどが散乱していましたが、2時間ほどの作業後、きれいになって見違える様子になりました。不法投棄などを行わないように啓蒙活動を引き続き行っていく必要があると考えます。 |
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清掃前の現地の様子
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清掃後の現地の様子 |
2013年11月29日
仲間川木道周辺のモニタリング調査を実施
11月29日(金)に仲間川支流の北舟付川(ニシフナツキガワ)の木道周辺に設定したマングローブ林のモニタリング調査を実施しました。
調査項目は、立木の生育状況の調査、砂泥の移動状況を調べるための地盤高調査、林内の光環境調査、デジカメによる定点観測撮影を実施しました。 今年7月の台風7号の影響により、当調査地を含む仲間川周辺のマングローブ林に倒木や幹折れ等の被害がスポット的に発生しており、被害地の更新状況等を注視していく必要があると考えています。 |
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調査風景
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台風によるスポット被害状況 |
2013年11月26日
森の巨人たち百選「仲間川のサキシマスオウノキ」のモニタリング調査を実施
森の巨人たち百選に選定されている仲間川のサキシマスオウノキのモニタリング調査を11月26日(火)に実施しました。 調査項目は、樹高・幹回り・板根の測定調査、光環境の変化、枝張りの状況等の調査を行いました。 今年7月の台風7号の影響により、枝の折損数本が発生したため、枝張りと光環境に変化が生じていましたが、生育に影響はないものと考えられます。 この日も多くの観光客が訪れ、初めて見る板根の大きさに驚かれ、木を支える役割があると言う説明に関心を寄せられていました。
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訪れた観光客 |
2013年11月25日(月)
JICA研修生を受け入れ
平成25年度の国際協力機構(JICA) による集団研修の一つである「サンゴ礁をはじめとする沿岸生態系の保全とその持続的利用に関する総合研修」の研修生8名を受け入れました。 研修生は6カ国から8名が参加しており、25日(月)に「陸域の保全」ということで、サキシマスオウノキの保全現場を視察し、その後、西表島のマングローブ林等を含む森林等に関する講義を受けました。 沿岸生態系の保全等を担当する者が中心の研修生でしたので、マングローブに関する講義については関心が高く、サンゴ礁だけでなく陸域の森林を含めた総合的な保全が重要なことについても理解が得られるようになり、今後の彼らの帰国後の活動に寄与できることが期待されます。 |
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2013年11月22日
平成25年度ヒナイ川の利用状況調査(11月分)報告
11月期ヒナイ川流域における利用状況調査を22日(金)に実施しました。この日の利用者は、カヌーツアーが10組(ガイド含め35名)で、雨模様のせいか今年度2番目に少ない利用客数になりました。 これから、冬期に向かい段々と利用者も少なくなっていきますが、その分ゆったりとしたカヌーツアーが出来るものと思います。 京都から来たツアー客は、「カヌー楽しかったぁ」と喜んでいました。
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京都からのツアー客
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ピナイサーラの滝 |
2013年11月16日(土)
「第6回西表島人(シマピトゥ)文化祭」に参加
11月16日(土)に西表エコツーリズム協会の主催で、西表島中野わいわいホールで開催された「第6回西表島人(シマピトゥ)文化祭」に初めて参加しました。 西表島森林生態系保護地域やマングローブを構成する樹種などのパネルを作成し展示するとともに、西表島の巨樹・巨木のサキシマスオウノキやオヒルギとマングローブの樹種を掲載したり、花を掲載したりしているクリアファイルなどを配布して、西表森林生態系保全センターの活動などを理解してもらう取り組みをしました。 配布したクリアファイルなどは西表島の植物がよく分かるといって非常に好評でした。
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2013年11月13日
浦内川マングローブ林のモニタリング調査を実施
11月13日(水)、14日(木)に浦内川流域のマングローブ林のモニタリング調査を実施しました。 調査は、二カ所の調査設定箇所において、調査木の生育状況調査、地盤高調査、光環境の調査、稚樹の発生状況調査を行いました。 調査結果については、昨年11月の調査に比較して特に変化はありませんでした。 |
