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平成27年度の取組

 

綾プロ第23回連携会議及び事業説明を実施・・・次の10年に向けた取組を確認・・・

 2月22日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾プロ)第23回連携会議が、協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)が出席の下、開催されました。

 会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「綾プロ協定以後、10年を迎え、大きな節目での連携会議であり、次の10年を目指した重要な会議である。様々な課題もあり、今日の会議で議論いただきたい。」と挨拶しました。

 会議では、平成27年度事業取組状況(進捗状況)、綾プロ管理計画の策定、プロジェクトの運営体制、綾プロエリアの検討会設置について報告及び提案がなされ、事務局提案どおり了承されるとともに、今後も協定5者が連携をはかり各事業に取り組むことが確認されました。

 また、綾町民を対象に毎年開催している、綾プロの事業説明会を2月14日の「綾町公民館大会」に合わせて実施しました。

 当日は、綾町公民館ホールに約600名が参加する中、宮﨑森林管理署より「綾プロの10年間の取組と成果」について報告がなされるとともに、綾プロ主催で5月21日に開催予定である「綾・照葉樹林ロングウォーキング」への案内が綾町よりなされ、多くの町民へ参加を呼び掛けました。

 

 写真1第23回連携会議の様子

写真2綾町公民館大会
第23回連携会議の様子  綾町公民館ホールにて「綾町公民館大会」開催

 

 

 

平成27年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

 綾の照葉樹林プロジェクトは、平成17年の協定締結以来、今年で10年が経過したところであります。

 その間、一般企業、学生、NPO、綾町民、一般市民等、様々なボランティアの方々による照葉樹林復元のための間伐作業を実施しており、今回で17回目を迎え、11月28日に宮崎県綾町中尾国有林2045に4林小班に設定しているボランティア用見本林おいて、昨年度に引き続きソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族28人が参加し実施されました。

 当日は天候にも恵まれ集合場所である綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶。その後、参加者全員で準備体操を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署職員による間伐の実演及び安全指導を受け、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

 参加した職員・家族は、間伐・玉切り作業が初めて、森林に入るのも初めての人が多く、伐倒したときの音に歓声が上がるとともに、林内に漂うヒノキの香りを楽しんでいました。

 参加者からは「鋸を使うのは初めて。伐採作業ができるなんて、貴重な経験となりました」「この森を守ることにより、我々は地下水などの恩恵を受けている。今後もボランティアに参加し、森を守る活動を続けていきたい。」などの声が聞かれました。

 

 

 ボランティア

ボランティア2
ボランティアの方々による間伐作業  ソーラーフロンティア社の職員及び家族28人

 

 

 

綾プロ10周年記念フォーラムの開催について

 平成17年5月、九州森林管理局・宮崎県・綾町・てるはの森の会・日本自然保護協会の5者が協定を結び、照葉樹林の保護と復元を大きな柱とする「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」(綾の照葉樹林プロジェクト)がスタートし10年が経過しました。

 このプロジェクトにおける10年間の検証と今後の展望について、地域住民の方々を交え意見交換を行うとともに、本プロジェクトに対する一層の理解を深めることにより、今後のプロジェクトの推進を図ることを目的に、「綾の森が歩んだ10年、これからの10年」と題し、記念フォーラムを9月5日に綾町の高年者研修センターにおいて約190名が参加の中、開催されました。

 フォーラムの第一部として九州局の中山業務管理官、宮崎県の内田欽也副知事の挨拶のあと、﨑野宮崎森林管理署長による綾プロの概要及び各種取組について報告、及び綾プロと兄弟プロジェクトと言われる、関東森林管理局での「赤谷プロジェクト」の取組等について、赤谷森林ふれあい推進センターの藤澤将志所長による基調報告が行われました。

 第二部では、地域住民の方々からの質問や提案を通して今後の綾プロの在り方や、いかに地域に根ざした活動としていくのか考えるため、綾町民5名、綾プロ協定者5名による、「綾プロの10年そこが聞きたいこれが言いたい」と題したパネルディスカッションを開催しました。

 この中では、「綾プロの活動を通じて、町民が綾の良さに気づくことができた」「綾プロの町内への浸透をもっと図るべき」など色々な意見を聞くことができました。

 最後に日本自然保護協会の亀山章理事長、綾町の前田穰町長の挨拶により閉会となりました。

 

 

 10周年記念フォーラム1

10周年記念フォーラム2
綾町の高年者研修センターにおいて開催 第二部パネルディスカッションの様子

 

 

 

綾プロジェクト第22回連携会議を開催

 6月30日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第22回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。

  会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「綾プロも大きな節目である10周年を迎えた。これから10年もさらに協定5者が連携・協働して取組んで行きましょう」と挨拶しました。

 会議は、協定5者から平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

また、事務局から5月17日に10周年記念行事として開催された「新緑の森へ行こう」についての事業報告や日本自然保護協会より新たな保護地域制度「IUCN保護地域グリーンリスト」について説明がありました。

 最後に綾プロも10周年を迎え、今後開催される記念行事も含めて、協定5者が一丸となり取り組むことが確認され閉会ました。

 

 

 綾町役場にて

連絡会議の様子
宮崎県綾町役場にて開催 第22回連携会議の様子

 

 

お問い合わせ先

計画保全部計画課計画課01 
担当者:森林施業調整官
代表:096-328-3500(内線620)
ダイヤルイン:096-328-3620
FAX:096-325-3804

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