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平成26年度の取組

 

第2回ボランティア間伐及び森林の散策の実施

 2月21日に宮崎県綾町中尾国有林2045よ林小班において、平成26年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、信州大学地域戦力センター1名(韓国からの留学)、宮崎大学5名、南九州大学2名、立命館アジア太平洋大学1名(別府市)の大学関係者と学生及びてるはの森の会会員9名、綾町民、水源の森関係者を含めた23名が参加し実施されました。
 綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長より「本日は、多くの方に参加いただきました。綾プロの目的の一つである復元事業としての間伐作業等を体験しながら、参加者間の交流も図っていただきたい」との挨拶後、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「綾プロの事業内容等について」説明がなされました。
 その後、準備体操、班編成を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署担当者による間伐の実演及び安全指導を受け、間伐班と森林の散策班(ガイド:河野耕三氏)」に分かれ(60分で交代)、森林管理局・署職員の指導の下、参加者どおし友好を深めながら楽しく作業を行いました。
 参加した大学関係者・学生は、森林・林業関連を学んでいるが間伐・玉切り作業は初めての人が多く、「自分の力で初めて木を倒した。貴重な経験となりました」、「綾プロでは、韓国や長野県にない取組を行っており、今後も注目していきたい」、森林の散策では、「照葉樹林を含めた動植物の生態やトロッコ道跡、炭焼き跡など山に生きた先人の歴史について、貴重な話が聞けて良かった」などの声が聴かれました。

 

 

 

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 開会の挨拶をする﨑野健輔宮崎森林管理署長とボランティア参加者      間伐指導をする宮崎森林管理署職員と2班のメンバー     伐倒方向を確認する立命館アジア太平洋大学学生の本多さん     

 

 

 

 

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     初めての作業に挑む信州大学助手の李(イ)さん          慣れた手つきで鋸を入れるボランティア      フェーリングレバーを使いこなす宮崎大学学生の田嶋さん

 

 

 

 

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      玉切りにチャレンジする宮崎大学学生の川口さん            やり遂げた充実感に笑顔の記念撮影。はーいチーズ!

 

 

綾プロ第21回連携会議及び綾プロ事業説明

 2月10日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾プロ)第21回連携会議が、関係機関5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)等の出席の下、開催されました。
 会議は、平成26年度事業取組状況(進捗状況)、10周年記念行事の実施、綾プロ事業説明の実施、綾プロ管理計画の策定、綾プロの運営等について報告及び提案がなされ、事務局提案どおり了承されました。
 特に、平成27年度は綾プロが10周年を迎えることから記念行事を含めて、協定5者が一丸となり取り組むことが確認されました。
 また、これまで同日に開催していた綾プロ事業説明会は、新たに2月15日の綾町公民館大会の場で行うこととされ、協定5者の代表として﨑野健輔宮崎森林管理署長が説明を行いました。
 当日は、綾町公民館ホールに綾町民約600名が参加する中、﨑野署長より「綾プロの取組と成果、協定5者による協働の取組」について説明がなされるとともに、平成27年度は綾プロが10周年を迎えることから記念行事への支援・参加をお願いしました。

 

【第21回連携会議】

 

 

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    開会に先立ち挨拶する前田穰綾町長と九州森林管理局出席者(右から3名)                 熱心に意見を交わしあう各協定者の出席者

 

【綾プロ事業説明】

 

 

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         綾町公民館大会で挨拶する前田穰綾町長(会場風景)    綾プロの取組と成果、協定5者の協働の取組を説明する﨑野健輔宮崎森林管理署長

 

 

第1回ボランティア間伐及び森林の散策の実施

 11月29日に宮崎県綾町中尾国有林2045い1林小班において、平成26年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、昨年度に引き続きソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族30名並びに立命館アジア太平洋大学学生4名(別府市)が参加し実施されました。
 天候不順の日が続き開催を心配しましたが、朝から快晴となり綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「綾の照葉樹林プロジェクトの事業内容等について」解りやすく説明がなされました。
 その後、準備体操、班編成(全体を6班に分け、さらに各班を奇数班,偶数班に分けた)を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署担当者による間伐の実演及び安全指導を受け、奇数班は間伐、偶数班及び大学生は「森林の散策(ガイド:駒田氏)」に分かれ(50分で交代)、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。
 参加した職員・家族は、間伐・玉切り作業が初めて、森林に入るのも初めての人が多く、興奮気味に「鋸を使うのは初めて。伐採作業ができるなんて、貴重な経験となりました」、「会社として生物多様性に取り組んでおり、来年も継続し参加したい」、「森林の散策では、山での生活の歴史や照葉樹林を含めた動植物について、貴重な話が聞けて良かった」などの声が聴かれました。