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稚樹の発生状況調査 |
2013年11月7日
船浦湾ビーチクリーンを実施
西表島のビーチクリーン活動を実施している西表エコツーリズム協会の活動に継続的に参加しており、船浦湾では4回目となるビーチクリーンを10月19日(土)に実施しました。 今回は、カヌー組合のメンバーも参加して行われ、船浦湾のマングローブ林内にある漂着ゴミだけでなく、船浦湾に接続するヒナイ川、西田川周辺の漂着ゴミなども回収されました。一時は、海中道路からも発泡スチロールやブイなどの漂着ゴミが見える状態だった船浦湾がきれいになり、観光客などにも喜ばれる景色になりました。
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平成25年5月10日定点観測時に撮影
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平成25年11月7日定点観測時撮影 |
2013年11月6日
JICA研修生を受け入れ
平成25年度の国際協力機構(JICA) による集団研修の一つである「住民参加による多様な森林保全」コースの研修生を11月5.6日に受け入れました。研修生は11カ国から12名が参加しており、5日には沖縄県や西表島の地域概況などの講義を受け、6日にはサキシマスオウノキ等の保全の現場を視察しました。 研修生の多くは熱帯地域の国からの参加であることから、西表島の現場等の視察では、気候や植生などの共通性などを感じながら、様々な質問等をしていました。西表島での経験が今後の彼らの活動に寄与できることが期待されます。 |
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サキシマスオウノキの前での記念写真撮影直前の情景 |
2013年11月02日
船浦中学校のテドウ山登山を支援
11月2日(土)に、船浦中学校の三大行事であるテドウ山登山が実施され、当センターも森林環境教育の一環として参加し支援しました。 当日の参加者は、生徒27名と職員、保護者、支援者ら合わせて総勢67名で、8時に浦内川駐車場に集合し結団式を行った後、留守番の先生や父兄の見送りを受けながら浦内川上流の軍艦岩まで観光船で移動し、軍艦岩から本格的な登山を開始しました。途中マリュウドゥの滝展望台やカンピレーの滝で休憩を取りながら、テドウ山(441.5m)を目指しました。 急な傾斜などで滑りやすい箇所などがありましたが、12時頃には山頂に到達しました。山頂で昼食を取った後、記念撮影や船浦中学校を眺望し、12時50分頃には下山を開始しました。ロープがないと下りられない箇所もありましたが滑ったり転んだりしながらも無事に下山しました。途中でピナイサーラの滝の上部を見学する人達もいて到着予定の時間には遅れましたが、全員が無事駐車場に到着しました。 なお、駅伝部の生徒は、駐車場から学校まで走って帰りました。
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山頂で記念撮影
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山頂北側から船浦湾を望む |
2013年10月29~31日
九州森林管理局計画保全部長視察
平成25年10月29~31日にかけて、九州森林管理局から計画保全部長が西表島横断道のイタチキ川や第二山小屋跡、浦内川河口外来種侵入箇所、防風・防潮保安林への外来種の侵入状況、漂着ゴミなどの様々な現地を視察されて、西表島森林生態系保護地域を含めた西表島の国有林が有する様々な課題等について把握されました。 |
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イタジキ川分かれの状況
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2013年10月28日
平成25年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(10月分)報告
10月期の利用状況調査を西田川は11日(金)、ヒナイ川は28日(月)に実施しました。結果、西田川はカヌーツアーが1組、利用者数が5名(ガイド含む)で県外からのグループでした。一方、ヒナイ川はカヌーツアーが15組、利用者数69名(ガイド含む)でした。 今回は、気候がよくなったせいか一日かけて滝の上下に行くグループが半数以上いました。中には、外国人の家族も見られました。 また、スタンドアップパドルでの利用者が2組いました。
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サンガラの滝で記念撮影
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スタンドアップパドル |
2013年10月23日
平成25年度森林の流域管理システム推進発表大会で発表
10月23日(水)、熊本市の九州森林管理局で開催された平成25年度森林の流域管理システム推進発表大会において、当センターの渡邉自然再生指導官と沖縄森林管理署の岩下森林官が、「低コストによる外来種対策と海岸林再生への取り組み」と題し、侵略的外来種であるギンネムの駆除・抑制を行いながらテリハボク・フクギ等の在来樹種を中心とした林分への転換を図るために、人工播種、ポット苗やコンテナ苗の植え込み等の手法を用いて行い海岸林の自然的な再生への取り組みについて発表を行いました。
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2013年9月30日
マングローブモニタリング調査
9月10日、30日に、マングローブ林のモニタリング調査(浦内川、仲良川、仲間川)において、新たに経時潮位や海水浸水の時間及び海抜算出など、生育環境の基礎データの収集を目的として、インターバル撮影のカメラ設置を行いました。
なお、撮影は設置した観測棒を30分置きに約10日間自動撮影します。 |
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設置カメラ
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撮影結果 |
2013年9月13日
平成25年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(9月分)報告
9月期ヒナイ川流域における利用状況調査を13日(金)に実施しました。結果は、カヌーツアーが24組(ガイド含め140名)で訪れた利用者(ガイドを除く)は、ほとんどが県外からの利用者でした。 今回は、調査箇所に着く前にすでに数組のカヌーツアー客が入っており、1日掛けてゆっくりとピナイサーラの滝上から滝壺へのトレッキングを楽しもうとする客が多かったのではないかと思います。 また、ツアーガイドから連休中(客が多い時期)も利用状況調査を実施してほしいとの要望があり、今後は日程を調整したいと思います。 |
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カヌー係留箇所
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サキシマスオウノキ |
2013年08月27日
「自然環境教育推進のための連絡会」を開催
8月27日(火)、西表島船浦の地域活性化施設(ときめきホール)において、「自然環境教育推進のための連絡会」を、西表島内の各小・中学校の先生、西表島等で自然観察会等の活動を行っている研究機関、行政機関、各種団体等の代表併せて12名に出席頂き開催しました。 この連絡会は、西表島における自然環境教育プログラムの実施に当たって、連絡会員による情報交換を目的として開催したものです。 会議では、24年度のプログラム活用報告や25年度すでに実施した活用報告、また、今後の計画等自然環境教育推進に向けての前向きな意見が出されました。 当センターとしては、これらの意見を踏まえ、次年度の学校行事が決定する前に、各機関で提供できるプログラムを集約のうえ、各小・中学校へ提供し大いに活用いただくよう取り組んでいきたいと考えていますので、皆様のご協力・ご支援よろしくお願いします。
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自然環境教育推進のための連絡会
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2013年08月26日
平成25年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(8月分)報告
8月期の利用状況調査を西田川は14日(水)、ヒナイ川は26日(月)に実施しました。結果、西田川はカヌーツアーが5組、利用者数が45名(ガイド含む)で親子連れ等の利用者が多く見受けられました。一方、ヒナイ川はカヌーツアーが27組、利用者数150名(ガイド含む)、レンタルツアーが1組(2名)の計28組、152名でなかにはスペインからの親子連れもいました。ヒナイ川のガイドの話では、お盆の時と比べれば半分以下だそうです。サンガラの滝では、滝壺に飛び込んだり滝に打たれたりしてとても気持ちよさそうでした。 |
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関東からのツアー客
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滝壺へジャンプ |
2013年08月09日
海岸林再生試験の在来種の植栽方法別生育試験プロット設定