 

【ボランティア間伐】

 

 

 

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     宮崎森林管理署職員の指導の下、初めての伐倒作業です。(ドキドキしてます)              親子でチャレンジ・・・私、上手でしょう。お父さん!

 

 

 

 

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              さあーこのスギの林齢は、何年生かな?                 職人技だね!・・・僕にも出来るかな?

 

【森林の散策】

 

 

 

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       「どんぐり」について説明するガイトの駒田氏と聞き入る参加者                       炭窯跡で記念撮影・・・はい!ポーズ

 

 

林業経済学会現地視察及び意見交換会

 11月10日に宮崎県綾町中尾国有林2045林班周辺及び綾町高年者研修センターにおいて、林業経済学会(研究会主催者:土屋俊幸東京農工大学教授)による綾の照葉樹林プロジェクト(以下:綾プロ)現地視察及び綾の照葉樹林プロジェクト協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)との意見交換会が開催され、林業経済学会から54名(東京農工大学を含めた9大学の教授・学生等、森林総研、民間研究所など)が参加し実施されました。
 現地視察は、綾町高年者研修センター駐車場に集合し綾プロを代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶、石田達也綾町エコパーク推進室専門監から行程等の説明がなされ、2台のバスに分乗し川中自然公園に移動、2班に分かれ中尾国有林2045林班周辺の炭窯跡、インクライン跡、森林鉄道跡、製材所跡などを視察しました。
 その後、場所を綾町高年者研修センターに移し、「綾の挑戦 ―持続的な地域づくりと森林管理―」と題して意見交換が行われました。
 意見交換会は、前田穰綾町長より歓迎挨拶、九州森林管理局から「綾プロの取組及び森林管理局・署の取組」、てるはの森の会から「てるはの森の会の活動報告」、綾町から「綾ユネスコエコパークについて」の説明・質疑がなされた後、総合討論として「協働プロジェクトの成果」、「森林資源管理のあり方」、「綾の地域づくりとの連動」等について、相互間での意見交換を行いました。

【主な質疑】
 * 綾プロと綾エコパークとの関連性は。
  * 綾エコパーク申請・登録に至る計画と戦略は。
  * てるはの森の会の運営と活動を知りたい。
 * 綾エコパークのゾーニング(核心、緩衝、移行地域)が地域にどう影響しているのか。
 * 綾エコパークから綾プロへの影響を知りたい。
 * 綾町の地域コミュニティ(自治公民館体制)の内容とシカなどの獣害対策を知りたい。
  * 綾プロに設定されたエリア毎の計画・事業目標は決められているのか。

 

第20回連携会議の開催

 6月27日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第20回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。
 会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「先般、第2回国際照葉樹林サミットが屋久島で開催された。綾プロも、大きな節目である10周年を迎える。また、このプロジェクトは綾ユネスコエコパークの中核を担っており重要な取組です。さらに協定5者が連携・協働して取組んで行きましょう」と挨拶しました。
 会議は、関係機関5者から平成25年度事業報告及び平成26年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。
 また、事務局から①森林環境教育基本計画策定部会の設置、②綾プロ10周年記念行事の実施、③有識者会議の開催、④第Ⅲ期短期行動計画の見直しについて提起され、今後さらに策定部会、10周年記念行事実行委員会及び連絡調整会議の場で検討・調整することが確認され、連携会議を閉会しました。

 

 

 

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      河野耕三座長(てるはの森の会代表)の挨拶に始まった連携会議の風景  真剣に議論する中山計画保全部長(左)、﨑野宮崎森林管理署長(中央)、原田地域林政調整官

 

 