7月26日(金)と8月9日(金)に海岸林自然再生試験地において、在来種(フクギ・テリハボク)の植栽方法別生育試験プロットの設定を行いました。 この植栽方法別生育試験プロットは、侵略的外来種であるギンネムを駆除しながら、郷土種であり防風林に適しているフクギ・テリハボクを低コストかつ効率的で発芽、生育させるためにはどのような方法があるかを考察するためのものです。 まず、区域のギンネム等を伐採し防草シートを張り、その後、植栽する箇所に穴を開け、在来種を播種、ポット苗、コンテナ苗などによる植栽試験を行い、防草シートを設置しない区域との比較試験を行うことにしています。 なお、この外来種対策と植栽方法別生育試験の詳細につきましては、10月に行われる「森林の流域管理システム推進発表大会」で発表することにしています。 |
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播種で発芽したテリハボク
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設置した防草シート |
2013年07月24日
平成25年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(7月分)報告
7月期ヒナイ川流域における利用状況調査を24日(水)に実施しました。今月は夏休みに入ったこともあり、家族旅行などで子供連れの利用者が多く、中には中国からのツアー客も見られました。調査結果は、カヌーツアーが24組(ガイド含め126名)で昨年より多い利用者数となりました。 ガイドの話では、お盆の頃はもっと多くの利用者があり、カヌー係留箇所ではカヌーが100艇近くになるそうです。 |
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カヌー係留箇所 |
中国からの観光客 |
2013年07月24日
川端森林管理局長が巡閲
川端森林管理局長が7月22日から24日かけて、沖縄森林管理署と合わせて、西表森林生態系保全センターを巡閲され、沖縄県庁や竹富町長などの関係者にも表敬訪問されました。 西表島では、沖縄森林管理署長と当センターの職員も一緒になって、西表島森林生態系保護地域を含めた西表島の国有林が有する様々な課題等について、大富口(西表島横断道)、浦内川河口外来種侵入箇所、分収造林箇所、防風・防潮保安林、漂着ゴミなどの様々な現地を視察されて、西表島の国有林の実態を把握されました。 |
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、局長の現地視察(巨樹のサキシマスオウノキ) |
2013年07月19日
森林管理局計画課担当官が現地調査
森林管理局計画保全部計画課の担当官2名が来訪し、沖縄森林管理署長などと当センターの職員も一緒になって、西表島森林生態系保護地域の有する様々な課題について、大富口(西表島横断道)、マリュウドの滝、カンビレーロ、浦内川外来種侵入箇所、分収造林箇所などの現地を視察しながら、今後の対応方針等について検討や意見交換をしました。そして、翌日には環境省西表自然保護官事務所と意見交換・打合せを行い、帰局しました。 |
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マリュードの滝 |
2013年07月09日
浦内川・仲良川のマングローブ林立枯れ被害箇所のモニタリング調査を実施
浦内川・仲良川のマングローブ林立枯れ被害箇所のモニタリング調査を7月8日(月)、9日(火)の両日に実施しました。 調査は、調査対象木の生育状況の視認、生立木の胸高直径・樹高の測定、砂泥の堆積状況の変化を見るための地盤高調査等を行いました。 浦内川・仲良川の両調査とも、新たな枯損木は確認されませんでした。また、地盤高の変化量も小さいものでありました。 平成22年度からモニタリング調査を行い、両箇所とも大きな変化がないことから、有識者等の意見を聞いて調査のとりまとめを行うこととしています。
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浦内川の被害箇所 |
調査状況 |
2013年07月05日
仲間川保全利用協定の締結者が行うモニタリング調査を支援
7月5日(金)に、仲間川保全利用協定の締結者が行う、①砂泥の移動状況、②ヒルギ類の幼木の生育状況についてのモニタリング調査の支援を実施しました。 砂泥の移動状況では、前回の調査と大きな変化は見られませんでした。また、ヒルギ類の幼木生育状況では、幼木の間で生き残るための厳しい個体間競争が行われている状況になっています。 |
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地盤高の調査風景 |
2013年07月04日
日中民間緑化協力委員会の訪問
日中民間緑化委員会の中国側代表団4名と日本側の受け入れ機関である日中緑化交流基金事務局3名が西表島のマングローブ林の視察を目的に来訪しました。一行は巨樹のサキシマスオウノキに感嘆し、さらに、大富歩道にある仲間川展望台から見える広大な仲間川のマングローブ林について、その広さなどに驚きの声を上げていました。 |
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仲間川展望台で説明を受ける代表団 |
2013年06月11日、29日
平成25年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(6月分)報告
6月期ヒナイ川流域における利用状況調査を11日(火)、西田川流域における利用状況調査を29日(土)に実施しました。 結果は、ヒナイ川のカヌーツアーが10組(ガイド含め45名)、西田川のカヌーツアーが6組(ガイドを含め26名)でした。ガイドを除く利用者は男性23名、女性32名でほとんどが県外からの若者のグループでしたが、上海から来たという夫婦や、家族連れと思われる利用客もいました。 八重山地方は梅雨らしい雨も降らず、両日とも良いカヌーツアー日和となりました。滝壺に入った利用客もとても気持ち良さそうでした。
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ピナイサーラの滝壺
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サンガラの滝 |
2013年06月26日
船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査を実施
6月25日(火)と6月26日(水)に、船浦ニッパヤシ群落において地盤高調査と小葉調査を実施しました。 今回の地盤高調査では、新たにニッパヤシの43株毎の一番低い箇所の地盤高を測定し、また、満潮時(大潮時)の潮位を印することを行いました。また、前回の調査で、5mメッシュや変化の大きいところは1m毎に地盤高を測定したので、ニッパヤシへの潮の進入状況や地盤高の変化をより詳しく調べることができると思われます。 |
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炎天下での調査風景
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ニッパヤシの種子 |
2013年6月7日
森の巨人たち百選「ウタラ川のオヒルギ」のモニタリング調査を実施
森の巨人たち百選に選定されているウタラ川のオヒルギのモニタリング調査を6月7日(金)にそれぞれ実施しました。 調査項目は、樹高・幹回り・根回りの測定調査と光環境の変化、地盤高調査、周辺区域の植生調査そして塩分濃度の測定を行いました。 調査結果については、近年オキナワアナジャコが堀りあげた「シャコ塚」によって、オヒルギ周辺の地盤が上がり、今後の生育に影響があると考えられ、土砂除去等の対策が必要と考えているところです。 また、周辺に生育するアダンが生育分布を広げつつあり、今後も注視していく必要があります。
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地盤を盛り上げたシャコ塚
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周辺のアダン |
2013年05月30日
森の巨人たち百選「仲間川のサキシマスオウノキ」のモニタリング調査を実施
森の巨人たち百選に選定されている仲間川のサキシマスオウノキのモニタリング調査を5月30日(木)に実施しました。 調査項目は、樹高・幹回り・板根の測定調査、光環境の変化、周辺区域の植生、枝張りの状況そして土壌の硬度を調査しました。 これまでの調査結果と大きく変化したものはありませんでしたが、サキシマスオウノキに着生しているアコウの気根が成長して与える影響を注視する必要があります。
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※アコウの特性 クワ科の植物で、海岸近くの林内に生える常緑の広葉樹 気根(幹から地面に向かって下がっている根)を伸ばして木に絡みつき枯らすことから絞め殺しの木 と呼ばれています。
森の巨人「仲間川のサキシマスオウ」 |
2013年05月28日
平成25年度ヒナイ川、西田川の利用状況調査(4月・5月分)報告
今年度最初の4月期の利用状況調査を西田川は18日(木)、ヒナイ川は22日(月)に実施しました。西田川は0名、ヒナイ川はカヌーツアーが10組、利用者数45名(ガイド含む)、また、5月期のヒナイ川利用状況調査を5月28日に実施し、カヌーツアーが9組、利用者数33名(ガイド含む)でした。 ほとんどが県外からの若者達が中心でしたが、中には年配の二人連れのツアー客も何組か見られました。 案内しているガイドからの情報では、大型連休中と比べたら少なくなってきているということでした。今後は連休中の利用状況調査についても実施するようにしたいと考えています。 |
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2013年05月21日