第2回国際照葉樹林サミットin屋久島

平成26年6月7日、鹿児島県屋久島町宮之浦の屋久島離島開発総合センターにおいて、「第2回国際照葉樹林サミットin屋久島」が第2回国際照葉樹林サミットin屋久島実行委員会主催(後援:林野庁九州森林管理局)により、「照葉樹林の理解を深め、その保護と賢明な利用に関する各地の取組の情報交換や交流を通じて持続可能な自然と人と文化の未来を展望し、地域づくりにつなげる機会とする」目的で、関係省庁、地方公共団体、有識者、民間団体、地元住民などが参加し開催されました。
サミットは、冒頭の荒木耕治屋久島町長(実行委員長)の開会挨拶の後、来賓挨拶において川端省三九州森林管理局長は、「照葉樹林の素晴らしさや次世代に引き継ぐ重要性を多くの皆様と共有するとともに、生物多様性の保全や森林を活かした地域づくりの取組を皆様と進めて参りたい」と挨拶しました。
その後、基調講演1(湯本貴和京都大学教授など)、2,テーマセッション1、2、全体討議が行われ、最後に屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク再登録への取組を含めた「第2回国際照葉樹林サミット宣言」を採択し閉会しました。
なお、平成26年5月25日には、プレイベントとして4月に設定されたヤクタネゴヨウ植物群落保護林(屋久島町西部の瀬切川左岸流域:国有林)において、町民17人及び屋久島森林生態系保全センター職員等が参加し現地見学会が開催されました。

 

 

 

 

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          屋久島離島開発総合センターにおける開会式の風景               来賓挨拶する川端省三九州森林管理局長

 

 

第2回連絡調整会議及び県有林現地検討会

平成26年5月30日、宮崎県綾町役場会議室において関係者17名が参加し綾プロ第2回連絡調整会議が開催されました。
午前中に開催された会議では、関係機関からの報告がなされた後に、議事に入り(ア)連携会議の議題、(イ)森林環境教育基本計画策定部会の設置等、(ウ)綾プロ10周年記念行事のスケジュール等、(エ)有識者会議の開催などについて、検討・確認し閉会しました。
午後からは、連絡調整会議出席者全員が参加し、綾プロにおける森林環境教育等の利活用を検討している県有林(綾プロエリア)の現地検討会を開催しました。
現地検討会では、宮崎県有林担当2名が参加し現況等の説明がなされた後、実際に遊歩道や林内に入り、森林環境教育等への利活用の問題点等について質疑・検討を行い、今後さらに検討を重ねることとし現地検討会を終了しました。

 

 

 

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          これまでの県有林遊歩道等の利用・整備の説明を聞く参加者             宮崎県担当者と利用等について意見を交わす参加者

 

 

平成26年度第1回連絡調整会議及び綾プロ勉強会

第1回連絡調整会議

平成26年4月24日(木曜日)に、宮崎県綾町役場会議室において、綾プロ協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の事務担当者18名が参加して、平成26年度第1回連絡調整会議が実施された。

会議は、各組織からの報告がなされた後、議事に入り(ア)平成25年度事業実行報告書の作成、(イ)森林環境教育基本計画策定スケジュール等、(ウ)綾プロ10周年記念行事の内容及びスケジュール等について検討・協議がなされ、第2回連絡調整会議を5月30日(金曜日)に開催する事を確認し終了しました。

 

綾プロ勉強会

平成26年4月25日(金曜日)に、宮崎市の宮崎森林管理署会議室において、九州森林管理局綾プロ担当者3名(計画課長、森林施業調整官、生態系保全係長)と宮崎森林管理署職員12名が参加して、綾の照葉樹林プロジェクトについての勉強会が開催されました。

勉強会は、﨑野宮崎森林管理署長、近藤九州森林管理局計画課長の挨拶に始まり、松永森林施業調整官から綾プロのエリア、行動計画(協定書、短期行動計画、単年度事業計画等)、運営体制、国有林の取扱い(総論)などについて説明がなされた後に、質疑や意見交換がおこなわれ勉強会を終了しました。

 

 

 

 

平成26年度第1回連絡調整会議

 

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        平成26年度第1回連絡調整会議の協議風景     綾プロ勉強会・・・運営体制等について説明する局担当者(写真奥)       綾プロ勉強会・・・質疑・意見交換の風景

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

計画保全部計画課計画課01 
担当者:森林施業調整官
代表:096-328-3500(内線620)
ダイヤルイン:096-328-3620
FAX:096-325-3804

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