仲間川木道周辺のモニタリング調査を実施
5月21日(金)に仲間川支流の北舟付川(ニシフナツキガワ)の木道周辺に設定したマングローブ林のモニタリング調査を実施しました。 調査項目は、立木の生育状況の調査、砂泥の移動状況を調べるための地盤高調査、林内の光環境調査、砂泥地の塩分濃度調査そしてデジカメによる定点観測撮影を実施しました。 昨年の11月の調査と比較して各調査結果に大きな変化はみられませんでした。
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木 道 |
調査風景 |
2013年5月14日
海岸林再生試験の在来種の植栽方法別生育試験プロット設定
5月14日(火)に海岸林自然再生試験地において、在来種(フクギ・テリハボク)の植栽方法別生育試験プロットの設置を行いました。 この植栽方法別生育試験プロットは、郷土種であり防風林に適しているフクギ・テリハボクを低コストで発芽、生育させるためにはどのような方法があるかを考察するためのものです。腐葉土を客土しての播種、海岸の土に埋土しての播種、ポット苗、コンテナ苗などによる試験を行い、今後の発芽・生育状況を調べることにしています。 |
在来種の播種状況 |
2013年05月11日
大原中学校の古見岳登山を支援
5月11日(土)に、体験学習の一つとして、大原中学校の古見岳登山が実施され、当センターでは森林環境教育を推進することになると考え、支援しました。 前日の大雨で実施できるか危ぶまれましたが、天候が大きく崩れることはなく無事に実施できました。参加者は生徒27人と職員、保護者、支援者ら合わせて43人の総勢70人で、ユチン橋の登山口から、3班に分かれてユチン川を遡りながら、西表島の最高峰である古見岳(469.5m)を目指しました。前日の雨などで滑りやすい箇所などがありましたが、約4時間余りで山頂に到達しました。山頂からの景色を楽しみながら昼食を取った後、途中歩みが遅くなったりする人も出ましたが、16時半頃には全員が無事に下山しました。
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出発前の記念写真 |
2013年05月10日
漂流・漂着ゴミの定点観測調査の実施
漂流・漂着ゴミの定点観測調査を4月20日(土)と5月10日(金)に実施しました。 観測地点(6カ所)における漂着ゴミの状況は、冬期の北西風の影響がなくなったこともあり、海流の流れによって漂着するものが増えてくると考えられますが、今回の調査では漂着ゴミの増加が顕著になっている箇所はありませんでした。 しかしながら、海岸に漂着したゴミが、隣接する潮害防備保安林の林内に、台風等による強風の影響で入り込んでしまい、滞留したままの状態になっています。このようなゴミを放置すれば、林木の生育に影響を与え、潮害防備保安林の機能が低下していくことは明らかですので、早いうちに何らかの方策を講じていく必要があると考えられます。
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防風林内に滞留している漂着ゴミ(ユチン地区) |
2013年05月08日
船浦ニッパヤシ群落のモニタリング調査(地盤高等)を実施
5月8日(木)と5月22日(水)に、船浦ニッパヤシ群落において地盤高調査と小葉調査を実施しました。 今年は昨年より多少涼しいため調査作業でバテることもなく予定どおり調査を実行出来ました。 調査では、定点の地盤高調査に加え、2年前から実施している区域全体の5mメッシュと変化の大きい箇所では1mメッシュの地盤高も測定しました。地盤高箇所は測点数が多く、手間のかかる作業になりました。また、ニッパヤシの小葉調査も実施しましたが、調査対象葉が多かったことから全てを終了することは出来ませんでした。 |
2013年05月07日
仲間川保全利用協定の締結者が行うモニタリング調査を支援
5月7日(火)に、仲間川保全利用協定の締結者が行う①砂泥の移動状況、②ヒルギ類の幼木の生育状況についてのモニタリング調査の支援を実施しました。 砂泥の移動状況では、前回の調査と大きな変化は見られませんでしたが、測定のための杭等が影響を与えていることが明らかになっている箇所がありました。このため、今後、調査方法等を人為的な影響が生じないように検討した上で、調査を行う必要があります。 ヒルギ類の幼木生育状況では、着葉数は春に落葉する性質があることから同じように減少傾向を示しています。一方、上長生長では、しているもの、していないものが混在しており、幼木の間では生き残るための厳しい個体間競争が行われている状況になっています。
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オヒルギ等の幼木の生育状況の調査
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西表森林生態系保全センター
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